2009.01.27 (Tue)

The Sax Vol.33(2009年3月号)

ザ・サックスの2009年3月号が発売になっています。

B001P5M9WGThe SAX (ザ・サックス) 2009年 03月号 [雑誌]

アルソ出版 2009-01-24
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EWI特集「MEETS EWI!」連載4回目が掲載されています。ひきつづき宮崎隆睦氏が講師で、EWIのベンド操作に関する講座です。また、発売間もなく宮崎氏がEWI USBを使用したライブ(A.O.I.@東京タワー)のレポートも掲載されています。とりあえず、EWI使い、USBに興味ある方、両方とも必見であります。
その他詳細はザ・サックス公式サイト↓をどうぞ。
http://www.alsoj.com/SHOP/S33.html

タグ : EWI EWIUSB 雑誌

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2009.01.17 (Sat)

EWIUSB レポート(その13:ブレッカーの練習中&sfzをいじるのさらに続き)

ブレッカーのOrginal Raysに挑戦中。まだ練習中ですが
こんな感じ↓(2009.01.19差替)

Rays-test2.mp3

sfzファイルをいじってますがEWIUSBとARIAだけで一発録りです。
もう少し練習が必要ですが、ARIAだけにしては、予想したよりオリジナルに近い雰囲気が出せそうかも!

ちなみに、右側に出ているブレッカーのコピー集の楽譜を見ながら吹きました。

---------------------

以下、この演奏で用いたり用いなかったりした、sfzをいじった記録をメモします。

★名前の後ろに(TH)が付く音色
数日前に2chでよしめめ氏が書いていらっしゃいました、音色名の後ろに(TH)と付く音色はCONTROLSタブに「Eq Gain(CC26)」というツマミが増えるという話。
僕は購入当時この表示を「Eg Gain」とすっかり勘違いしたままBlogエントリも書いてしまい、今まで気づきませんでしたが、「EQ」なんですね。失礼しました!!!!
それで、この機会に、少しこのパラメータについて考えてみましたが、
ここをいじった場合の音の変化は、僕が聴く限りは単純に、イコライザー(EQ)のゲインみたいですね。基本的には、数値を大きくすると音色が明るく派手になります。
単純にツマミをいじって音色を変えて楽しむほかに、ベンドセンサー等にここで表示されているCC26を割り付けて、演奏中に操作することも想定されていると思います。
例えばミュートトランペット音色で、アップベンダーにCC26を割り付けると、アップベンダーを触ったときに音色が明るくなって、ミュートをオープンしたような効果が得られ、ミュートによるワーワー奏法的表現ができました。
もちろんCC26を割り付けるのはベンダー以外のセンサーでも良いと思います。

ここらへんに対応する設定ファイルとしては
まずARIAが起動するときに読み込む「EWI USB.bank.xml」というファイル中で、「末尾に(TH)が付く音色は、コントロールタブのインターフェースとしてGUIフォルダにある「controls(TH).xml」を読み込む」ように記述されています。このcontrols(TH).xmlもなんとなく意味が推測できるようなテキストで書かれていますので中身をうまく変更できれば、他にもノブを付け加えられる(たとえばCutoffとか)と思われます。(さすがにそこまでは行っていませんが)

sfzファイル的には、この部分に対応するパラメーターは
eq1_gain_oncc26=
の1行で定義されています。つまり、cc26でEQのゲインを増減させると。
また、そのeq1の周波数などは
eq1_freq=
eq1_bw=
eq1_gain=
の各部分で定義されているものと思われます。

★ブレスセンサー以外で音量を変化させる
前述の「eq1_gain_oncc26=」を見ていて思ったのが、26じゃなくてここを2にすれば、ブレスでeqがコントロールできるなあと。
さらに思ったのが、eq1以外もcc26でコントロールできるのでは?ということ。
というわけで何回か試行錯誤の末

amplitude_oncc26=100(数値は任意ですがとりあえず100にしてみました)

の1行を挿入すると、cc26で音量がコントロールできました。cc26をアップベンドに割り付けると、アップベンドを触っているときだけ音が出るようになります。またそのときブレスで音量コントロールもできます。ベンダーでなくてBiteセンサーでも同様の挙動となります。もちろんcc26でなくて他の任意の番号でOKです。

