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2015.06.26 (Fri)

Somewhere

ウインドシンセは部屋で練習できますが
僕の住環境ではサックスは部屋で練習できないのでもっぱら近所の河原で練習してます。
(e-Saxは持ってますが・・・外で吹いた方が気持ちもいいし・・・)
こんな感じなんですがちょっと前に録画したもの。曲はWest Side Storyから。・・・亡きU氏に捧ぐ。





タグ : サックス録音してみた

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2009.04.26 (Sun)

Bob Mintzer クリニック聴講記

 去る2009年3月24日にBob Mintzerのクリニックを見に行ってきましたのでその内容をちょっとだけご紹介。一言で言えば、サックスにも「ADSR」を、というお話です。

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 平日の真っ昼間、しかも野球のWBC決勝戦まっただ中、にもかかわらず、満員に埋まった石森管楽器の地下室で、Yellowjacketsの公演で来日中だったBob Mintzerのクリニックを見てきました。

 概要は石森管楽器スタッフブログ
http://blog.goo.ne.jp/ishimori-since1951/e/00cac14974543bb1b0cec4d8ad90ec05
に記事がありますので、そちらを見ていただければと思います。

 (なお、今月号(2009年5月号)のJazz Life誌 (ジャズライフ) にもこのクリニックの模様が1ページ記事が掲載されています。)


 以前にも同氏のクリニックは一回見に行ったのですが、そのときと重なる内容は思ったより少なくて、いろいろ勉強になったクリニックでした。今回サックスセクションクリニックということで、(永年社会人ビッグバンドをやっている身として)ビッグバンド的に勉強になる部分も多かったのですが、全部書くととてつもない分量になってしまうのでそこは割愛しまして、一つだけ、管楽器の「音の出し方の考え方」について、永年のモヤモヤが解消された点がありましたので、ご紹介したいと思います。サックスに限らず、ウインドシンセ含む管楽器全体に適用できると思います。

 なお、以下はあくまで「Mintzer氏のクリニックの内容を大幅に引用しつつKirinoが自分の考えをまとめたもの」ですので本当のところは内容が間違っていたりするところがあってもそれはKirinoの責任ですのでご了承ください。


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●サックス(およびウインドシンセ含む全ての管楽器)の、一音一音の出し方の考え方

 要するに一つ一つの音を、棒吹きでなく、シンセでいうところの「ADSR」をつけましょう、というお話。
(シンセのADSRについては例えば http://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Seminar/MS2000/05/ を参照)

 ただしMinzer氏が実際に言っていたのは、シンセで一般的なA(Attack)、D(Decay)、S(Sustain)、R(Release)、ではなく、

「A、S、D、」の3種類なんですが、(DがシンセでいうところのRに相当)

つまり、

・音の出だしから終わりまで、まったく音量の変化しない吹奏は変。おかしい。のっぺりしている。(いわゆる棒吹きに相当)

ので、

・一音一音それぞれに、AttackとSustainとDecay(以下ASD)がある吹奏をすること。
 ◎Attack 音の最初。アタック。タンギングをしっかり。極端に言えばスフォルツァンドのフォルテで。
 ◎Sustain アタックのあとの真ん中の音。持続音。例えば全音符をのばしているときの部分。アタックの音より少しソフトに。
 ◎Decay 音を消す最後の部分。減衰音。速いデクレシェンドのように、小さい音量で消えるように。


 実例としてMintzer氏は、「My One And Only Love」の冒頭のフレーズを実際に吹いて示してくれました。それをウインドシンセを使って無理矢理Kirinoが再現したのが次になりますが、
(WX5、音源:ARIA(EWIUSB)、 音色:Sax Tenor - Band)

悪い例、ASDがない音の出し方だと、

MyOne01-Boubuki.mp3

この音声ファイルの冒頭10個音の波形は

Hakei-noADS.gif

で、ひとつひとつの音がカマボコのような、平坦な音量になっていまして、いかにも棒吹きといったかんじ。


これに対し、(一応)良い例としてASDをつけると、

MyOne02-ASD.mp3

同様にこの音声ファイルの冒頭10個音の波形は
Hakei-ASD.gif

で、ひとつひとつの音が、アタックのあと音量が小さくなって、持続して、再度小さくなって消える、というのがわかるかと思います。
 要は、音楽的な演奏をするには、こういう波形のイメージで、一音一音、音量などをコントロールする、のが大切だと。
で、これはこれを聞いててKirinoが思ったことなのですが、こういうASDな音の出し方の練習としては、ウッドベースの4ビートのウォーキングベースラインを、「ウッドベースの音の出方(ASD)のイメージで吹く」といいかな、と思いました。

 で、あと、Mintzer氏は、ASDの他に、ベンドとか、装飾音とか、クレッシェンドとか、その他いろいろなアーティキュレーションも大切だよと、おっしゃってまして、耳コピなどするときも、そういう細かい部分にも気をつけようね、というお話でありました。
つまりは必要に応じて、Attackにベンドをつけたり、SustainやDecayのときにビブラートをかけたり、ベンドをしたり、ということでしょう。ついでなので、同じフレーズで、ベンドなどつけるとこんな感じ(うーん、我ながらあんまり上手くないな・・・)
MyOne03-ASD-BEND.mp3


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 まあ、私自身、特に意識はせずともきちんとASDのある吹き方はしてましたし、また、多くの方がすでにやっていることだとは思います。ただ、僕も時々初心者の方にサックスを教える機会があったりするんですが、初心者だと結構「棒吹き」の方はいらっしゃるんですよね。そういう方を教えるときに、「棒吹きでなくてもう少し歌って、表情つけて」とか、「そのフレーズは、「ダーダ」じゃなくて、「ダゥーダ」で吹いて」なんていうことが多かったんですが、いまいち根本的なところを言えてないな、どういうふうに表現したらわかりやすいのかなぁーとずっと思っていたのですが、この「ASD」の考え方はまさにそんなモヤモヤを解決する考え方でありました。

棒吹きに悩んでいる方にもし参考になれば幸いなのですが・・・・・どうでしょうね?

