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2009.01.04 (Sun)

EWIUSB レポート(その8:ベンドについて考える)

EWIUSB+ARIAにおけるベンドダウン/アップの挙動についてのメモ。

このメモの前提として、EWIUSBのベンドダウン/アップセンサーは、それぞれベンドダウン/アップに使用するものとする(初期設定のまま)。この場合、通常、ベンドセンサーの操作で音程がベンドダウン/アップする。

【その1】
ARIAの「EWI Cifiguration」に「Pitch Bend Gain」の項目があるが、これを小さくすると、ベンド幅を小さくできる。例えばこれをゼロにすると、どの音色においても、ベンドセンサーで音程は変わらない。
しかし、ある数値以上にすると、ベンド幅は変わらず、ベンドセンサーの感度が変わるのみである。例えば最大値(127)にすると、ON/OFF的なベンド制御になる。この「ある数値」は設計上どこが境界かわからないが、聴感上、初期設定値かつ中心値の64あたりと思われる。
つまり、0~64まではベンド幅の制御、64~127はベンド感度の制御、になる感じ。


【その2】
ARIAは音色によって、最大のベンド幅があらかじめ決められており、かつ、変更できない。
「Pitch Bend Gain」を最大値(127)にして、音色を変えてベンドダウン/アップをするとその幅がわかるが、これが結構バラバラである。

全てを調べたわけではないが、いくつか調べたものは下記の通り
(+-1とはベンドアップ半音分、ダウン半音分、+-2とはベンドアップ全音分、ダウン全音分という意味)

Sax音色:Sax Tenor Bandのみ+-2、他は全て+-1
Clarinet Bb:+-2
Flute音色:全て+-0
Oboe:+-1

Flugelhorn:+-1
Trombone:+-3
Trumpet Band/Jazz: +-2
Trumpet Harmon Mute : +-1

Cello : +-4
Dbl Bass : +-2
Violin : +-2

Chimes : +-1
Glockenspiel : +-2
Handbells : +-0
Xylophone : +-0

Synthesizer音色 :Arp Josieのみ+-2、後は全て+-3

というわけで、音色をレイヤーする(重ねる)ときに、その点も考慮する必要がある。実際上はベンド奏法は「ごく一瞬ベンド」が多いので、ベンド幅がずれていてもさほど問題ないと思われるが、ブレッカーのように「長時間ベンド」を積極的に活用する演奏の場合考慮が必要。むしろその差を積極的に利用できればおもしろいとも言える。
なお、最初に述べた「Pitch Bend Gain」の値を0~64の間で動かすことで、各音色間のベンド時の音程を調節できる。普段は1音ずらしでベンドのときだけ音程がぴったりあう、なんてのも可能(必然性があるかはともかく)


【その3】
ベンドダウン/アップの時に音程のほかに、音質も変わる音色がある。音質が変わる場合の挙動は全て
・ベンドダウンの時に「こもった音」になる(フィルターが閉まる、またはフォルマントが変わる?)
・ベンドアップの時に「わずかに明るい音」になる(フィルターが少しだけ開いている?)
ただし、音色によってその「程度」は異なる。

例えば、
サックス音色ではいずれもベンドでの音色変化があるがその中でも特に「Sax Tenor Jazz」は、ベンドダウンで極端に音質が「こもる」挙動をする。
このベンドダウンで音質が「こもる」挙動は、実際のサックスでもリップベンドをすると概ねそういう挙動になるので、その再現としては、よく考えられていると思う。またこれをうまく使えば、「サックスにおける換え指運指でこもった音を出す」奏法の再現にも応用できそう。

他の音色では、
Woodwinds系、 Brass系音色はいずれもベンドでの音色変化がある。
おもしろいのはFlute系音色で、いずれもベンド幅が+-0で音程変化をしないが、ベンドでの音色変化はかなり大きく、フィルターが閉まることにより聴感上の音量変化まであるので、ブレスによるビブラートと違う効果が期待できそう。

Strings系、Pitched Percussion系、Synthesizer系音色はベンドでの音色変化は無いようであった。


・・・・こういう音色毎のベンド幅とかのデータは、メーカー側に早くまとめて公開していただきたいと願う今日この頃であります。



【その4】(追記:2009.01.05)
 EWI USBがインストールされてるフォルダの中の「Programs」フォルダに、各音色の挙動がプログラミング記述された拡張子が.sfzになってるファイルが入ってますが、この中の項目をいじると、最大ベンド幅が変えられます。
例えばベンド幅+-2の「Arp Josie.sfz」の場合、そのファイルをテキストエディタで開くと、その中の2カ所に
 bend_up=200
 bend_down=-200
 bend_smooth=250
と書かれたところがあります。(2カ所あります)

これを例えば
 bend_up=300
 bend_down=-300
 bend_smooth=146
に書き直すと、ベンド幅が+-3になります。(この数値は、他のベンド幅+-3のシンセ音色の多くがこの数値だったので、それをコピペしたものです)

この数値が本当に適切なものかどうかは、わからないですが、とにもかくにも、ベンド幅が+-3になることは確認しました。
まあ、非常に面倒な方法ですので、現在のところ実用的ではないですね。

なお、もし試される方は、自己責任、かつ、かならず、元のファイルのバックアップをとってから行うことをおすすめいたします。

タグ : EWIUSB

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*Comment

EWI USBのベンドってほんと色々あってすげー楽しいっすよね(・∀・)

で、実は先日紹介してもらったよしめめブラスですが、実はTrumpet - Bandの音、ベンドがかかりませんw

最初ベンドかけっぱなしにすると妙な不協和音が鳴ったので、レイヤーからはずそうと思ったのですが、どうしてもペット系の音色が欲しかったのもありますが、実はこの「にごる」のを逆手に取ってたりもします。
ようはベンドかけた時にデチューンがかかって、吹いた時具合が良かったんです。

「かけっぱなし」ってことは普段しないので放置してますけど、ブレッカーみたいな演奏しようとすると困るのは事実なんですよねw
よしめめ |  2009.01.04(日) 03:08 |  URL |  【コメント編集】

どもです!
おっしゃっている通り、よしめめブラスは、「にごる」のが逆に良い感じですね。
控えめに重ねる分には、聴感上あまり気にならないのは確かですね。
わかってて、さらにそれを活用できるか、そのセンスがやはりポイントですね。
練習しよっと!
Kirino |  2009.01.05(月) 21:28 |  URL |  【コメント編集】

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