★ARIAで5つ以上の音色をレイヤーする
Macの場合はスタンドアローン版のARIAとAU版のARIAを同時に起動させて(僕の場合ホストにはGarageBand08を使用)、しかも同時に鳴らすことができるので、やろうと思えば簡単に4×2=8音色重ねることができるのですが、そういう手を使わずスタンドアローンのARIAだけで5つ以上の音色を重ねる方法。
sfzファイルには、
「<region> 」で始まる、各音域にどのサンプリング音色ファイルを読み込むか、という定義をしている部分があります。(音色によって違いますが20行前後の塊)
この部分の後に、「他の音色の同様の部分(20行前後)」を、そっくりそのままコピー/ペーストすると、2種類の音色が同時に重なって鳴るようになります。2つの音色の音量バランスはその行中の「amplitude= 」の値を変えてとることができます。
いや、まさかこれがほんとにうまくいくとは思わなかった。

タグ : EWIUSB 録音してみた

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2009.01.12 (Mon)

EWIUSB レポート(その12:sfzをいじるの続きとニセブレッカー)

いいかげんしつこいですが、sfzファイルに書かれている呪文の効き目を調べてみた結果のメモの続き。

(注:正規の使い方ではないのでお薦めはしません。試す方は自己責任で)

------------------------------------

★group_amplitude=
音量の大小(数値小ほど音量小)。最大値は不明

★fil_type=lpf_2p
この設定になっている音色が多いが、文字から予想するに、フィルタータイプ=2ポールのローパスフィルター、と思われます。というわけで文字から予想して、
ものはためしと、lpf_2pをhpf_2pにするとハイパスフィルター、bpf_2pにするとバンドパスフィルターの効き方になっちゃいました。2pのとこは変え方がよくわかりません。

★cutoff=
通常、ブレス大ほどフィルターが開くが、その開きの最大値。大きいほど、よりフィルターが開いて明るい音色になる。1以下にするとフィルターがほとんど開かないため、聴感上の音量がゼロに近くなる。

★resonance=
レゾナンスの最大値。大きくするほどレゾナンスがかかってみょんみょん鳴る。


★amplitude_oncc2=
ブレス(cc2)による音量の大きさの最大値(大ほど音量大)
amplitude_smoothcc2=
極端に大きくすると、音量は小さくなる傾向であったが、実際何が起こってそうなっているかよくわからない。

★amp_veltrack=
通常ゼロだが、大きくすると、アタック時のベロシティによって最大音量が変化する。あまり大きくすると「ブチッ」とノイズが出て発音しなくなる。最大値100くらいか???
group_amplitude=の値とバランスをとって設定する必要があるかもしれない。
実用的には、ベロシティで完全に発音をON/OFFするのは困難だが、ブレス大のアタック時とブレス小のアタックの音量の差をより際だたせるためには有効かも。
なお、ARIAソフトの「EWI Configuration」で、Verocity=Dynamicにすることが前提。


★実際のサンプリング音色ファイルの読み込みの設定は
<region>
で始まる1行に書かれていますが、各音域毎にどのサンプリングファイルを読み込むかが書かれているようです。
行の最後には例えば
sample=Xpander_Brazz 01_0002182C.audio
のように、パソコン中の「Samples」フォルダにインストールされているファイルの名前が指定されていますので、ここで別音色のファイル名を指定すると、音域によって別の音色を鳴らすことができるようになります。
ただし、任意のファイルが指定できるとは限らないようで、適切な音域とかサンプルの長さとかになっていないといけないようですが、きちんとしたことはよくわかりません。読み込めない場合、エラーが出てその音域は鳴らなくなります。
またその行の中の
amplitude= は音量
tune= はトランスポーズのようです。通常0ですが、100にすると半音高くなります。10とか20にすると微妙に音程が高くなります。「DETUNE」をしたいときに有効かも。


★なお前にも触れましたがsfzの中身には、
trigger=first
のグループと、
trigger=legato
のグループの2つが記載されていて、タンギング時とレガート時の音色の挙動を個別に設定できます。これを利用すると、例えば
trigger=legatoのグループのgroup_amplitude=をゼロにしてしまえば、タンギング時だけ発音して、レガート時は発音しないような音色に変更できるわけです。



なぜこんなにしつこくやっているかというと、EWIUSB(ARIA)だけでブレッカーっぽいハーモニックな演奏をしたくて、
ブレッカーのこの手の演奏については
http://wx5.blog2.fc2.com/blog-entry-178.html
とかでもちょこっとふれましたが、あれって単純な並行移動の和音じゃないんですよね。
ARIA付属の和音音色は、いくつか重ねてやるだけで、息の大小、音域、アタックorレガート、ベンドによって、多少ハーモニーが変わって聞こえるのは確かなのですが、
もうすこし、バリエーション増やせないかなー、sfzファイルいじったらどうにかなるかなー、と思って、調べているわけであります。
まあこんな姑息な手段でなくて、練習を積んでフレーズとかでそれっぽく聴かせるのが本来なんですけどね。