-------

 ふと思って、手持ちのサックス、クラリネット、フルート、トランペット、の奏法教本あわせて10冊くらいを見てもこういう考え方って(1冊を除き)載ってないんですね。むしろジャズ向け含むほとんどの教本で、タンギングとロングトーンの練習のとこで、「音量が(A、S、D通じて)一定のカマボコになるようコントロールしてタンギングとロングトーンしましょう」、という練習が出てきます。もちろんこれは「吹奏をコントロールする基礎技術」として絶対な必要な練習なんですけど、これと「音楽的な演奏における実際に用いる吹奏方法」というのは別だということなんですね。ジャズ向けの教本だと、その部分を「タータじゃなくてディーダで」、とか、「いろんなアーティキュレーションで」の一言で片付けているものが多いですけど、そもそもカマボコ吹きしかしたことのない初心者にいきなり「ドゥーダ」で吹けっていったって、イメージ湧きにくいと思うので、その間のステップとして「ASD」な考えの練習をするっていうのは、良いのかなと思いました。

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 蛇足ですがMintzer氏には「Playing The Saxophone」という1994年出版のサックス教則本があるのですが、これにはASD的に考えは書いてありませんでした。比較的最近のアイデアなんでしょうかね。それは置いておいても結構勉強になる教則本ではあるのですが。
 僕が持っている本のなかで唯一ASD的考えが載っていたのはリーブマンの「サクソフォーン上達法」で、「第8章 ニュアンス表現のテクニック」の冒頭ですが、今回紹介したASDより、さらに広い意味で書かれてますね。、いやー、今回読み直してみて、やっときちんとこの部分の意味がわかりました。この教則本、本当に奥が深いので、初心者以上のサックス吹きを目指す方には、あらためておすすめです。
サクソフォーン上達法 デビッドリーブマン 著/川里安輝子 訳/土岐英史 監修
土岐 英史 川里 安輝子
411548621X

タグ : サックスMintzer教則本録音してみた

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2009.03.02 (Mon)

教則本/ザ・ジャズ道・アドリブの扉

なんと私が崇拝する池田篤さんの教則本が出ました。当然買いましたよ!!!

4636840305アルトサックス ザ・ジャズ道 CD付 アドリブの扉
池田 篤

ヤマハミュージックメディア 2009-02-19
売り上げランキング : 49063

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


収録曲などは出版元のページ↓を参照。
http://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTW01084030

上記はアルトサックス用ですが、
テナー用、トランペット用も同時に出ています。収録曲は同じでデモ演奏違いです。
付属のCDは収録曲のカラオケ演奏とデモ演奏です。アルトとテナー用は池田さんの演奏、トランペットバージョンは岡崎好朗さんの演奏です。カラオケはピアノトリオ。内容としては、ジャズサックス入門者向けであります。全10曲とも、シンプルなメロディー吹奏と、ごくごくシンプルで譜面的にはすごく簡単なアドリブ演奏(メロディー、アドリブともデモ演奏通りの譜面つき、1曲3分程度)からなっておりますので、1年以上吹奏楽でサックスをやったくらいの方が、ジャズサックスやってみたい、アドリブしてみたい、けど、どこから手をつけていいのか全然わからない、というときの第一歩、まさしくタイトル通り「アドリブの扉」にうってつけの本だと思います。ジャズの吹き方(アーティキュレーション)の基本や、ごくごく初歩のジャズ理論も非常にわかりやすくとっつきやすく書かれていますので、そちら方面の「扉」にもなります。
この系統の教則本だと、ATNから出ている「イージージャズコンセプション」シリーズがありますが、それをさらにわかりやすくとっつきやすくした感じ。初心者向けですので「書いてある」内容は中級者以上には正直物足りないものではありますが、中級者以上に参考になる一番のポイントは、「池田さんのシンプルな吹奏」がじっくり聴けるというところ。とにかくこの池田さんのスピード感がありながら余裕と優しさと暖かさを感じる音、息づかい、ビブラート、微妙なアーティキュレーション、これを聴き取りやすいシンプルな演奏でじっくり聴けるところは初心者から上級者まで参考になると思います。最後のデモ曲の「When I Fall In Love」は特に絶品です。難しいメロディーフェイク、アドリブを入れないという初心者向け教則本の制約の中でも、音色と歌い方だけでこれだけ感動的な演奏ができてしまうという最高の例であります。あと、バッキングカラオケのピアノトリオ(p石井彰、B上村信、Ds高橋徹)がまたすばらしく、他の教則本と一線を画しているところでもあります。
ちなみに巻末に「宿題」としてコードの1度2度3度5度の4つの音で練習しましょうというのが載っていますので、もしかしたら続編もあるのかなあ・・・と期待しております。おすすめっ!

タグ : 教則本

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2008.05.13 (Tue)

ソニーロリンズ来日中

ソニーロリンズ来日公演中ですね。
私、一昨年の「日本ラスト公演」は、ちょっと躊躇している間にチケット売り切れてしまい、後悔しまくりだったので
今回の復活公演はかなり早めに意識して、5/14の東京公演買ったんですよ。。
凄く楽しみにしてたんですが、
買ってわりとすぐに、どうしてもどうしても外せない仕事が入ってしまい、、、
泣く泣く、同じバンドのサックス吹きの知人にチケット譲りました。
まあ無駄にならなかったので良いのですが、やっぱり泣いた。
あまりにも悲しかったのでしばらく考えないようにしてたら、知らない間に追加公演とかされてるし、気づいたときには売り切れてるし。あぁもう。


そんなこんなですが、来日プロモーションで、先の10日にTV Tokyoに生出演してちょこっと演奏したらしいですね。こちらも見逃してしまったのですが、こちらはかすかな期待通り、YouTubeにあがりました。UPしてくださった方、ありがとう!

