2011.08.13 (Sat)

FMHorn + ewiVoicing2.0

前エントリでご紹介&予告しました通り、Mac用ソフトウェアFM音源「FMHorn」と、Mac用ハーモナイザーソフト(フリーソフト)である「ewiVoicing2.0」を組み合わせていろいろやってみました。

ewiVoicingについては以前のエントリや、yanaseさんの公式ページを参照していただきたいですが、ウインドシンセの単音のMIDIまたはAudio入力に対し、指正定しておいたハーモニーをつけて出力することができるソフトです。例えば「OneNote Voicing」モードでは、EWI30X0シリーズまでが備えていたコードプレイ機能に相当することがEWI4000sやWXシリーズでも実現できます。また、「Rotate」モードでは、マイケルブレッカーがアルバム"Michael Brecker"収録の"Original Rays"や、その他の種々の演奏(Youtubeだとコレとか)で用いている"Rotateモード"を実現する機能が追加されています。

Rotateモードとは、マイケルが長く使っていたアナログシンセ Oberheim XpanderやMatrix-12にある機能で、例えば「ド・ド・ド・ド・ド・ド」と吹くだけで「ド・ミ・ソ・ド・ミ・ソ」というように、トランスポーズ値を指定しておいた音程がRotateして鳴る、という機能です。マイケルはこの機能と、単純なトランスポーズの機能を上手く組み合わせて「Original Rays」のような演奏をしています(さらに詳しくは以前のエントリからリンクを辿ってください)。

晩年のマイケルは、音源としてLogic+ソフトシンセを使用していましたが、Rotateの再現にはLogicで複雑なプログラムを組んでおり、挑戦するには正直敷居が高いものでした。しかしewiVoicingを使うとかなりシンプルにRotateを再現することができます。ewiVoicing用の音源としては何を用いても良いですが、FMHornsは4音色を重ねて鳴らせるスタンドアロンのウインドシンセ用音源ですので、簡単に連携して使うことができます。また、ボイシングの切り替えも、FMHorns側の音色の切り替えも、どちらもプログラムチェンジで同時に切り替えられる点も便利です。もちろん同じようなことは、Logicなどのソフトを使えばできますが、かなり安価にシンプルにできるのはFMHorn + ewiVoicingの良いとこだと思います。

CapturFiles-201108223_220829.jpg
   ↑ewiVoicingのRotateモードの画面例


というわけで、前述のマイケルの「Original Rays」のRotateハーモニーをCDをいっしょうけんめい聴いて採譜(?)しまして、それらしい設定を組んでみました。ewiVoicing2.0用の設定ファイルとしてアップしますのでご興味のある方はお試しください。

 ・MB風Rotate設定ファイル(ewivoicing2.0設定ファイル)

使用方法の解説は長くなりそうなので別エントリで書きます。とりあえずは吹いてみた結果。

♪「ド・ド・ド・ド・ド・ド」と吹くだけで、ハーモニーが入れ替わります。またそのパターンをプログラムチェンジで切り替えられます(ここでは3つのパターン)
Demo3_FMHorn-ewIVoicing-Rotate.mp3

♪メロディーを演奏するだけでハーモニーがつきます。コード進行にきちんと沿ってはいないですが。。
Demo4_FMHorn-ewIVoicing-GM.mp3

♪同上。フレーズの合間にときどきパターンをプログラムチェンジで切り替えてます(フットコントローラー(YAMAHA MFC10)使用)。やっぱりコード進行にきちんとあったハーモニーというわけではないですが、まあ、これはこれで良いかな、と。
Demo5_FMHorn-ewiVoicing-AKA.mp3
Demo6_FMHorn-ewiVoicing-Giant.mp3

♪ほんでもって、マイケルに挑戦。パターンを7種くらい、演奏中にフットコントローラーで切り替えてます。使用している音色があまりアナログシンセっぽくないので、マイケルの録音の再現、にはなっていませんが、マイケルはともかく、ewiVoicing + FMHornで出る独特の雰囲気がある、と思います。如何でしょうか???
Demo7_FMHorns-ewiVoicing-MB.mp3


ソフトの設定などについては次エントリにて。

タグ : ソフトウェア ソフトシンセ 録音してみた WX5

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