で、今日の結果とかを使いつつ、一応録音してみたのがこちら。
EWIUSB-ARIA-pachimon_rays.mp3
コントローラーはEWIUSB、ARIAの4音色を重ねてます(うち3音色sfzをいじって改変してます)
改変してはみたものの、実際のところは改変前とあまり変わってないかもしれないです。
苦労の割に効果が少なかったかな。orz....
演奏のほうが全然自分で納得できないのでそのうち録音し直します。

タグ : EWIUSB 録音してみた

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2009.01.09 (Fri)

Steps Ahead / At Mount Fuji Jazz Festival (DVD)

9月にリンクだけ紹介しましたが、ブレッカーがSteiner MIDI-EWIでPowerBook上のソフトシンセを吹きまくる、2004年、Mt Fuji Jazz Fes.におけるSTEPS AHEAD再結成ライブ動画(wowow放送されたものの一部)
がYoutubeにあがってます。
Beirut


と、

Trains


このライブは私、生で見ることができまして、そのときの興奮過多なレポート、およびこのとき日本初披露となったSteiner MIDI-EWIについては
http://wx.jazzsynth.com/pages/m060_2004kizai.html
に載せておりますので、詳しくはそれを読んでいただければ良いのですが、この演奏を記録したDVDが昨年夏に発売されておりまして、やっと入手して内容を確認できたのでご紹介。


HMVに出ているのをみつけて↓、予約から2ヶ月近く待ってようやく到着しました。
Steps Ahead/At Mount Fuji Jazz Festival


レーベルは・・・JazzDoorです。どう考えても入手経路・権利関係が怪しいのになぜかHMVはじめ大手販売店で大っぴらに売られているというレーベル。ということからも予想できるとおり、これ、内容は、完全に、以前wowowで放送したものと同じです。ボーナストラックとか一切なし。放送で挿入された、メンバーへのインタビューも(順序が少しかわっているけれど)そのまま入ってます。独逸国製作のDVDに日本語字幕がついているというのが笑える。ジャケット画像の脱力さも相当なものです。

しかし!
演奏内容は強力この上ないです。
曲目そのものは1986年の↓厚生年金会館ライブ
Steps Ahead/Steps Ahead Live (Ltd)

のものと同じなんだけど、さすがに18年の月日の積み重ねと、なんといってもガッドのドラミングがすごいったらなんの。
wowow放送と同じなのでEWIひとりだけでやったソロやベースソロ、Poolsなどが収録されてないのは大変残念なのですが、それでも、未見の方は、是非見てください。(wowowの録画を持ってる方は不要ですが)
あまりブート盤をすすめるのは気が引けるのですが、1986年のライブと併せて、ウインドシンセ吹き必見のDVDと断言いたします!!!
DVD収録曲全5曲のうち、EWIが活躍するのは
・Beirut
・In A Sentimental Mood
・Trains(の前半)
マイケルブレッカーは、Steiner MIDI-EWI、Apple PowerBook G4、Logic上でMoogほか数種のソフトシンセによって演奏しています。EWIUSBの登場でソフトシンセによるEWIの使用にたいする敷居が一気に下がりましたが、2004年当時のソフトシンセ環境でもここまでできてしまうということを確認する上でも格好のビデオであります。

ちなみに1986年のライブの「Beirut」もアップされていたので貼り付けます。較べて見る(聴く)のも一興。


タグ : EWI Brecker DVD 動画

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2009.01.07 (Wed)

EWIUSB レポート(その11:マルチトリガー化&いんちきグライド)

sfzファイルをいじる話のつづき。

(本来のEWIUSB-ARIAの使い方ではないので、お薦めはしません。試す方は自己責任で)

【マルチトリガー化】
EWIUSB(ARIA)の「Xpander Brazz」音色って、「Judd音色」系のなかなか良い音色であります。でもシングルトリガーでタンギング入れないとアクセント(というかピッチEG)がかからない点が、Juddの再現をしたい場合不満を感じるところなのであります。
解決策としてはいくつかの音色を重ねたり、そもそもタンギングのテクニックを磨く、のが正しいあり方だと思いますが、
sfzファイルをいじるドーピング手段、としては、