このビデオ、なんとロリンズの公式サイト
http://www.sonnyrollins.com/
からもリンクされてますので事実上公認ビデオですね。


Youtube直は
http://www.youtube.com/watch?v=zN_nkl7f9H8

全てが凄いですが、
僕的にはこの年齢で、この音でこのビブラートでこのロングトーンができる・・・というのがまず思ったところ。やっぱり生で聴きたかった・・・
できれば、来年も、来てください。おねがいします。。。。。

しかしこのアナウンサーといい、あまりにも突然ブツッとCMに入るタイミングといい、この番組関係者のジャズ無教養ぶりを世界に示してしまってますな~~~。どうにかならなかったのかなぁ世界中のジャズファンが怒るぞこれは。あぁぁ恥ずかしい。
どうせなら「いいとも」でタモリ氏に紹介してほしかったものですが。

タグ : ジャズサックス動画日記

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2007.04.05 (Thu)

JAZZ HORN マイケル・ブレッカー特集号 & 耳コピ本

JazzLife増刊ムック「JAZZ HORN」が今年も3/31に発売されました
今回は追悼ということで「マイケル・ブレッカー特集号」です。

『JAZZ HORN マイケル・ブレッカー特集号』
本体価格:1800円(本体1714円+税)/2007年 3月31日発売


詳細は出版社三栄書房の当該ページも参照

追悼特集ということで、個人的には創刊以来のJAZZ LIFEのマイケル記事全てを再収録!とかを期待していたのですが、全てではなくていくつかを再収録だけにとどまっていましたね。個人的には勝手にそういう資料的価値を期待していたのでちょっと残念。

個人的には1988年以降のJAZZ LIFEは全部じゃないけどかなりの数、揃えているので、この際マイケルのEWI関連の知見だけでも抜粋してこのBlogにメモ書きしていこうかな・・・・・・

で、この本のほうはEWI関連では1ページだけ、EWIが目立つアルバムを集中的に紹介するページがあったけど(ちなみに隣にはEWI4000sの紹介記事)内容的には既にウチのサイトに載せているものより特に新しい知見はなかったので個人的にはちょっと残念。




ところで、マイケルブレッカーのソロのコピー集としては、正規のものとしては2冊出ていますが、そのうち比較的入手が困難だった
「The Michael Brecker Collection」
が、amazonの取り扱いが復活していました。しかも結構安い。


楽器店等ではおそらく3000~4000円程度しますので、興味のある方は取り扱いのあるうちにどうぞ。
収録曲は
http://www.atn-inc.jp/7133.htm
参照。EWIな曲も数曲あります。

※4月6日追記
取り扱いのあるうちに~ なんて書いたら今日現在あっというまに取り扱いが無くなってマーケットプレイスの高価格品だけになってしまいました。残念。記事を書いたときは2224円だったのですが。



ちなみにamazon他楽器店でも在庫が潤沢で比較的入手が容易なほうは
コレ↓

です。収録曲は
http://www.atn-inc.jp/7133.htm
参照。こちらもEWI曲がかなり含まれてます。

・・・・・・・

ちなみに、、、他ににマイケルの譜面が欲しい場合は
http://www.ibrecker.com/solos.html
・・・とかも。。。

タグ : Brecker雑誌教則本

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2007.02.20 (Tue)

Charlie Parker Omnibook収録曲コンプリート@iTS

前回記事からだいぶ間隔があいてしまいました。。。。
なんだかいろんなことが不調続きでして前回書いたけにーぎゃれっとのわーくしょっぷが主催者側の不手際で中止・・・・というのがミソのつき始め、仕事もプライベートも何となく良いことがなーい、終いにはパソコンも故障(増設メモリがイカれた)という。

そんなこんなで、やっとパソコンもなおって、気分転換ーーー!ということで、いつかやろうかなあと思っていた、
”Charlie Parker Omnibook収録曲の全曲コンプリートをiTunes Store上でやってみる”

というのをやってみました。
↓下記クリックで見れます(要iTunes)
Charlie Parker Omnibook @ iTS
icon


このオムニブックというのは以前
http://wx5.blog2.fc2.com/blog-entry-113.html
で書きましたが、チャーリーパーカーのメロディーとアドリブソロ60曲を採譜したコピー集です。Eb版のほか、C、Bass、Bb版もあります。
間違いもそれなりにあるのですが、パーカーの練習をするときには大変便利な一冊であります。ただ、当然譜面を見るだけではパーカーのノリとかはわからないので演奏を聴きながらやるのが大前提になりますが、全曲集めるとなると、それなりの数のCDを買わなくてはいけないし探すのが大変なわけですが、
iTunes Storeだと検索&試聴できてバラ売りなのでかなり楽ですね。
残念ながら"Back Home Blues"だけオムニブック収録バージョン(Take 2)がiTunes上に無かったので、コンプリートは逃しましたが、59曲が簡単に見つかってすぐ買えるとは良い時代になったものです。

(このBack Home Blues(take 2)はVerveのコンプリートボックスに収録されてるのは確認してますが他はわかりません。なお「Verve Master takes Complete盤」には収録されてません)


できるだけ安く多く揃えたい!って場合は、たぶん、前述
http://wx5.blog2.fc2.com/blog-entry-113.html
で紹介した、membranから出てるパーカーの廉価版10枚組CDセットを買って、不足の曲をiTunesで買うのが価格と手間のバランスがとれてて良いんじゃないかと思います。
もっともそのmembranの10枚組CDは、マスタリング処理でノイズは減っているのは良いのですが、パーカーのサックスの音も高音域が「丸く」なっているので、特にアルトサックスの人でパーカーの音色まで研究したい方には不足かも。

そんなマニアックな方は、この際ダイアル、サヴォイ、ヴァーブの各コンプリートボックスを買っちゃうのが良いのではないでしょうか。(せっかくですから詳細な日本語解説のついた日本語盤で)


↑僕の持ってるボックスセット3種類

でも現在amazonではダイアルのコンプリート盤くらいしか在庫無いみたいですね。他は廃盤でしょうか。輸入版も高いっすね。

とりあえず都内の中古CD屋(ディスクユニオンの新宿渋谷お茶の水あたり)だと、上記写真の3つのコンプリート日本版の中古がしょっちゅう出てますので、都内近郊の方はこういう店で買うのもおすすめです。価格はサヴォイ(8枚組)、ヴァーブ(10枚組)が各8000~10000円、ダイアル(4枚組)が5000~6000円くらいが多いです。

タグ : ジャズサックスCD

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2006.12.21 (Thu)

