2011.12.30 (Fri)
IFW メジャーデビュー
の1曲目「Waking Up」には宮崎隆睦さんがEWIで参加されていますが、IFW開発チーム経由情報によると実はこの曲で使われているEWIの音源はIFWとのことです。まだβ版なのにいきなりメジャーデビュー!それだけのポテンシャルがあるシンセということですね、すごい!
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iTunes storeでも買えます。
下アイコン↓からEWIが入ってる1曲目だけ購入可能(試聴可能)。

・公式ページの曲解説
http://www1.tmtv.ne.jp/~sutoh/2011_waking_up/songs.html
・HMVによる紹介記事
http://www.hmv.co.jp/news/article/1112010053/
宮崎さんのTwitterにレコーディングの時の写真が1枚あります
http://twitpic.com/6vu0hn
EWI4000sとEWIUSBの2種類写ってますが本番で使ったコントローラーはEWI4000sとのこと。
Macbook Air+ガレージバンド上でIFWが動いてるのがわかりますね。こんなシンプルなセットでプロの使用に耐えるウインドシンセ環境ができるなんてつくづく良い時代になったもんです。
2011.12.28 (Wed)
IFW 導入マニュアル追記
なお必要に応じ以前書きました、MacでIFWを使う場合のhttp://wx5.blog2.fc2.com/blog-entry-347.html" target="_blank" title="以前書いたもの">簡易版導入マニュアルも参照ください。
まず、IFWが認識するMIDIメッセージですが
・ノートON/OFF、
・ブレス(CC #2) ※CCはコントロール・チェンジの意
・ピッチベンド(PB)
・ポルタメントタイム(CC #5)
のみです(たしか)。一般的なシンセが通常認識するベロシティ、CC#7(ボリューム)、CC#11(エクスプレッション)、CC#01(モジュレーション)、CC#65(ポルタメント on/off)、アフタータッチ、プログラムチェンジは、認識しません。WX5等からこれらを送っても無視されます。
よって、最も一般的なWX5のディップスイッチ設定は
・ブレス(CC#2)を送信(WinのスイッチがB/C)
・リップセンサーを使う場合はピッチベンド(LipのスイッチがP/B)
・右手ホイールはピッチベンド(LipのスイッチがPB)
になると思います。なお、リップセンサーでベンドをしたくない場合はLipをMWにしたり(IFWはMWを認識しないので無視される)、リード無しのタイプのマウスピースを使っても良いです。
なお、WX5でVL70-mを鳴らす場合も、ブレス(CC#2)を送信が基本になりますが、実はVL70-mはブレス(CC#2)とエクスプレッション(CC#11)を同じものとして認識するというシンセ音源として例外的な仕様になっており、WX5からCC#11を送信しても、CC#2を送信したときと全く同じ音色変化をします。CC#11は一般的な音源では普通音量が変化するので、VL70-mと他の音源を併用するときは便利なのですが、IFWはCC#11を認識しないため、音は出るが音量変化ができないという結果になってしまいます。
なお、VL70-mには別の機能として、WX5からのCC#2を、CC#11に変換してMIDI OUTする、という機能もついていて、前述の理由で便利な機能なのですが、やはりこれがONになっていると、VL70-mからCC#2が出力されないためIFWはうまくコントロールできないことになります。(ブレスボタン→ブレスコントロール→BCにするとOFF。マニュアルP153)
ブレスやベンドによる音色の変化ですが、IFWのマトリクスモジュレーション機能(といって良いのかな)のおかげでいろいろな音色変化を簡単に設定することができます。ここの設定のしやすさは非常にすばらしいと思います。
モジュレーションのSOURCEとして、コントローラーとしてはブレス(CC#2)、ベンド、グライド(CC#5)が選べます。