Xpander Brazz.sfzの
trigger=legato以下の行に、

ampeg_attack=0.075



offset_oncc77=10000

という部分がありますが、それぞれの値を小さくしていくとアタックしたときの感じに近づきました。
結果はこんなかんじ。

Trigger.mp3

前半が通常のXpander Brazzによるもの、後半が同じ音色に上記改変をしたもの。


【グライド】
発売前から、EWI4000sとEWIUSBの違いに「グライドがない」ということがあげられていましたが、実際に試してみても、やはり、
EWIUSB付属のARIAソフトシンセの音色は、グライド(ポルタメント)を認識しないので、ARIA音色ではグライド奏法するのは不可能でありました(少なくとも現バージョンでは)。

※なお、EWIUSB本体はARIAソフトを介して、他のシンセにMIDIのCC65(ポルタメントON/OFF)を送るように設定できるので(例えばベンドアップのセンサーをベンドでなくCC65のON/OFFスイッチとして割り当てられる)、他のCC65に対応しているソフトシンセ/ハードシンセであれば、EWIUSB本体を使ってグライド奏法をすることはできます)

なので、またドーピング、ということでsfzファイルをいじってなんとかならないかと思って、sfzファイルの中身をしげしげと見てみたものの、グライド(ポルタメント)に関するsfzファイルのパラメータがどーしてもわからない。

しかしそれもくやしいので、無理矢理&いんちきな手段として、sfzファイル中の

bend_up=

の値を大きくして、アップベンドで無理矢理グライドと同じような効果を出してみました。
値はいくつでもいいんですが、一番汎用的なのは1オクターブぶん、(すなわちbend_up=1200)でしょうかね??

ベンドセンサーを触る速さや感度調節でグライドの量と速さをコントロールできます。むずかしいけど。
Biteセンサー(ビブラートセンサー)でも感度調節次第ではグライドみたいにできます。
あと、EWI伝統の裏技である「ベンドセンサーにセロテープを貼る」もかなり有効でした。
ベンドセンサーの右半分だけにセロテープを貼ると、セロテープ領域はグライド速度が遅くなり、かつ、幅が狭くなります。
(好みによって、左半分だけ貼ったり、下半分だけ貼るのもアリだと思います。)
セロテープ領域は普通のベンド(+2~3)に使って、いざというとき非セロテープ領域でオクターブグライドするとか。

そんな感じでやってみたのがこちら。

Bend12.mp3

音色はXpander BrazzとXT Melodiesのレイヤー。どちらもアップベンドの幅を1オクターブに改変してあります。
アップベンドセンサーの操作で1オクターブのアップベンドと、全音くらいのアップベンドをやっています。

まぁベンド幅を増やすなんてARIA以外のシンセでは当たり前の設定なんで、とりたてて目新しいことをやっているわけではないのですが。。。。




タグ : EWIUSB

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2009.01.06 (Tue)

EWIUSB レポート(その10:sfzファイルをいじってみた)

EWIUSB(ARIA)の各音色の挙動を定義する.sfzファイルを書き換えてみた結果のメモ。

なにも参考書がない状態でとにかく無鉄砲にいじってみました。
Macの場合について書いてますが、Windowsでも同様だと思います。
素人なのでメチャクチャやってるかもしれません。他の良い方法やリファレンスの所在等ご存じの方は教えてください。

はじめにおことわり。決してお薦めはしません。
もし試す方は、自己責任でお願いします。動かなくなっても、私は責任をとりません。
少なくとも、バックアップをとった上で行いましょう。
あと、少々書き方がわかりにくいと思いますが、一読してわからない方は、試さないほうが良いです。

----------------------

★ARIA付属音色のパラメータを、独自にちょっとだけ書き換えたい、場合。

EWIUSBがインストールされているフォルダに

Programs

というフォルダがあり、この中に、各音色の挙動が記述されている、拡張子が「.sfz」のファイルがある。

設定を換えたいファイルを同じディレクトリの中に複製し、好みの名前をつける(日本語は使わない方が無難)
例えば、シンセ音色の
Arp Josie.sfz
を複製して、
Arp Josie02.sfz
にする。

ここで、EWIUSBの音色選択プルダウンの「import」でこの複製したファイルを読み込もうとすると、
途中で「音色ファイルがみつかりません」みたいなエラーが出てうまくいかない。