Charles Mcpherson / Live At The Cellar

Charles Mcphersonをご存知でしょうか。(ご存知の方はいまさらですすいません)
1939年生まれ、パーカー直系のバップスタイルを貫くアルトサックス奏者。
パーカーの伝記映画「Bird」でパーカーの吹替演奏パートを担当したことでも有名。
(その他詳細はhttp://www.waw.ne.jp/BODY+SOUL/2000/mcpherson.htmlに詳しい。公式サイトはhttp://www.charlesmcpherson.com/

そんな巨匠なのに、恥ずかしながら私、全然知らなくて、最近サックスの先生に教わって、はじめてその名前を知りました。そんな発端でCDを買い始めて、何枚目かに出会ったのがこの
"Live At The Cellar"

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1823197

1曲目から最後まで、とにかく熱く、太い音。全曲10分超、その半分以上の時間、つきることなく湧き出る"歌う"フレーズ。パーカースタイルを極限まで追求してそれを突き抜けたオリジナリティ。

もー久々にCD聴いて衝撃を受けました。今まで俺はこの人を知らずに何をやってたんだろうかと。

マクリーンとかフィルウッズとか好きな方には是非おすすめです。ていうか、バップ系アルトサックスを語るならMcpherson聴いてなくちゃ話にならんと断言!!!!(つい最近知った割に偉そうなこと言ってますが)

そんなわけでこのCDでMcphersonにハマリまして、いろいろ買いあさってますが廃盤が多く、新品/中古問わずなかなか流通していないのが悩みのタネ。なんとかCD7枚集めましたが、そのなかでは、やはり一番のオススメはこの Live At The Cellar。 とにかく限りなく熱く燃え上がるライブ盤です。

とりあえずHMVで買えます。(ちなみにamazon.co.jpにはありません。)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1823197

レーベル公式ページはhttp://www.cellarlive.com/mcpherson_cellar.cfm
3曲試聴可能。まずは聴いてみて!!!。試聴用MP3の圧縮音ではなかなか厳しいですけど、私は1曲目の最初の音だけでヤラれました。


その他
http://catfish-records.ocnk.net/product/2642
でも買えます。日本語レビューあり。


ほんでもって、もしMcphersonが気に入っていただけたら、他に入手が容易でおすすめは以下の2枚。

Is That It No But
http://www.hmv.co.jp/product/detail/400124

But Beautiful
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1675676
どちらもスタジオ録音の国内盤。前者はLive At The Cellarと何曲か重なっていますが、ライブの熱さが少し抑えられているかわりに、より緻密に練られた音とフレーズが堪能できます。5曲目ピアノとのDUOによる「OLD FOLKS」が特に出色。泣けます。

後者は全曲バラードで、BGMにもぴったり7曲目LOVE LETTERSはアルト1本のソロ。しみじみグッと来ます。これのみAMAZONでも取り扱いあり。
レーベル公式ページは
http://www.venusrecord.com/SJgolddisk/index.html
です。(少し要スクロール)。全曲試聴可能。


ところでMcphersonについていろいろ検索すると、
最近話題のSAXメーカー、Cannonball Musical Instruments
のサイトに、Mcphersonの推薦コメントが載ってますね。
http://www.cannonballmusic.com/japan/artistsj.php
(リンク先ブラウザによっては文字化けするのでエンコードをUnicodeにしてみてください)
え~!?これって、ただの感想?それとも現在Cannonballのサックス使ってるってこと??
もし使ってるんなら、かなり、心が動くかも・・(ミーハー)・・・。

タグ : ジャズサックスCD

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2006.10.30 (Mon)

バッハ無伴奏チェロ組曲for Saxophone

前回書いた通り都心に出たついでに譜面屋さんを物色、ヤマハ渋谷店で探していたものをゲットしました。

Classics for Saxophone
J.S. Bach Six Suites for Violoncello Solo
(tanscribed and edited for saxophone by Trent Kynaston



バッハの無伴奏チェロ組曲1~6全てをサックスで吹くのに最適に移調して、見やすい譜面にしたものです。輸入譜。

この曲は清水靖晃氏がテナーサックスで演奏したもの(CELLO SUITE 1.2.3.)がTV-CMにもなったりして非常に有名ですが、僕もそれを聞いて好きになったクチですがサックスの基礎練習にもなるなぁーと思ってそのころからやってみたかったのですが
(実際に前にウインドシンセでやったのは公開したりしてますが(ここのNo.12です。へたです。)

この前Bob Mintzerのクリニックに行ったらMintzerも今バッハの曲を練習して演奏にも活かしている(実際言われてみると確かにYellowjacketsでの演奏でバッハ的なアプローチをしてるソロがあった)なんてことを聞いたら一層この曲をやりたくなっちゃって、でもチェロの譜面はヘ音符だし音域もサックスに合わないし、移調して自分で書き直すのも大変だし・・・と思って楽譜を探してみたら、まさにぴったりのがあったという感じ。

ちょっとだけ練習してみましたが、原曲の実音から移調してしまっているのはやむを得ないところですが音域はサックスの正規運指内にぎりぎりきれいにおさまっていますし、アーティキュレーションの指定やサックスに最適なかえ指の指定もありますし、1曲が必ず見開きページで終わるようにきれいに譜面が書かれていて実際に演奏するにも大変便利で感心してしまいました(演奏中にページをめくらなくても良い)。ちなみにアルトやテナーの区別はありません。全サックス同じ譜面になります。

ヤマハ渋谷では税込み4305円で、少し高いぞーと思いつつ潔く買ってきました。
帰ってきてWEBで調べてみたらATNで取り扱ってました。
http://www.atn-inc.co.jp/8049.htm
税抜き2400円。ちょっとショック(笑)。まあ、しょうがない。
クラリネット用もあるみたいです。
http://www.atn-inc.co.jp/2043.htm

出版はは米国のadvance musicですが
http://www.advancemusic.com/
ちょっとのぞいてみたら、他にも良い譜面いっぱいありそう。

そのうち何曲か録音してみたいなあ・・・・(いつになるやら)

タグ : サックス教則本

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2006.09.03 (Sun)

Bob Mintzer サックスクリニック

YellowJacketsの公演で来日中のBob Mintzerのサックスクリニックがイシモリで行われたので行って来ました。
2006 9/2(土) 13:00-15:00 於イシモリ地下イベントスペース、一般4000yen
http://www.ishimori-co.com/live/index.html
参加者は50人程でほぼ満員。
2時間の間前半は日々の練習法などについてMintzer氏の講義、後半が様々な質疑応答、という形でした。

