2011.12.28 (Wed)

IFW 導入マニュアル追記

WX5でIFWを使う場合のあれこれについて質問いただきましたのでこの場を借りて書いてみます
なお必要に応じ以前書きました、MacでIFWを使う場合の簡易版導入マニュアルも参照ください。


まず、IFWが認識するMIDIメッセージですが

・ノートON/OFF、
・ブレス(CC #2)  ※CCはコントロール・チェンジの意
・ピッチベンド(PB)
・ポルタメントタイム(CC #5)

のみです(たしか)。一般的なシンセが通常認識するベロシティ、CC#7(ボリューム)、CC#11(エクスプレッション)、CC#01(モジュレーション)、CC#65(ポルタメント on/off)、アフタータッチ、プログラムチェンジは、認識しません。WX5等からこれらを送っても無視されます。

よって、最も一般的なWX5のディップスイッチ設定は
・ブレス(CC#2)を送信(WinのスイッチがB/C)
・リップセンサーを使う場合はピッチベンド(LipのスイッチがP/B)
・右手ホイールはピッチベンド(LipのスイッチがPB)
になると思います。なお、リップセンサーでベンドをしたくない場合はLipをMWにしたり(IFWはMWを認識しないので無視される)、リード無しのタイプのマウスピースを使っても良いです。

なお、WX5でVL70-mを鳴らす場合も、ブレス(CC#2)を送信が基本になりますが、実はVL70-mはブレス(CC#2)とエクスプレッション(CC#11)を同じものとして認識するというシンセ音源として例外的な仕様になっており、WX5からCC#11を送信しても、CC#2を送信したときと全く同じ音色変化をします。CC#11は一般的な音源では普通音量が変化するので、VL70-mと他の音源を併用するときは便利なのですが、IFWはCC#11を認識しないため、音は出るが音量変化ができないという結果になってしまいます。
なお、VL70-mには別の機能として、WX5からのCC#2を、CC#11に変換してMIDI OUTする、という機能もついていて、前述の理由で便利な機能なのですが、やはりこれがONになっていると、VL70-mからCC#2が出力されないためIFWはうまくコントロールできないことになります。(ブレスボタン→ブレスコントロール→BCにするとOFF。マニュアルP153)




ブレスやベンドによる音色の変化ですが、IFWのマトリクスモジュレーション機能(といって良いのかな)のおかげでいろいろな音色変化を簡単に設定することができます。ここの設定のしやすさは非常にすばらしいと思います。

モジュレーションのSOURCEとして、コントローラーとしてはブレス(CC#2)、ベンド、グライド(CC#5)が選べます。
IFW-SOURCE.jpg

モジュレーションがかかる側(DESTINATION)も↓のように多彩です。
IFW-DESTINATION.jpg

SOURCE 1とSOURCE 2は掛け算されるそうです。
例えば上写真の[2]ではブレスをある程度吹き込んだときに、ベンドを掛けると、フィルター1のレゾナンスが変化する、という設定になっています。


グライド(=ポルタメントタイム、CC#5)は本来のグライド奏法だけでなく、SOURCEとして音色変化に使うことも出来ます。残念ながらWX5はCC#5を直接送信できない(EWI4000sやEWIUSBはできる)のですが、

CCの変換機能を備えたソフトウェアを挟めば、WX5でもグライド奏法をすることができます。Mac用のフリーソフトでは、例えばMidipipeがあります。WX5は設定により、右手ホイールからCC16や17や74が送信できるのでこれをCC5に変換してやればWX5でもIFWでグライド奏法できます(実際に私はやってます。グライドの長さをコントロールするのがむずかしいけれど・・)。


タグ : WX5 IFW ソフトシンセ VL70-m

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*Comment

■WX5/IFW

早速のご説明ありがとうございます。
ご指示に従って試してみます。
ビギー |  2011.12.29(木) 16:33 |  URL |  【コメント編集】

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