ので、EWIUSBがインストールされているフォルダに

EWI USB.bank.xml

というファイルがあるのでこれをテキストエディタで開いて書き換える。

7行目以降、

<AriaProgram id="000" name=   (中略)    </AriaProgram>

といったように、ARIAで表示される全ての音色の名前と、そのファイルパス(所在)が1音色につき1行で、記されている。

これの、複製したい音色の行を全てコピーして、一番最後の音色の行の次にペーストする
デフォルトでは最後の行は
<AriaProgram id="081" name=
から始まっているので、その行の後に目的の音色の行を複製して、
<AriaProgram id="082"
に書き換える。さらに
name="05. Synthesizer/Arp Josie02
path="Programs/05. Synthesizer/Arp Josie02.sfz
のように、複製した音色名とsfzファイルの名前に書き換える。

上書き保存し、ARIAを起動すると、プルダウンメニューから複製したArp Josie02が選択でき、音色も読み込めるようになる(成功!)

あとは、Arp Josie02.sfzの中身を好きなように変える。Arp Josie02.sfzはテキストエディタで開くことができる。


例えば先頭のほうに

set_cc7=100 //Default volume
set_cc10=64
set_cc77=127
set_cc2=100
set_cc81=0 //no transposition

がある。
cc7=の数値を変えると、初期にMIXで表示されるvolumeの数値を変えることができる。
cc10=数値は、同じくPanの値
cc2=はControlで表示されるvolume(Breath)の値
cc81=は同じくTransposeの値。
cc77はよくわかりません。
ただしこれらの設定値がそのまま表示される値に反映されるとは限らないようです。何らかの係数がかかってるようですがそこまでは未解析。

その後も、
amplitude_curvecc7=
polyphony=
cutoff=
resonance=
とか、なんとなくわかりそうな意味合いのパラメータが羅列されてますが、実際どの程度の影響が出るかは未解析。


とりあえずひとつだけ実際に試してみてわかったことを書きますと、

前半に、
trigger=first
との記述があり、そのあとに沢山のパラメータが書かれています。
また、後半に、
trigger=legato
と書かれた行があり、同様の沢山のパラメータが書かれています。

trigger=first以下は、アタックをつけた(タンギングした)ときの挙動の定義、
trigger=legato以下は、アタックをいれない(レガート、スラー)時の挙動の定義のようです。

また
bend_up=
bend_down=
はベンド幅の定義のようです。

Arp Josieは、ベンド幅が+-2(半音2つ分)の音色ですが、

bend_up=200
bend_down=-200
bend_smooth=250

と定義されています。

一方、他のシンセ音色では初期がベンド幅+-3(半音3つ分)の音色の場合、これが
bend_up=300
bend_down=-300
bend_smooth=146
と定義されていました。

よって、bend_up=の値100につき半音分、ということっぽいです。実際300にしてみると、見事ベンド幅が+3になりました。
bend_smoothは、どう影響するのか、よくわかりません。

とりあえず今回はこんなところで終了。
もし各パラメータの意味についてご存じの方、リファレンスの所在をご存じの方は是非教えてくださいお願いいたします。



蛇足:試したけどうまくいかなかったこと

複製したsfzファイルをテキストエディタで開くと
先頭7行目に
default_path=$A/Synth/
ってのがあったので、これを音色ファイルのあるディレクトリ
(私の場合は  /Applications/Akai EWI USB/Samples/Synth/  )
に書き換えて
default_path=/Applications/Akai EWI USB/Samples/Synth/
にすると、とりあえずARIAの音色選択メニューの「import」から読み込めて、音も鳴ったのだが、
なぜだかcontrolタブでBrethのノブとtranspose値の窓が表示されないという現象がありました。
また、再起動の際、いちいち「import」しなおさなくてはいけず面倒なので、これはあまりよろしくないな、という結果となりました。


・・・・こんなことやってないでもっと曲を練習しろって???おっしゃるとおりです。


タグ : EWIUSB

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2009.01.05 (Mon)

EWIUSB レポート(その9:小トラベルのメモ)

いままでEWIUSBを使ってきた中で経験したちょっとしたトラブルをメモしておきます。

なお当方の使用環境は
・パソコン:Apple iMac (2.16GHz Intel Core 2 Duo)、メモリ2GB
・OS X 10.4.11
・オーディオインターフェースはiMac内蔵のもの
・DAWを使用する場合ホストアプリはGarage Band '08
であります。

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★なんだかレイテンシーが大きい(音が運指についてこない)
・もともとそういう音色である(たちあがりが遅く作られている音色)
・バッファーサイズが大きすぎる(僕の場合128くらいが良好)
・EWIUSBの起動時(初期化時)の自動調節が不適切だった。(リセットor接続しなおしで直る)
  →特にこの最後のは、意図せず起こるので判別がつきにくいのですが、いつも大丈夫なのに今日だけ挙動がおかしい、なんてときは疑ってみるのがよろしいかと。例えば、自分が一番速くできる「トリル運指」などで普段のレイテンシーの限界を体感して憶えておくと、トラブルに対処しやすいと思います。


