2009.04.30 (Thu)

EWIUSB.COM

米国ML経由情報

http://ewiusb.com/

が開設されています。
EWIUSBのいちユーザーによるAKAIとは全く関係ないアンオフィシャルなファンサイトでありまして、
開設したてなのでまだ内容は多くはないですが、EWIUSBの分解画像や、MIDI関係の技術データが掲載されています。
今後ARIAのXMLのエディットに関する情報とか予定されているようで、期待大!であります。

タグ : EWIUSB

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2009.04.26 (Sun)

Bob Mintzer クリニック聴講記

 去る2009年3月24日にBob Mintzerのクリニックを見に行ってきましたのでその内容をちょっとだけご紹介。一言で言えば、サックスにも「ADSR」を、というお話です。

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 平日の真っ昼間、しかも野球のWBC決勝戦まっただ中、にもかかわらず、満員に埋まった石森管楽器の地下室で、Yellowjacketsの公演で来日中だったBob Mintzerのクリニックを見てきました。

 概要は石森管楽器スタッフブログ
http://blog.goo.ne.jp/ishimori-since1951/e/00cac14974543bb1b0cec4d8ad90ec05
に記事がありますので、そちらを見ていただければと思います。

 (なお、今月号(2009年5月号)のJazz Life誌 (ジャズライフ) にもこのクリニックの模様が1ページ記事が掲載されています。)


 以前にも同氏のクリニックは一回見に行ったのですが、そのときと重なる内容は思ったより少なくて、いろいろ勉強になったクリニックでした。今回サックスセクションクリニックということで、(永年社会人ビッグバンドをやっている身として)ビッグバンド的に勉強になる部分も多かったのですが、全部書くととてつもない分量になってしまうのでそこは割愛しまして、一つだけ、管楽器の「音の出し方の考え方」について、永年のモヤモヤが解消された点がありましたので、ご紹介したいと思います。サックスに限らず、ウインドシンセ含む管楽器全体に適用できると思います。

 なお、以下はあくまで「Mintzer氏のクリニックの内容を大幅に引用しつつKirinoが自分の考えをまとめたもの」ですので本当のところは内容が間違っていたりするところがあってもそれはKirinoの責任ですのでご了承ください。


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●サックス(およびウインドシンセ含む全ての管楽器)の、一音一音の出し方の考え方

 要するに一つ一つの音を、棒吹きでなく、シンセでいうところの「ADSR」をつけましょう、というお話。
(シンセのADSRについては例えば http://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Seminar/MS2000/05/ を参照)

 ただしMinzer氏が実際に言っていたのは、シンセで一般的なA(Attack)、D(Decay)、S(Sustain)、R(Release)、ではなく、

「A、S、D、」の3種類なんですが、(DがシンセでいうところのRに相当)

つまり、

・音の出だしから終わりまで、まったく音量の変化しない吹奏は変。おかしい。のっぺりしている。(いわゆる棒吹きに相当)

ので、

・一音一音それぞれに、AttackとSustainとDecay(以下ASD)がある吹奏をすること。
 ◎Attack 音の最初。アタック。タンギングをしっかり。極端に言えばスフォルツァンドのフォルテで。
 ◎Sustain アタックのあとの真ん中の音。持続音。例えば全音符をのばしているときの部分。アタックの音より少しソフトに。
 ◎Decay 音を消す最後の部分。減衰音。速いデクレシェンドのように、小さい音量で消えるように。


 実例としてMintzer氏は、「My One And Only Love」の冒頭のフレーズを実際に吹いて示してくれました。それをウインドシンセを使って無理矢理Kirinoが再現したのが次になりますが、
(WX5、音源:ARIA(EWIUSB)、 音色:Sax Tenor - Band)

