2007.01.06 (Sat)
MP3編集とか耳コピとかDick Oattsとか
音楽関連ではCDをいっぱい買った他、
昨年録りためたいろんな音声ファイル(自分のライブとかレッスン記録とかネットラジオとか)の編集と整理、それからDick Oattsのサックスの耳コピ等やってました(というか今もやってるところ)
そんなこんなでそういう作業に便利なMac OS-X用のソフトウェアを探して、いくつかレジストしました。いやーオンラインソフト買ったのも久しぶり。
レジストしたのは次の3つ。
・Amadeus Pro
http://www.hairersoft.com/AmadeusPro/AmadeusPro.html
AIFF,WAV,のほか、MP3に、AACやApple Losslessまで直接読込・書出ができるマルチトラックの音声編集ソフト。読み込みもノーマライズもかなり速い。各操作がかなり使いやすい。よく使う作業を登録できてクリック一発で処理できる。曲間にマーカーをつけて、曲毎に分割した音声ファイル(AIFFでもMP3でも)を一度に書き出せるほか、直接音楽CDに焼き出しできる。
EdirolのR-1で録音した自分のライブを読み込んで、不要部分をカット、ノーマライズして、直接CD焼く、なんて作業がこのソフトだけで簡単に出来ます。
・Fission
http://www.rogueamoeba.com/fission/
MP3ファイル編集ソフト。MP3, AAC, といった圧縮ファイルを「再変換せず」そのまま分割・切り貼りでき、さらにフェードイン/アウトとノーマライズ(音量調整)できる。編集画面に波形が出るのでとっても使いやすい。
・Transcribe!
http://www.seventhstring.com/xscribe/screenshots.html
耳コピ用ソフト。各種音声ファイルを読み込んで、音程を変えずに、リアルタイムで速度を遅くしたり速くしたりして繰り返し聞けるソフト。波形を見ながら必要な場所を指定、ゆっくり何度も聴きながら耳コピします。もちろん速度を変えずに音程を変えることも可能。
同種のソフトはいくつかありますが、使いやすさでは断然これが良いと思います。指定範囲に含まれる周波数グラフをピアノ鍵盤上にグラフ表示してくれるので耳コピの補助になる。
昔から使ってましたが、最近のバージョンになってMP3を直接開くことができるようになったのでさらに便利になりました。
ちなみに今何を耳コピしてるかというと
サックスの先生にこないだおすすめをいただいた
Dick Oattsでして、いろんなアルバムがあるんですが、
スタンダードで、自分があんまり得意でない曲、ということでGreen Dolphinをやってます。
iTunes Storeにもあります(視聴可能)

をクリック。
Dick Oattsも恥ずかしながら私全然聴いたこと無かったんですが、Kenny Garrettの師匠なんだそうで。
そんなわけで、ギャレットそっくり(ではなくてGarrettがOattsそっくりなわけ)ですが、音色的にはギャレットほどギョロギョロ極端ではなく、端正で、リーコニッツとギャレットの良いとこ取りみたいな感じで好きです。
耳コピすると、音使いもそうですが、あまり自分にいままでなじみのなかったアーティキュレーションが結構出てきて、大変ですが楽しいです。
公式サイトでもいろいろ試聴できます
http://www.dickoatts.com/
蛇足ですがDick Oattsでいろいろ探しているとこんなDVDもあったので買っちゃいました
メルルイスのオーケストラの1982年のライブなんですが、リードアルトがDick Oattsで、サードアルトがKenny Garrett。どっちもすげー若い!(ちなみにテナーにはJoe Lavanoも参加してます。ソロは無いですが)曲は1曲を除きハンコックのスタンダードで、アレンジがBob Mintzerというのも自分的には嬉しい一枚でした。
(なおamazonではリージョン1 と表記されてますが実際にはリージョンフリーで、どのDVDプレーヤでも普通に見れました)
コメントありがとうございます
こちらこそ本年もよろしくおねがいいたします。
CDも出てたのですか。(amazonには見つかりませんでしたが)
DVDのMake me smileのディックオーツは確かに凄い!です。
Dolphin Danceのギャレットのソロは確かに盛り上がらないうちに終わっちゃったという感じではあります(悪くは無いですが)でも基本的には現在とかわらないギャレットなのがったおもしろかったです。
所属してる社会人ビッグバンドにMintzerアレンジのDolphin Danceの譜面があるのでこんどやってみたいなーーと思ってます。
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ディックオーツの名前が出てきたので反応しております。あの当時のメルルイスバンドは強力でしたねえ。まだ有名になる前のジョーロバノの強力なソロとか、トムハレルとか、ケニーギャレットが3rdでいまいちなソロ取ったりとか。リズム隊もマークジョンソンがいたりケニーワーナーがいたりジムマクニーリーがいたり。
DVDにもタイトル曲が入ってますが、1982年当時"Make me smile"というレコードがあって、前編ボブブルックマイヤーの前衛的なオリジナル。そこでのディックオーツにはまさに涙した覚えがあります。あと3曲目のジョーロバノには「ナニモンだ?」と吃驚した覚えも。
ちょっと前にCD再発されて持っているのですが、最近は無いかな。というわけで、久しぶりに思い出して聞いてみたりしております。格好良いなあ。
というわけで、今年もよろしくお願いします。