★EWIUSB(ARIA)スタンドアローン版がフリーズ
・EWI Configurationパネルを出していろんなパラメータを高速にいじりまくっていると時々フリーズする。
・GarageBandからAUとしてARIAを立ち上げつつ、スタンドアローンのARIAを立ち上げ、EWI ConfigurationあるいはPreferencesパネルを出すと、かなりの頻度でスタンドアローン版ARIAがフリーズする
  →一旦GarageBandを終了すればOKなのですが、EWIの設定を調整する度にGarageBandを終了/起動しなければならず、超超超めんどくさい。

★運指にうまく反応しない
→推定だが、冬場エアコンで乾燥しきった部屋+乾燥しきった手(指)だからだと思う。手を湿らすと一時的に直るので。

★気がつくとEWIUSBのSTATUS LEDが消灯している
→私は外付けHDDをUSBハブ替わりにしているのですが、しばらく放置してHDDがスリープした状態にあると、EWIUSBのLEDが消えていることがあります。HDDをスリープから復帰させて、EWIUSBのUSB端子を一回抜き差しすれば復帰します。本当はパソコンから直結でEWIUSBを接続すれば良いんでしょうが。

★EWIUSBの制御がうまくいかない、よく見てみると、ARIAの「EWI Configuration」の画面で設定値が全てゼロになっていたりする
→前述のEWIUSBのLEDが消えた状態でARIAを起動したりすると時々なります。ARIAを終了、EWIUSBを抜き差ししてLEDを点灯させてから再度ARIAを起動すればもとにもどります。またこのときARIAの「Preference」でMIDIの入出力の選択で、EWIUSBのチェックが外れてしまっていたりするのでこれを元に戻したりします。ここらへんも意図せず起こったりするので、再設定が結構わずらわしい。シンプルにPCとEWIUSBを直結してれば問題ないんでしょうが、いろんなUSB機器をとっかえひっかえ数珠つなぎしている状況だとトラブルの種を確実に増やしますね。

★EWIUSB(ARIA)をスタンドアローンで吹いていると時々プチッとノイズが入る
・バッファーサイズを下げすぎると小さくブチブチノイズが入りますが、それではなくて、数分~十数分に1度、パソコンから「プチッ」ってノイズが出る。ググってみるとなんか、これって、この類のソフトには普通にあることみたいですね。まあ、GarageBandのAUとして使う分にはいまのとこ大丈夫なので、良いっちゃぁ良いんですが。

★ARIAの音色選択画面は使いにくい
・トラブルでなくって愚痴ですが。音色名をプルダウンすると現在の音色の名前が隠れちゃって、順番に音色を試していくときに次の音色を選びにくい。あと、MIXとCONTROLのタブをいちいち往き来するのがめんどくさい。もーすこし1つの画面でいじれるようにノブを増やしてくれればよかったのに。あと、パラメータを変えるのにマウスだけでなくって数値入力もできればなお良かったけど。

★ARIAのリバーブのパラメータを変えると
トラブルではないですが、リバーブの設定値を変えると、その音色ではその設定値が残ってしまい、デフォルト値に戻せないのが面倒。
→まあこれは、そういうものだと思って使えば良いのですが。リバーブのパラメータだけ結構数が多いので、やたらにいじっていくと初期値がどんなだったかわからなくなります。
戻したい場合は、再度ARIAを起動する必要あり。でもそうすると音色のパラメータも戻ってしまう、というジレンマ。まあ、どこかにリバーブの初期設定値をメモっておけば良いのでしょうが。

タグ : EWIUSB トラブル

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2009.01.04 (Sun)

EWIUSB レポート(その8:ベンドについて考える)

EWIUSB+ARIAにおけるベンドダウン/アップの挙動についてのメモ。

このメモの前提として、EWIUSBのベンドダウン/アップセンサーは、それぞれベンドダウン/アップに使用するものとする(初期設定のまま)。この場合、通常、ベンドセンサーの操作で音程がベンドダウン/アップする。

