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2009.08.20 (Thu)

ソフトシンセ3種

ウインドシンセ系ソフトシンセ情報がいくつかたまってきたのでメモ的にエントリー。

♪Garritan Personal Orchestra 4

 EWIUSB付属ソフトシンセARIAの開発元Garritan社から、ARIAと同じサウンドエンジンを使ったソフトシンセGarritan Personal Orchestra 4が出ています。149.95ドル。
http://www.garritan.com/products_gpo4.html
リンク先に簡易マニュアル、音色リストへのリンクほか、

GPO4 is further optimized for use with the AKAI EWI Wind Controllers


一文があります。

僕的にはシンフォニックオーケストラの音色を欲しいと思う場面が少ないのでいまのところ様子見ですが、どの程度ウインドシンセとの相性が良いかとか、EWIUSB(ARIA)付属音色をインポートして使えるのかとか、興味津々。もし試された方がいらっしゃいましたら是非ご意見を伺いたい次第であります。

♪The Sax Brothers

サンプリング&物理モデル併用のThe Trumpet、Mr Sax Tで知られるSampemodeling社からテナー、アルト、バリトンをバンドルしたThe Sax Brothersが出ています。日本版もあり。
http://www.minet.jp/samplemodeling/the-sax-brothers
確かにデモを聴く限り、パラメーターの打ちこみ併用で使い込めば、現行出ているソフトシンセの中では一番リアルなサックス音色が出るような気がします。EWIでの完全リアルタイムコントロールではどこまでいけるかなーとも思いますが、、実際に試していない私がいろいろ言える立場ではないので後略。

蛇足ながら、日本語版トップページではBernie Kenerson氏がEWIで演奏するMr Sax TへのYoutube動画へのリンクがあるように大活躍のKenerson氏ですが遂にakaipro.comにも公式紹介ページが出来ました。
http://www.akaipro.com/kenerson

♪OP-X Pro
オーバーハイムOB-Xをシミュレートしたソフトシンセ音源が発売になっています。ブレッカーが愛用したオーバーハイムがやっと本格的にソフトシンセ化、デモ音源を聴く限り音も良いし、パラメータを見る限りなんとなくRotateモードも使えそう??ということで、すっごく使いたいのですが、いかんせんWindowsのVSTi専用仕様ということでMacな私としては、試用版を使うことさえ非常に敷居が高く、非常に残念ながら様子見。日本語版13800円、Mac版が出ればかなりの確率で買うとは思うんですが。。。。

日本語版発売元(Media Wave)
https://www.grantech.co.jp/shop/

日本語版販売元オフィシャルレビューとデモ
http://musictrack.jp/index.php?pid=report&id=op-xpro

開発元sonicprojectsには機能制限のFree版もあるんですがこれがウインドシンセで操れるかどうか不明。
http://www.sonicprojects.ch/obx/welcome.html

試した方がいらっしゃいましたらこれも是非感想を伺いたい次第であります。



タグ : ソフトシンセ

22:20  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2009.08.10 (Mon)

電気サックス Selmer "Varitone"解説(THE 中古楽器屋のサイトより)

サックス吹きの大久保詣では欠かせない巡礼地のひとつ「THE中古楽器屋」のサイトに
その昔セルマーが製品化した電気サックス「Varitone」の解説がアップされていました。

Mark VI conversion model《Varitone》 商品詳細のページ
http://www.tcgakki.com/items01/tc015633.html
上記リンクから、さらに詳細な解説コラムのページへ飛べます。vol1と2がありますがVol2では田中邦和氏によるデモ演奏音源&動画あり。(これがまたすばらしい)


結構前に公開されてたもののようですのでご存じの方も多いかもしれないのですが
今日ネットサーフィン(死語)中に偶然見つけまして、内容があまりにも充実していたので
たまらずご紹介。無料で見れるウェブサイトにここまでしっかりした記事を書かれると、音楽雑誌の存在価値がなくなるよなー、と思ってしまいました。

しかしリリコンよりもレアなこの楽器がフルセットでこんな美品で揃っているなんて奇跡に近いんじゃないでしょうか。

海外では
http://www.saxophone.org/varitone.html
のようなサイトに記事がありますね。

一応この楽器は「エディ・ハリスが使っていた」ということで一般的には一番良く知られていると思いますがちなみに僕はエディ・ハリスのこのテのアルバムでは68年・69年のアルバムをカップリングした左のCD(緑)、73年と74年の作品をカップリングした右のCD(赤)を持ってますが、

  とか、  

どちらもオクターバー等多用した電気サックスの音が随所に出てきます。まあ、だからといって「エレクトリックを導入してサックス表現の可能性を大きく広げた」とかいうことは全然無い、と僕は思ってますが、当時の時代の空気を感じつつ肩肘張らずに聴けるサックスによるジャズというよりはインスロトメンタルソウルミュージック、といったところで、ほどよいB級感もあわせて、たまーに聴くと結構心地よかったりして、実は好きです。amazonでは試聴できませんが、HMVやiTunes storeでは試聴できるようですので聴いたことの無い方は一度聴いてみるとなかなかおもしろいかもしれませんですよ。

タグ : その他ウインド

00:38  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(2)  |  Top↑

2009.08.07 (Fri)