悪い例、ASDがない音の出し方だと、

MyOne01-Boubuki.mp3

この音声ファイルの冒頭10個音の波形は

Hakei-noADS.gif

で、ひとつひとつの音がカマボコのような、平坦な音量になっていまして、いかにも棒吹きといったかんじ。


これに対し、(一応)良い例としてASDをつけると、

MyOne02-ASD.mp3

同様にこの音声ファイルの冒頭10個音の波形は
Hakei-ASD.gif

で、ひとつひとつの音が、アタックのあと音量が小さくなって、持続して、再度小さくなって消える、というのがわかるかと思います。
 要は、音楽的な演奏をするには、こういう波形のイメージで、一音一音、音量などをコントロールする、のが大切だと。
で、これはこれを聞いててKirinoが思ったことなのですが、こういうASDな音の出し方の練習としては、ウッドベースの4ビートのウォーキングベースラインを、「ウッドベースの音の出方(ASD)のイメージで吹く」といいかな、と思いました。

 で、あと、Mintzer氏は、ASDの他に、ベンドとか、装飾音とか、クレッシェンドとか、その他いろいろなアーティキュレーションも大切だよと、おっしゃってまして、耳コピなどするときも、そういう細かい部分にも気をつけようね、というお話でありました。
つまりは必要に応じて、Attackにベンドをつけたり、SustainやDecayのときにビブラートをかけたり、ベンドをしたり、ということでしょう。ついでなので、同じフレーズで、ベンドなどつけるとこんな感じ(うーん、我ながらあんまり上手くないな・・・)
MyOne03-ASD-BEND.mp3


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 まあ、私自身、特に意識はせずともきちんとASDのある吹き方はしてましたし、また、多くの方がすでにやっていることだとは思います。ただ、僕も時々初心者の方にサックスを教える機会があったりするんですが、初心者だと結構「棒吹き」の方はいらっしゃるんですよね。そういう方を教えるときに、「棒吹きでなくてもう少し歌って、表情つけて」とか、「そのフレーズは、「ダーダ」じゃなくて、「ダゥーダ」で吹いて」なんていうことが多かったんですが、いまいち根本的なところを言えてないな、どういうふうに表現したらわかりやすいのかなぁーとずっと思っていたのですが、この「ASD」の考え方はまさにそんなモヤモヤを解決する考え方でありました。

棒吹きに悩んでいる方にもし参考になれば幸いなのですが・・・・・どうでしょうね?

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 ふと思って、手持ちのサックス、クラリネット、フルート、トランペット、の奏法教本あわせて10冊くらいを見てもこういう考え方って(1冊を除き)載ってないんですね。むしろジャズ向け含むほとんどの教本で、タンギングとロングトーンの練習のとこで、「音量が(A、S、D通じて)一定のカマボコになるようコントロールしてタンギングとロングトーンしましょう」、という練習が出てきます。もちろんこれは「吹奏をコントロールする基礎技術」として絶対な必要な練習なんですけど、これと「音楽的な演奏における実際に用いる吹奏方法」というのは別だということなんですね。ジャズ向けの教本だと、その部分を「タータじゃなくてディーダで」、とか、「いろんなアーティキュレーションで」の一言で片付けているものが多いですけど、そもそもカマボコ吹きしかしたことのない初心者にいきなり「ドゥーダ」で吹けっていったって、イメージ湧きにくいと思うので、その間のステップとして「ASD」な考えの練習をするっていうのは、良いのかなと思いました。

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 蛇足ですがMintzer氏には「Playing The Saxophone」という1994年出版のサックス教則本があるのですが、これにはASD的に考えは書いてありませんでした。比較的最近のアイデアなんでしょうかね。それは置いておいても結構勉強になる教則本ではあるのですが。
 僕が持っている本のなかで唯一ASD的考えが載っていたのはリーブマンの「サクソフォーン上達法」で、「第8章 ニュアンス表現のテクニック」の冒頭ですが、今回紹介したASDより、さらに広い意味で書かれてますね。、いやー、今回読み直してみて、やっときちんとこの部分の意味がわかりました。この教則本、本当に奥が深いので、初心者以上のサックス吹きを目指す方には、あらためておすすめです。
サクソフォーン上達法 デビッドリーブマン 著/川里安輝子 訳/土岐英史 監修
土岐 英史 川里 安輝子
411548621X