内容は、質疑応答の時間もかなり多かったので多岐に渡りましたが、
主要な部分を、一言でまとめてしまえば、
「いろんなスケールやフレーズを、全てのキーで、スムーズに、なるべく速く、できるように」
「いろんなひとの演奏を聴いて、アクセント(アーティキュレーション)の細かいとこまでコピーしよう」
という、あたりまえといえばあたりまえのことではありましたが、
それに付随した練習法の具体的な部分でいろいろ細かいヒントとか得るものが多く、大変勉強&刺激になったひとときでした。

クリニックの最初と最後に、アカペラソロで2曲(Easy LivingとDona Lee)やってくださいましたが、いやー、さすがでした。
なんかつい最近楽器を落としてしまったということで、当日Mintzer自身の楽器(5万番台のGPのマーク6だそうな)はイシモリで調整中ということで、クリニック時は店頭にあったバランスアクションで吹いてましたが「すごい良い楽器だ」とベタ褒めしてました。この楽器販売してるそうですが、さてさて?

終わったあと完全にミーハーモードになって、
Mintzer氏のコピー集とEWIにサインしてもらいました。わーい。
ewimint.jpg

タグ : Mintzerサックス

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2006.04.23 (Sun)

Charlie Parker 10 Cd Wallet Box (CD10枚組1500円)

前回のエントリの通り、独国www.membran.netが出している廉価CDセットをいくつか買ったわけですが
その中からチャーリーパーカーのセットについて詳しくご紹介。
bird10.jpg
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1477884
1枚目がビッグバンド含む最初期の演奏、2~5枚目がSAVOY、DIAL、Verve期とりまぜたコンボでのスタジオ録音、6・7枚目がライブ録音、8枚目がラテン曲集、9枚目はVerve中心にいろいろ、10枚目が有名なwithストリングス集。というわけで、収録日別というよりはタイプ別になっていて、聴きやすくなっています。
まったくもって収録曲の贅沢なこと。とりあえず、これだけおさえとけばパーカー一応聴いたことあります、って言ってOKだと思います。


ところでサックス吹き限らずアマチュアでジャズでビバップやろうとするならば、とりあえずチャーリーパーカー何曲かコピーするのは必修課程ですが(断言!(笑))、そんなときやはり役に立つのは「チャーリーパーカーオムニブック」、パーカーのオリジナル曲の名演60曲が完コピ収録された本です。
洋 チャーリーパーカーのオムニブック アルトサックス用(E-flat)
(amazonではアルト用在庫切れの為、上記画像は楽天へのリンクです。有名な本なので普通の楽器屋さんにも売ってることは多いと思いますが、もし在庫があればamazonが一番安いです。amazonへのリンクはコチラ
持ってる&やろうとしてる方も多いとは思いますがもともと譜面に書けないノリの部分が多いパーカーですから実際の演奏聴きながらでないとどうにもならないわけです。

で、このCD10枚セットですが、この1500円のセットだけで実にオムニブック60曲中の、39曲の演奏が入手できます。曲目的にもこの39曲でパーカーの必修曲はほぼ網羅していまして、唯一洩れているのは「コンファメーション」と「Verve版のナウズザタイム」くらいですが、でもこれらはもう一枚オリジナル盤の「ナウズザタイム」に入ってましてこれ買えばプラス6曲、計45曲が約3000円で揃えられます。なんてお買い得!。


その他オムニブックに入ってない曲としては、「チュニジア」の一番有名なバージョンを始め、Lover man、Embraceble You、Bird Of Paradice、一連のストリングスもの等、主要なところは押さえてます。(贅沢を言えばBird Of Paradiceあたりはバージョン違いも欲しかったところですが)
音質的には、従来のコンプリートボックス等で顕著だったオリジナルテープ由来の「ジリジリパチパチ」ノイズがマスタリング処理でほぼ完全に消されており、非常に聴きやすい音
になっています。おそらくジャズ入門者用、初心者用であろうと思われるこのボックスセットの主旨を鑑みると、明らかに耳障りなパチパチノイズを無くしたマスタリングは理解できます。もっともそのため高音域が少し丸くなっているのでピアノのきらびやかさは少し抑えられていますし、パーカーのリードミス音も弱くなったりしています。ここらへんは好みでしょう。

ということで、既にコンプリートボックスを揃えて持っている私であっても買って得したと思わせるこのセット、パーカー入門に最適です。是非どうぞ。

テーマ : JAZZ ジャンル : 音楽

タグ : ジャズサックス教則本CD

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2006.02.19 (Sun)

近況

1月後半から公私共余裕がなかったけどなんとか一段落ついてひさしぶりに一息つけているこの週末です。

先々週は久しぶりに風邪ひきました。インフルエンザではなかったけど、2日ほどダウンしてました。体調悪いのはしょっちゅうだけど、「きれいな風邪で寝ていた」記憶がここ数年なかったので(何とかは風邪引かない?)かえって新鮮でしたが、体調崩すと耳が詰まる傾向のある私としては数日後にコンボでライブの予定だったので直るかどうかヒヤヒヤでした。なんとかぎりぎり直って無事にライブ終了できてホッ。

まあ演奏のほうは、反省点もたくさんありますが、昨年からのサックスレッスンの成果は少しづつは出ているかなとは思うのでその点は嬉しい。

そのレッスンですが3日前に通算7回目受講終了。コルトレーンの"Locomotion"とマクリーンの"I Love You"の分析をやって、次回の課題は”ALL THE THINGS YOU ARE”で書きソロ書いてくる、ということに。この曲転調のとこが嫌で見て見ぬふりをしてきましたがもう逃げられないなぁ・・・。