【その1】
ARIAの「EWI Cifiguration」に「Pitch Bend Gain」の項目があるが、これを小さくすると、ベンド幅を小さくできる。例えばこれをゼロにすると、どの音色においても、ベンドセンサーで音程は変わらない。
しかし、ある数値以上にすると、ベンド幅は変わらず、ベンドセンサーの感度が変わるのみである。例えば最大値(127)にすると、ON/OFF的なベンド制御になる。この「ある数値」は設計上どこが境界かわからないが、聴感上、初期設定値かつ中心値の64あたりと思われる。
つまり、0~64まではベンド幅の制御、64~127はベンド感度の制御、になる感じ。


【その2】
ARIAは音色によって、最大のベンド幅があらかじめ決められており、かつ、変更できない。
「Pitch Bend Gain」を最大値(127)にして、音色を変えてベンドダウン/アップをするとその幅がわかるが、これが結構バラバラである。

全てを調べたわけではないが、いくつか調べたものは下記の通り
(+-1とはベンドアップ半音分、ダウン半音分、+-2とはベンドアップ全音分、ダウン全音分という意味)

Sax音色:Sax Tenor Bandのみ+-2、他は全て+-1
Clarinet Bb:+-2
Flute音色:全て+-0
Oboe:+-1

Flugelhorn:+-1
Trombone:+-3
Trumpet Band/Jazz: +-2
Trumpet Harmon Mute : +-1

Cello : +-4
Dbl Bass : +-2
Violin : +-2

Chimes : +-1
Glockenspiel : +-2
Handbells : +-0
Xylophone : +-0

Synthesizer音色 :Arp Josieのみ+-2、後は全て+-3

というわけで、音色をレイヤーする(重ねる)ときに、その点も考慮する必要がある。実際上はベンド奏法は「ごく一瞬ベンド」が多いので、ベンド幅がずれていてもさほど問題ないと思われるが、ブレッカーのように「長時間ベンド」を積極的に活用する演奏の場合考慮が必要。むしろその差を積極的に利用できればおもしろいとも言える。
なお、最初に述べた「Pitch Bend Gain」の値を0~64の間で動かすことで、各音色間のベンド時の音程を調節できる。普段は1音ずらしでベンドのときだけ音程がぴったりあう、なんてのも可能(必然性があるかはともかく)


【その3】
ベンドダウン/アップの時に音程のほかに、音質も変わる音色がある。音質が変わる場合の挙動は全て
・ベンドダウンの時に「こもった音」になる(フィルターが閉まる、またはフォルマントが変わる?)
・ベンドアップの時に「わずかに明るい音」になる(フィルターが少しだけ開いている?)
ただし、音色によってその「程度」は異なる。

例えば、
サックス音色ではいずれもベンドでの音色変化があるがその中でも特に「Sax Tenor Jazz」は、ベンドダウンで極端に音質が「こもる」挙動をする。
このベンドダウンで音質が「こもる」挙動は、実際のサックスでもリップベンドをすると概ねそういう挙動になるので、その再現としては、よく考えられていると思う。またこれをうまく使えば、「サックスにおける換え指運指でこもった音を出す」奏法の再現にも応用できそう。

他の音色では、
Woodwinds系、 Brass系音色はいずれもベンドでの音色変化がある。
おもしろいのはFlute系音色で、いずれもベンド幅が+-0で音程変化をしないが、ベンドでの音色変化はかなり大きく、フィルターが閉まることにより聴感上の音量変化まであるので、ブレスによるビブラートと違う効果が期待できそう。

Strings系、Pitched Percussion系、Synthesizer系音色はベンドでの音色変化は無いようであった。


・・・・こういう音色毎のベンド幅とかのデータは、メーカー側に早くまとめて公開していただきたいと願う今日この頃であります。



【その4】(追記:2009.01.05)
 EWI USBがインストールされてるフォルダの中の「Programs」フォルダに、各音色の挙動がプログラミング記述された拡張子が.sfzになってるファイルが入ってますが、この中の項目をいじると、最大ベンド幅が変えられます。
例えばベンド幅+-2の「Arp Josie.sfz」の場合、そのファイルをテキストエディタで開くと、その中の2カ所に
 bend_up=200
 bend_down=-200
 bend_smooth=250
と書かれたところがあります。(2カ所あります)

これを例えば
 bend_up=300
 bend_down=-300
 bend_smooth=146
に書き直すと、ベンド幅が+-3になります。(この数値は、他のベンド幅+-3のシンセ音色の多くがこの数値だったので、それをコピペしたものです)

この数値が本当に適切なものかどうかは、わからないですが、とにもかくにも、ベンド幅が+-3になることは確認しました。
まあ、非常に面倒な方法ですので、現在のところ実用的ではないですね。