モジュレーションがかかる側(DESTINATION)も↓のように多彩です。

SOURCE 1とSOURCE 2は掛け算されるそうです。
例えば上写真の[2]ではブレスをある程度吹き込んだときに、ベンドを掛けると、フィルター1のレゾナンスが変化する、という設定になっています。
グライド(=ポルタメントタイム、CC#5)は本来のグライド奏法だけでなく、SOURCEとして音色変化に使うことも出来ます。残念ながらWX5はCC#5を直接送信できない(EWI4000sやEWIUSBはできる)のですが、
CCの変換機能を備えたソフトウェアを挟めば、WX5でもグライド奏法をすることができます。Mac用のフリーソフトでは、例えばMidipipeがあります。WX5は設定により、右手ホイールからCC16や17や74が送信できるのでこれをCC5に変換してやればWX5でもIFWでグライド奏法できます(実際に私はやってます。グライドの長さをコントロールするのがむずかしいけれど・・)。
2011.12.14 (Wed)
EWI BEST MANIAX!発売
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http://www.alsoj.net/store/view/ALEWIS2.html
この本に連動したアルソ出版のWEBページもオープン中。
http://www.alsoj.net/meets-ewi/index.html
楽譜で使用されたEWI4000s用の音色ファイルのダウンロードができるようになっています。
http://www.alsoj.net/meets-ewi/magazine/view/73/92.html
私は注文はしましたがまだ届いてないのでレビューは週末かなーーー。
**12/18追記**
あまりじっくり読む時間がとれてませんが全曲入門者にもかなり易しい内容になってます。中級以上の方も、記載されているベンドやグライドの指示を実際にやりながら聴きながら真似る、ことで、自分に無かったテクニックに気づいたりできると思います。アップベンドやグライドが割と多用されてますので、これらがあまり得意でない方は練習になるのではないでしょうか。また全曲、推薦のEWI4000sのプリセット音色番号記載、EWIUSBの場合はこの音色で、というお薦めも記載されてます。EWI4000sの音色エディターの詳しい解説も嬉しいです。
2011.12.11 (Sun)
Logic Pro 9とMain Satge 2がMac App Storeに登場。破格破壊。
Logic Pro 9 が 17000yen !
MainStage 2 が2600yen!
どっちもMac OS 10.6.8以上対応ですが、
しんじられなーい破格!
特にMainstageはいろんなソフトシンセエフェクタの設定を登録して、プログラムチェンジその他で即座に切り替えられるという演奏派にはもってこいのソフトで、欲しかったけど、いままでパッケージ版のLogic Studio(\50000超)に付属していたものだったのでちょっと躊躇していたのですが、\2600なら有無を言わさず!というところで早速ダウンロードしました。
WX5で使ってみた感想は追ってアップしますけど、Appleから早めのクリスマスプレゼントもらった気分で~す。
♪12/12追記
ダウンロード後、起動すると必要な音源ファイルとかループ素材とかの追加ダウンロードが必要と言われるので、ダイアログに従ってダウンロードします。全て追加料金はかかりません。が、数GBの大容量のダウンロードなのでこれにそれなりの時間がかかります。膨大な数のソフトシンセ(FMシンセ、アナログシンセ、ピアノ音源 etc..)サンプラー、ボコーダー、ルーパー、ファイルプレーヤー、各種エフェクト、ループ素材が付属していて、これをMIDI鍵盤やWX5やEWIで鳴らせます。MIDI鍵盤なら膨大な種類の音色を普通に繋ぐだけで即座に弾いて演奏することができます。
ホントにこれで2600円でいいの???って感じ。
初期設定では付属のソフトシンセはウインドシンセ(ブレス)で音量コントロールできませんが、
とりあえず、シンプルなアナログシンセ音色を選んで、フィルターカットオフをブレスでコントロールする、という設定を組むだけでも、かなりすばらしい音色で、しかもストレスなく演奏できました。
慣れないこともあり、いまのとこ設定がかなり大変というか全然使いこなせていないです。正直、GarageBandよりは使い方で覚えることがとても多いですが、かわりに慣れればなんでもできそうです。
今日のとこはとりあえずLooper使っていわゆるサウンドオンサウンドなんかを試して遊びました。
こんな感じ↓
WX5-Apple ES M Synth.(MainStage 2)-TEST by wx5workbook
MainStage付属のモノフォニックアナログシンセ(ES M)の音色だけです。バッキングは同じ音色で同じくMainStage付属のLooperでサウンドオンサウンドでテキトーにその場でつくったもの。WX5で吹いてます。
なお、もちろんAUプラグイン音源(IFWやEWIUSB(ARIA)やFMHorn)も読み込ませて鳴らせます。
とりあえずMacでウインドシンセやる方には無条件でおすすめですMainStage 2。
タグ : ソフトウェア
2011.12.04 (Sun)
The Sax Vol.50(2012年01月号)
11月末にThe Sax Vol.50(2012年1月号)が出ています。
http://www.alsoj.net/store/view/S50.html
![]() | The SAX (ザ・サックス) 2012年 01月号 [雑誌] アルソ出版 2011-11-25 by G-Tools |
宮崎隆睦さんが講師の連載のEWI 特集「MEETS EWI!」も20回目。
先号に引き続き、クラリネットアンサンブル「カラフル」の女性4人組に宮崎氏がEWIをレクチャーする、という内容。息の使い方など。
また少し前からWEB版の"MEETS EWI"もオープンしていました。宮崎さんのレクチャー動画は必見です。
http://www.alsoj.net/meets-ewi/index.html
またアルソ出版から12月発売予定のEWI曲集"EWI BEST MANIAX"の情報もあり。宮崎さんのほか、古屋光広さんが大きくフィーチャーされているようです。