 それから、メインのアルトサックス(Selmer SA80-I)を某有名店に調整に出しました。昨年後半から下の"C"から下の音が出づらい状態で、その他のバランスもかなりおかしかったので、2年半ぶりくらいということもあり、タンポ全交換+悪いとこ全部直して10万円コースを覚悟していたんですが、そんなに悪くないということで見積もり2.5万でした。ということでどうせなら、ということでオプション扱いの完全分解清掃(約1.5万)もやってもらい、最終的に「タンポ3つ交換、ネックコルク張替、分解清掃、完全調整で税込み4万ちょっと」で済みました。納期も約10日だったし、満足満足。完全分解清掃は買ってから20年で初めてで、隅に貯まった20年分のゴミもきれいになりピカピカ。吹いてみたけど低音はもちろんきちんと出るし、調子良いです。嬉しいなぁー。
 やっぱり、今度から年に1度はきちんと調整に出そう、と思いました。
 
 実はメイン楽器の買い換えも考えていて、昨年秋の楽器フェアから後いろんなとこでいろんな機種を試奏してたんですが、現行機がこれだけ良くなると、買い換えの必要も無いかなと思うので、やっぱり買わないことにしました(爆)。浮いた予算は新MACとEWIの購入に回します。

 ちなみに試奏したのはセルマー、ヤマハ、ヤナギサワ、キャノンボール、カドソン、ランポーネ、の各現行の上位機種各種。(ビンテージ系は手に余るので手を出さないことにしてます)
 みんな良い楽器でしたが明確にわかりやすい個性を感じたのはキャノンボールとカドソンかなあ。特にキャノンボールはコントロールしやすいし、コンテンポラリー~フュージョン寄りな曲ではそのバリッとした音色で演奏している自分がイメージできたので、もしお金持ちだったら買い増しで欲しいんですが。。。残念ながら、あきらめます。この際今のSA80に一生の操を立てるつもりで(笑

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ところでサックス以外で最近つとにハマッているのが「のだめカンタービレ」。昨年あたりからかなり話題になっているクラシック音楽界が舞台の漫画です。だいたい流行の漫画にはたいしたモノがない、音楽漫画にもたいしたモノはない、って偏った先入観もあってずっと素通りしてきたんですがたまたまコンビニで第1巻を立ち読みしたらハマッてしまい、速攻で本屋で全巻大人買い。二晩でダーッと読み切りましたがいやー、感動した。読んだ漫画が夢に出てきたのは、いつ以来だろう。
ストーリーも普通におもしろいのですが、なんと言っても節目節目で出てくる演奏のシーンがいいです。画面から音が聞こえる。それも自分の知りうる「最高の瞬間の音」が。
 巧拙は問わず演奏経験のある人なら演奏中に「全ての音と雰囲気が最高の状態で化学反応して演りながら身を震わせる至高の瞬間」の経験があると思います。(僕の場合20年近く音楽やっていままで、3回くらいかな~。でも、あの瞬間が忘れられないので、ずっと音楽をやっている・・・)この漫画を読むと場面ごとにその瞬間の記憶がフラッシュバックして感動に浸れます。そりゃーハマりますわなぁー。
もちろん画にそれだけの表現力があるってことなんでしょうがやっぱり漫画という媒体はすばらしいですなー。これが音付きのアニメや映画になっちゃったら、どんなに一流の演奏家の演奏がつこうとも全ての場面で自分の理想の音が出てくるわけじゃないですから、ここまでの感動は味わえないでしょう。
 実際この漫画のこともありひさしぶりにクラシック聴く気になって、ちょうど近所で在京のプロオーケストラの公演があったので10数年ぶりにオーケストラのコンサートに行きましたが(モーツァルトの40番とかやった)、身を震わす感動までは至らず。いやとってもすばらしかったですけどね。気持ちよくて、心地よくて、爆睡(笑)。それはそれでこの上無く贅沢な時間なわけで、まさに夢見ごごちで幸せなひとときを堪能したのでありました。

タグ : 日記サックス

09:16  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2005.12.04 (Sun)

e-Sax その2(完)

前回、不良品だったことが判明したボトムスペーサですが、販売店に状況説明し交換を依頼しまして、今日交換品が到着しました。ちょうど1週間ですね。不良部品も返品の必要なし、こちら側の出費もなしということで、丁寧な対応をしていただけました。感謝。

不良品は、はめ込む部分の中央部が波打つように凹んでいて、いくら力をかけても角度を変えてもきちんとはまらないのに対し良品はなにも気遣いせずスポッとはまりました。もし同様の症状の方はメーカーか販売店に問い合わせてみましょう。

で、あらためてスペーサーの位置とかいじって使ってみました。
使用サックスはセルマーSA80-1と、ヤマハYAS-62です。

・位置によって微妙に最低音の出しやすさとか変わりますね。
・位置や支持ゴムのあたり方が悪いとに特定の音だけ”ビビリ音”が出る場合あり。
・右手小指キーの操作性は位置調整と慣れで、あまり気にならなくなりました。
・左手高音キー(D#以上)はちょっとやりにくさが残り、高速フレーズではやりにくいものも有り。
・右手サイドのトリルキー(C、E,F)もちょっとやりにくさが残る。少なくとも、手首全体を動かしてトリルするような動作は無理かも。
・サブトーンっぽい音はだいぶ感覚がわかってコントロールできるようになった。
・オルタネートフィンガリングとか倍音とかも、充分出せるんだけど、”裸”の状態と管の振動状態が多少異なる(ボトムスペーサ等のゴムで管を支持している=管の振動を多少なりとも変える)ので完全にコントロールするには慣れが必要か。
・内蔵マイク、エコーをoffにしても、ごくわずかエコーが残りますし、ちょっとノイズが気になる。(内部回路でまざっちゃってる??)まあ、練習レベルでは全く気にならないんですが、これで「きちんと録音」するのはちょっとつらいかなと。
・下腹にあたる位置の、ケースを閉じるための「パッチン」が、時々練習中にはずれていることがある(パッチンが服にあたって、つかっているといつのまにか開いてしまう)ので、はずれにくくする対策を望む。

てなかんじですが、なんだかんだ言って「練習用に好適なすばらしい製品」だと思います。練習場所に困っているひとにはオススメできると思いました。

一応また録音してみました。カラオケにあわせた一発取りで、サックスの音はe-Saxのラインアウトそのまんまです。

まあしやるろいある風

セルマーSA80 + Mayer 6M。譜面無くてうろおぼえなんで間違えてますごめんなさい。

というわけで今週本来の購入者に引き渡すので短いe-Sax体験もここまでとなりました(残念)
私自身はこれが「充分使える」ということがわかったので、必要に迫られたら自分でも買ってしまうのではと思います。 以上!