なお、もし試される方は、自己責任、かつ、かならず、元のファイルのバックアップをとってから行うことをおすすめいたします。

タグ : EWIUSB

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2009.01.03 (Sat)

EWIUSB レポート(その7:和音な音色の構成音)

以前レポートその5:ARIAの音色調べで和音の音色の構成音を調べましたが、同様の方法で、ARIAのシンセ音色のうち、「和音にきこえる」音色の構成音について調べました。以前の結果と併せてまとめて書きます。自分用のメモのつもりでありまして、人に見せるレベルの文章になっていません。すいません。

条件:
ベロシティ127に固定
ブレス100%(各音色を読み込んでからマウスでブレスツマミを100%にして、ARIA画面下の鍵盤をマウスで弾いてそれを録音後、Transcribe!を使って解析)

結果:
EWI-USB(ARIA)付属音色のシンセ音色のうち、和音的に聴こえる音色は以下の通りである。
それぞれ、C4を演奏したときの構成音を併記する。(左側ほど低い音)
なお、
[ ]は強めに出ている音
( )は聞こえないくらいごく弱く出ている音、あるいはEGによって後半消えたりする音
を表す。

・Big Sus Chord -------[D]/[G]/[A]/**/[D]/G/A (**の位置にC4が入る。この音色はCの運指でCが鳴らない) 要するにDsus4

・Complex Chord ------C3/[D]/[G]/C4/[D]/G/(A)/C5  要するにD7sus4

・Gollyzilla  ----------[C3]/(G)/[C4]/(E)/G/C5  5度上混じりのオクターブ下

・MG Mod Big Square --[C3]/(G)/C4/(G)/(C5) オクターブ下重ね

・T8 A6 XT  ---------[C3]/(G)/C4/G/(E)/(G)  オクターブ下重ねに倍音的に5度上が若干混じる

・XT Square  --------[C3]/[C4]/(G)/(E) オクターブ下重ね、音程によっては5度上が聞こえてくる場合がある

・Xpander Bel Chord ---[D]/[G]/C4/D 要するにD7sus4

共通して、
127以外のベロシティでいくつか試してみても同じ結果であったので、おそらくどの音色もベロシティ値の影響は受けないと思われる。
基本的にはどの音色も和音は音域・音程によらず並行移動のようである。(音域によって構成音のバランスは変わる場合がある)
どの音色もブレスが大ほど、少しフィルターが開く、および僅かにレゾナンスがかかるような音色変化をする

以下詳細
・Big Sus Chord
EGがかかる。Cの運指でCが鳴らないので、他の音と重ねて使うのを前提とした音色か。

・Complex Chord
別に収録されているComplexというストリングっぽいシンセリードを和音にしたもの

・Gollyzilla
ゴジラのもじり??オクターブ下と、5度上が少し混ざる。低音域では環境音的な音が目立ってくる。低音域だと運指より低いGがやや強い。高音域は運指より低いGは消えてくる。Eはほとんど聞こえない程度。

・MG Mod Big Square
1オクターブ下が強く重なる。良く聴くと5度上がごく弱く重なって聞こえる

・T8 A6 XT
ギター的減衰音の1オクターブ下にベース的音色が重なり、倍音的に5度上、3度上が僅かに混じっている

XT Square
矩形波。オクターブ下が強めに重なっているが、音域、音程によっては倍音の重なり具合の都合で、運指より上のGやEが聞こえてくる場合がある


・Xpander Bel Chord
頭に減衰音でベル音が重なるが、持続音も鳴り続ける。C4だとベル音は1秒程度で聞こえなくなるが
それより低い音域の運指だと数秒後までベル音が残って聞こえる。


まとめ:
大きく分けると、「ハーモニーがきこえる音」と「オクターブで重なっている音」になるが、
ハーモニーがきこえる音の構成音は、バランスや音色の違いはあるが、全て
「Cの運指に対しD7sus4(別の言い方ならC69)が鳴る」、
という結果であり、全部同じというのはなんだか拍子抜けではあった。
これをトランスポーズして重ねるとどうなるか、考え出すとややこしいなぁ。まあ、考えるより、テキトーにやってみた方が早そうではある。

オクターブで重なっている音も、基本的に全てオクターブ下が強めに出る感じだが、倍音的に、Cに対し上のGあるいはEが混ざる場合がある。XT Squareは倍音の重なり方の具合で音程によってはGやEが混ざる場合があり、より複雑に聞こえるような演奏のためには有効かもしれない。

タグ : EWIUSB

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