2005.12.04 (Sun)
e-Sax その2(完)
不良品は、はめ込む部分の中央部が波打つように凹んでいて、いくら力をかけても角度を変えてもきちんとはまらないのに対し良品はなにも気遣いせずスポッとはまりました。もし同様の症状の方はメーカーか販売店に問い合わせてみましょう。
で、あらためてスペーサーの位置とかいじって使ってみました。
使用サックスはセルマーSA80-1と、ヤマハYAS-62です。
・位置によって微妙に最低音の出しやすさとか変わりますね。
・位置や支持ゴムのあたり方が悪いとに特定の音だけ”ビビリ音”が出る場合あり。
・右手小指キーの操作性は位置調整と慣れで、あまり気にならなくなりました。
・左手高音キー(D#以上)はちょっとやりにくさが残り、高速フレーズではやりにくいものも有り。
・右手サイドのトリルキー(C、E,F)もちょっとやりにくさが残る。少なくとも、手首全体を動かしてトリルするような動作は無理かも。
・サブトーンっぽい音はだいぶ感覚がわかってコントロールできるようになった。
・オルタネートフィンガリングとか倍音とかも、充分出せるんだけど、”裸”の状態と管の振動状態が多少異なる(ボトムスペーサ等のゴムで管を支持している=管の振動を多少なりとも変える)ので完全にコントロールするには慣れが必要か。
・内蔵マイク、エコーをoffにしても、ごくわずかエコーが残りますし、ちょっとノイズが気になる。(内部回路でまざっちゃってる??)まあ、練習レベルでは全く気にならないんですが、これで「きちんと録音」するのはちょっとつらいかなと。
・下腹にあたる位置の、ケースを閉じるための「パッチン」が、時々練習中にはずれていることがある(パッチンが服にあたって、つかっているといつのまにか開いてしまう)ので、はずれにくくする対策を望む。
てなかんじですが、なんだかんだ言って「練習用に好適なすばらしい製品」だと思います。練習場所に困っているひとにはオススメできると思いました。
一応また録音してみました。カラオケにあわせた一発取りで、サックスの音はe-Saxのラインアウトそのまんまです。
まあしやるろいある風、
セルマーSA80 + Mayer 6M。譜面無くてうろおぼえなんで間違えてますごめんなさい。
というわけで今週本来の購入者に引き渡すので短いe-Sax体験もここまでとなりました(残念)
私自身はこれが「充分使える」ということがわかったので、必要に迫られたら自分でも買ってしまうのではと思います。 以上!
タグ : サックス
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