タグ : サックス Mintzer 教則本 録音してみた

00:25  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2009.04.21 (Tue)

Michael Brecker EWIのレア動画

米国ML経由情報、マイケルブレッカーの関係者撮影動画がYoutubeにUPされてます

http://www.youtube.com/watch?v=fbM3zilcPJ4



曲は「Original Rays」、レコーディング用のリハーサルでしょうか。映像も音も良くはありませんが、いやー、これはスキモン(僕だ!)にとってはたまらない貴重なビデオです。
前半と後半がSteiner EWIのソロです。
動画リンク先のの詳細にも書いてありますが、Oberheim Expanderを、
http://mazandkilgore.com/?p=16
という仕組みで鳴らしてるのがこのハーモニック演奏の仕掛けであります。

先日僕もWX5とARIA(EWI-USB)でマネっこを試みましたが、当然ではありますがやっぱり「ROTATE」な和音の雰囲気にはならないんですよねー。リンク先ではMaxでプログラム組んでますし、Brecker自身は晩年はLogicでEnvironment組んでこういう演奏をしてるんですが、もっとシンプルにRotate専門のスタンドアローンのソフトウェアがあったらなぁぁぁぁ。

ちなみに同じリハーサルで、こっちもレアですね。
http://www.youtube.com/watch?v=NJf2Ahf1SDE

タグ : EWI Brecker 動画

00:35  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2009.04.19 (Sun)

The Sax Vol.34(2009年5月号)

少々紹介が遅れましたが ザ・サックスの2009年5月号が発売になっています。

B001UOJNEYThe SAX (ザ・サックス) 2009年 05月号 [雑誌]

アルソ出版 2009-03-25
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 宮崎隆睦氏が講師のEWI 特集「MEETS EWI!」も連載5回目。前回にひきつづきEWIのベンドに関する内容ですが、装飾音を併用する練習などについて。
 ご自身のCD(A.O.Iの「Mouth to Hands」)収録の「Autumn」という曲のフレーズをもとに、解説されていますので、音のイメージが湧かない方はCDを聴けばわかりやすいという構造になってます。(なおこの曲だけiTunes Storeで買うiconことも可能) その他EWIUSBについてや、ちょっとした奏法のコツについても述べられています。個人的にはJUDD音色でのグライドプレートの使い方に「ああ、なるほど!そうですね!」と思うところが書いてありまして役に立ちました。こういう小さなTipsの積み重ねが大事なんだよなぁ。やっぱり連載終了後は是非まとめて教則本にしてほしいと強く思いました。

その他詳細はザ・サックス公式サイト↓をどうぞ。
http://www.alsoj.com/SHOP/S34.html

タグ : EWI EWIUSB 雑誌

11:36  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2009.04.13 (Mon)

引越終了

近況。
というわけでなんとか引っ越し終わりまして、ダンボール100個の片付けも一応めどがついて、ようやく電話とネットもつながって一段落、引っ越し祝いに卒業祝いに入学祝いに退社祝い(妻が18年勤めた某メーカーを円満リストラとなりました)、ひととおりこなして油断したところで不覚にもインフルエンザウイルスに侵入されまして、4日間ほど寝ておりました。やっと回復してきたのでリハビリがてらこの文章を打っております。
なんかいろいろあったなぁーという1ヶ月でしたが、音楽関連のトピックがあまりないのが残念ではあります。唯一、石森管楽器で開催されたBob Mintzerのクリニックを見に行ったことくらいでしょうか。結構勉強になりましたので内容については後日少し書きたいと思ってます。まずはとりあえず今週末久しぶりに自分のライブなので練習しなくちゃー、なのであります。

タグ : 日記

18:34  |  この記事のみ表示  |  日記・メモ  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑
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