テーマ : サックス ジャンル : 音楽

タグ : サックス

23:30  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2005.11.30 (Wed)

レッスン

サックスはもう20年吹いてますがきちんと先生について習い始めたのが半年前。
月イチレッスン、今日はその6回目でした。
1回目のアンブシュアや息の使い方から始まって前回コンディミまで到着。
今日はその応用をいろいろと。で、いろいろやっているうちにブルースの話になって、
ブルースのトランスクライブとして、パーカーは当然やるとして、それ以外のおすすめを伺ったところ下記のような回答を得たので、メモメモ。
クレッセント
ジョン・コルトレーン マッコイ・タイナー ジミー・ギャリソン
B000AA7DS2

3曲目 Bessie's Blues
  ---既に持ってる市販のコピー本に載ってるのでちょっと楽ができるかな・・・

Coltrane Plays the Blues
John Coltrane
B00004WH7B

ブルース集。変なキーが多いとか。これ持ってないなあ。買わなくちゃあ・・・。

Someday My Prince Will Come
Miles Davis
B00000J7SU

3曲目、Pfrancingのハンクモブレーのソロ。

あと、スティットとマクリーンがフレーズの分析がやりやすいのでどれでもー。とのこと。

あとブルースじゃないけど
スイング・スワング・スインギン
ジャッキー・マクリーン ウォルター・ビショップ ジミー・ギャリソン
B000228WJM

の5曲目I Love You が課題で出た。

・・・・宿題多いっすぅ。がんばんなきゃー。

タグ : サックス日記CD

22:09  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2005.11.26 (Sat)

e-Sax ファーストインプレッション

というわけで昨日我が家に到着したAltoSax用の消音器「e-Sax」ですが
(公式ページは http://www5a.biglobe.ne.jp/~bestbras/bestbrass07_026.htm )

実は自分が購入したわけではありませんで。

楽器フェアでのe-Saxの話を、僕の所属するビッグバンドのメンバーにしたら、
一人、「それ欲しい。買う。買ってきて~」という方がいて、
つまりは代理で買ったというわけです。
もちろんひきわたすまでのしばらくの間、僕が試していいよという条件で(笑

ちなみにしばらくは都内に出る機会がなかったのでもないので、
楽天で

買っちゃいました。
2、3日楽天のようすを観察しましたけど、すごいですね。毎日、安い順に、どんどん「在庫なし」になっていくですよ。人気のほどがうかがえます。

というわけでしばらく使い倒させていただくつもりなんですが
今日は2時間ほど試したので、その第一印象。

まず本体を開けた瞬間は「うーむ、原料原価は安そう」と思ってしまいました(笑)。まあ、それぞれの素材そのものの原価は安くても、それらの材料の「ベストの組み合わせに到るまでのノウハウ」がものすごい高価ですからねぇ。それを考えれば決して高い値段ではないですね。
まずはこの製品でバシバシ初期投資を回収して、テナー用とか更なる改良を、どんどんしていただきたいと思います。

で、使用した感想。

初心者~中級者用の「練習用消音器」としては、余裕を持って合格ラインを超えていて充分使える。すばらしい。サックス用の"使える"消音器を初めて実現した、ということに対して最大級の賛辞を送りたい。
けれども不満に感じる点も多いので、特に中級者以上には、万人におすすめするものではない、とは感じました。

良い点。

・消音性能は、築ウン十年すきま風ぴゅーぴゅーの我が屋でも、玄関の外ではほとんど聞こえないくらいで、一人住まいなら夜中でも練習できそう。これが一番重要な性能だと思うので、これができているだけで、基本的に文句なし。すばらしい。
・低音から高音まで吹奏感もあまりかわらないのでいつもどおりの感覚でふける
・ヘッドホンなしでも丁度良い音量・音質の音が洩れてくるので、ヘッドホンなしで「思い立った時気軽に」練習できる。

いまいちな点
・付属の使用説明書、非常にわかりにくい。「写真のように標準位置で」っていったってどれが標準位置だか全然わからない。もっと写真と説明を増やして!できればカラーで。
・ヘッドホン出力のボリュームがちょっと小さい。
・内蔵エコーの品質がしょぼすぎ。また、エコーをONにするとノイズが多すぎてどうしようもない(まあどちらにしろ僕はエコー使わないのでいいっちゃいいんですが)
・吸音材の表面が意外に禿げやすく毛玉(?)がにすぐできる。
・寒いとこで吹くと、「サックスのベルの中に結露の水が速攻で溜まる」あたりまえなんだけどね。でも捨てるにはいちいちe-Saxを開けなきゃいけないのが面倒。

今後こちらのほうで、いろいろ調節や確認が必要な点。
・使用サックスは、仏セルマーSA80シリーズ1、なんですが、説明書にある「標準の位置」だと、右手小指キー、および最高音あたりの運指(D#以上)が左右ともちょっと狭くてやりにくい。今後いろいろ位置調節していく必要あり。
・微妙なブレスノイズ量調節による音質調節とか、極わずかな換え指による極微妙な音質の変化とかが、出てくる音にあまり反映されていないように感じる・・・・・けれども、単に自分のイメージと出てくる音が一致していないだけかもしれないので、これについてはもう少し使ってみないとなんともいえないかな。


・もしかしたら不良品にあたったかもしれない
e-Saxはケースの内部で、ゴム状の素材でサックスを固定するわけですが、アルトサックスはメーカーにより形状が異なるので、そのゴム状の素材の位置を調節してやって、各社のサックスにあわせるわけです。

で、そのゴムの位置の動かし方ですが、ゴムの底と、くっつけるケース側のしかるべき位置にレゴブロックのような「オス・メスの穴」が空いていて、それをはめ込む仕組みになっています。bottomspacer.jpg

写真は、サックスの一番底の部分を固定する「ボトムスペーサ」と言う名前が付いたゴム状の素材なんですが、
なんだか僕のところに来たやつは、その底部が、中央部分が少しヘコむように全体が変形していて、ケースの穴にきちんと入らないんですよ。
端っこの穴だけなんとかはめ込んで固定して、楽器を吹くと、しばらくしてはずれてしまい、中で楽器がぐ~らぐら。どうにも困ったもんです。
いろいろ力をかけたりあたためたりしたけど、どうやってもきちんとはめ込めない。
「ボトムスペーサ」の変形具合を見ると、どう考えてもはまりそうにないので、
これは不良品ではないかとも思います。製造元に問い合わせてみます。

 ※11/29追記:ベストブラスさんに問い合わせたところボトムスぺーサの一部ロットに成形不良の問題が発生しているそうで、現在購入店経由で交換手続き中です。

ググってみると、僕と同じような症状の方もいるようですが、
他の大多数の皆さんは問題なくハメ込めているのでしょうか?
(TAKさんのは、いかがでしょうか??)