EWIUSB ARIAの外観を変えてみた&MIDI CH選択拡張改造

なかなかまとまった時間がとれないのですが、ゆっくりマイペースでewiVoicingとARIAとEWIUSBとWX5の組み合わせを試行錯誤してます。MidiPipeで仕掛けを考えたり、久しぶりにフットコントローラのMFC10を繋げたり、あれこれあれこれ。
いろいろ環境を変えてると、ewiVoicingもARIAも時々挙動不審になりますが、この辺はもう少し再現性を見ないとバグ報告もできないなあという状況。

さて、そんなアレコレしているなかで衝動的に、以前紹介したEWIUSB.comで配布されている
Enhanced Replacement Skin for Aria
 (ダウンロードは↓から)
 http://ewiusb.com/ariaEnhancedSkin

をインストールしてしまいました。ダウンロードのリンク先にもスクリーンショットが多数ありますが、
僕のMacでのスクリーンショットはこんな感じ↓(クリックで拡大)

skined

インストール方法としては、ダウンロードしたファイルを解凍すると、GUIという名前のフォルダがあるので、これをARIAがインストールされているフォルダにある同名のフォルダと交換するだけ(当然ですがオリジナルのGUIフォルダはバックアップしておきましょう)と、簡単でした。

EWIUSB.comでは、Mac版へインストールするとエラーが出ると書いてありましたが、別に何の問題もなく起動しました。

ただし、3つ目の音色のvolume値表示とModltn cc1の値表示が表示されていなかったので、対象のxmlファイル(mix.xmlとeffects.xml)の該当すると思われる部分をなおしたら、上の画像のように直りました。

感想としては、確かに画面全体が小ぶりになって、ノートパソコンとかでは使いやすくなった感じです。またトランスポーズ値がどの状態からでも確認&修正できるようになったので、その点でもかなり使いやすくなっています。


ついでに、
ewiVoicingとARIAを組みあわせて使うときにいつも思っていた、
ARIAのMIDIチャンネルって、どうして任意に選べないんだ!!!という不満。
例えば、一番上で選択する音色は、MIDIチャンネルが、OMNIまたはCH1しか選べません。
2番目は、OMNIかCH2、3番目はOMNIかCH3、4番目がOMNIかCH4、しか選べません。

まあ別に普通に演奏するぶんにはこれでも問題ないのですが、ewiVoicingで、chを使いわけてメロディーと伴奏の音色をクリック一発で切り替えたり、というときには、任意のchを選べるといろいろ可能性がひろがるんですな。

結論としては、xmlファイルをごく簡単にいじることで、この改造が成功しました(上のスクリーンショットは改造後のもので、左端のMIDI ch表示が上からOMNI、CH3、CH3、CH16になってます)

方法としては、
GUIフォルダの中のgui.xmlファイルをテキストエディタ等で開く(オリジナルのバックアップを忘れずに)


32、33行目に

<OptionItem name="Omni" value="-1" />
<OptionItem name="CH 1" value="0" />


という部分がありますので、この後ろに、


<OptionItem name="CH 2" value="1" />
<OptionItem name="CH 3" value="2" />
   中略
<OptionItem name="CH16" value="15" />



というのを足します。
4音色ぶん、同じような部分があるので、全て同様に書き換えて保存
ARIAを起動すれば成功しているはずです。

いやー、これでかなり自由度が増しました!!!!

(以上の改造を試される場合あくまでも自己責任でお願いします)

タグ : EWIUSB改造

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2009.08.05 (Wed)

The Sax Vol.36(2009年9月号)

The Sax Vol.36(2009年9月号)が発売になっています。先月末発売でしたがやっと中身を確認できたので。

THE SAX vol.36 (ザ・サックス) 2009年 09月号 [雑誌]THE SAX vol.36 (ザ・サックス) 2009年 09月号 [雑誌]

アルソ出版 2009-07-25
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EWI関連は、連載の宮崎隆睦氏が講師のEWI 特集「MEETS EWI!」ですが今回は番外編という感じで、特別編(2ページ)はこの5月から6月にかけて行われたシエナウインドオーケストラと伊東たけし氏の共演(EWI4000sと吹奏楽の共演)のレポートと伊東氏へのインタビューの記事。残りの2ページが宮崎隆睦氏が女性サックスユニット「IARA」のお二人に「はじめてのEWI」をレクチャーする、という内容。


その他詳細はザ・サックス公式サイト↓をどうぞ。
http://www.alsoj.com/SHOP/S36.html

また、
IARAさんのサイト
http://sound.jp/iara/

IARAのお一人、山本リエさんのブログより、こちら↓の7/29日の記事とか
http://y-gonchi.jugem.jp/?month=200907

もう一人の品川エミさんのブログ
http://blog.shinaemi.com/?eid=870894

等に関連写真などあります。



 個人的な感想ですが、前回まで初心者をターゲットにしつつもウインド歴が長い者にも役に立つ内容でとても気に入っていたのですが、今回は一転して女性EWI初心者へレクチャーというベタな企画。それはまあ良いとして、内容が初心者の体験談で終わってしまっていてがっくり。まあ初回だからしょうがないですかね・・・。今後も続く企画のようですので、次回以降に期待!!

 本当は初心者相手じゃなくてEWIプロ同士の対談とか読みたいなぁ。国内プロはもちろん、ボブミンツァーとか、トムスコットとか、コートニーパインとか、エヴァレットハープとか、来日EWIプレイヤーって結構いるしインタビュー記事にもしてるんだからそこで宮崎さんとEWI話含めた対談とかできないものかな~と思ってしまうんですがどうでしょう。


タグ : EWI雑誌宮崎隆睦伊東たけし

00:29  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑
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