2005.08.22 (Mon)

WX5の初期設定調節(リップセンサー編)

ずいぶん間隔が空いてしまいましたが前回の続きで、WX5のリップセンサーの調整について。

●リップセンサーの調整について

前提として私は、
 リップセンサーで、上下「全音」ぶん(MIDI的には±2)ベンドをかける
ということを原則にしています。音源側の最も一般的なベンドの設定は、±2なので、音源側をこの設定のまま、とするとアンブシュアを完全にゆるめるとベンド値最小、アンブシュアをきつきつにするとベンド値最大、となることが必要です。
こうなるとWX5側で
 ・タイトリップ奏法
 ・ベンド幅は「Wide」
にすることは必須です。ですので後は、リップセンサーの「ゲイン」と「ゼロ」を適切に設定するだけ。

ゲインをあまり高くすると、ちょっとアンブシュアを変えただけで音程がずれてしまうのでコントロールが難しくなります。なのでいままではそんなにゲインをあげず設定していました。
なお、ゼロのほうは、アンブシュアなしの状態でダウンベンド最大になるように調節するので自動的に決まります。

ということでとりあえず今までの感覚で設定して吹いてみたのですが、問題が発生。

実は3ヶ月程前から、サックスのレッスンに通い始めていて、そこで気づいたのが
「いままでよりもう少しゆるめのアンブシュアにしたほうが良いサックスの音がする」ということでした。

そして、どうも今までのWX5の設定は「いままでのややきつめのサックスアンブシュア」にあわせたものであるようなのです。

つまりサックスのときは「ゆるゆるアンブシュア」、WX5のときは「ややきつめアンブシュア」になってしまうわけで、練習中でまだ「自分のポイント」をつかめていないサックスのアンブシュアに悪影響を及ぼしかねない。

というわけで、なんとか、WX5を「ゆるゆるアンブシュア」で自在にベンドコントロールできるよう設定しないといけないわけなのですが、

前述のようにゲインをあまり高くすると、ちょっとアンブシュアを変えただけで音程がずれてしまうのでコントロールが難しくなります。
ちなみにこの辺詳しく解説されているのが、老舗ウインドシンセサイト「Art's windsynth page」内のこのページ
この中の2番目のグラフ(wx5-reed-bend2.jpg)がゲインとゼロ(offset)の関係が良くわかります。

このグラフで注目すべきひとつは、どの設定でも、縦軸(Midi Vend Value)が一定Reed距離の間ゼロになるところがあるということで、これは「Flat Spot」と呼ばれています。リードを噛む圧力がFlat Spotの範囲内であれば多少噛む力が不安定でも、音程としては一定になるわけで、Flat Spotが狭いほど厳密なコントロールが要求されます。
ゲインを高くするほどFlat Spotは狭くなります。

でまあ、なるべくゲインを低いまま、なんとかならないものかと、音源側の設定を変えたり、リードの厚みを加工して変えてみたり、サックス用のリードを加工して付け替えてみたりと、いろいろやったのですが、なんだかんだいって、そのまんま、標準のWX5/VL70-mのセッティングのまま、ゲインとゼロをうまく追い込むのが一番よかったというあたりまえの結果になりました。(やっぱりうまくつくられているんですね)

ちなみに最終的な私のLip Gainの設定値は、最大値(一番右)から角度にして20°くらい左にもどしたところになります。 ZeroはそのGainの位置で、マウスピースを噛まずに、ベンド値がほぼ最低(=全音下の音が出る)位置。
ただしLip Gainは20°と書きましたが、実際にはごくごく僅かずれただけでコントロール感が大きく変わります。なので何度も何度も吹きながら微調整していく必要があります。

以上長文のわりには内容がないモノになってしまいましたが、ブレスとリップの調整結果記録でした。

テーマ : 楽器 ジャンル : 音楽

タグ : WX 試してみた

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