とりあえず、そんな状況ですが、せっかくなので録音してみました。(期間限定公開)
バップ風
サックスはセルマーSA80シリーズ1、MPはMAYER 6Mです。
e-Saxのラインアウトを直でミキサーにつっこんで、カラオケと合わせて一発録りです
レベル調節バランス悪くてすみません。MTR欲しい。
結構、「オンマイク」な感じで録れますね。
このラインアウトは結構レベルが低めで、ミキサーのボリュームは結構上のほうになってます。


さんちゃん風
サックスは前といっしょ。MPもMAYERです。
こっちはラインアウトにエフェクタ(コーラス+リバーブ)直列でかけてます。
カラオケといっしょに、WET音も聞きながら一発録り。
耳と歯からくるDRY音とエフェクタのWET音聞きながら演奏するのって難しいですね。本当はどういう音になってるか、全然わからないですね。こういうのやったことなかったんで新鮮でした。

いいかげんな録音ですが、まあe-Saxはこういう楽しみ方もできるということで。
その他いろいろ思うところもありますが、基本的にはすばらしい製品と思います。
でも急がない人は、もう少しロット数が重なるまで待っても良いかも。
あと出来るだけ、実際に店で、店員さんの使用説明をうけた方が良いと思います。
結構位置調節のやりかたとか、コツがあって、付属の取り扱い説明書だけだとキビシイところもあると思います。

タグ : サックス日記

21:38  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(5)  |  Top↑

2005.11.25 (Fri)

そして

何故かコレ↓が今自宅に到着。
esax.jpg

詳細は後日ぅ~。

タグ : サックス日記

23:45  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(3)  |  Top↑

2005.11.05 (Sat)

Kenny Garrettコピー本

前にもご紹介したKenny Garrettのトランスクライブ集ですが、
久しく「現在お取り扱いできません」だったのが
やっと日アマゾンで買えるようになりました。
しかも安い。
0634074415The Kenny Garrett Collection
Kenny Garrett


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あのね、大ショックですよ。
実は、どうしても欲しかったので、
当分入荷しないだろうと思って、先月米国アマゾンへ注文してしまったのですよ。
最初納期が「来年1月初旬」なんて出てたんですけど、今見たら「もうすぐ出荷」になってて、キャンセルできないんですよ。
定価+米国からの送料ですよ。
他に3つ、一緒に注文してるんで多少は送料割安になってますが、どう安く計算しても3000円超えるんですよ。それが15%OFFで2060円で送料無料ってなによ。
ちくしょーくやしー。

ちなみに、残りの注文ってのは、Bob Mintzerのジャズ教本なんですが、確認したら日本ではまだ在庫切れだった。ちょっとほっとした。
(本当は日本から買えるようになっては欲しいんだけどね)

タグ : サックス教則本

01:03  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2005.07.11 (Mon)

Kenny Garrettのコピー譜

大好きなサックスミュージシャンの一人がKenny Garrettでして
一時期聴きまくって、耳コピも結構な数しましたがその度に、「あーめんどくせーソロコピー譜出ないかなーーー、ギャレットってかなりミュージシャンズ・ミュージシャンだからそれなりに需要あると思うんだけど何故出ない~」
と思ってましたら、出てました昨年末に。嬉しい!まさに待望。

0634074415The Kenny Garrett Collection
Kenny Garrett


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収録曲は
http://www.halleonard.com/item_detail.jsp?itemid=672530

amazon原価割れ安っ!!!!(US$19.95なのに)

と思ったらamazon在庫切れじゃん。
ちくしょうamazonではマメに"Kenny Garrett"で検索してたのに何故気が付かなかった・・・・
検索したら国内で他に取り扱いあるとこもあるけどかなり高い(amazonの倍近い)ですね・・・・・
しばらくamazon様子見するか・・・・

いや、耳コピするのが一番勉強になるのはわかってるんですが・・・そこは金で時間を買う社会人アマチュアプレイヤーということで。。。。。
----------------------------------------

そんなこんなでついでに譜面をいろいろ検索してたらなんと「The Real Book」がHal Leonardから正式出版になってるのを発見。全然しらなかったー。しかも、安いじゃん!!!
Vol.3まで出るみたいですが現在Vol.2まで出てますね。
Vol.1はC譜の他にBb,Eb,Bassも出てますね。Vol.2はまだC譜のみ。
amazon.co.jpではVol.1とVol.2のいずれもC譜のみ買えますね。

Vol.1 (in C)は
The Real Book
0634060384Hal Leonard Publishing Corporation


おすすめ平均 star
star遂に合法のリアルブックが!

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曲名リストは
http://www.halleonard.com/item_toc.jsp?itemid=240221

Vol.2(in C)は
The Real Book (Real Books (Hal Leonard))
063406021X

おすすめ平均 star
starぜひとも3巻そろえたい!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


曲名リストは
http://www.halleonard.com/item_toc.jsp?itemid=240222

US$25なのに、為替を考えると定価割れでしかも送料無料・・・
検索すると他のHal LeonardのFake Bookなんかも軒並み定価以下だし・・・
こりゃあ輸入楽譜屋さんはやってられないなあ・・・
恐るべしamazon・・・

タグ : サックスジャズ教則本

23:13  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(2)  |  Top↑

2005.02.10 (Thu)

Rova

先の日曜、NHK-FMのSESSION505で
「Rova Saxophone Quartet」[→Link]をやってまして、録音しておいたのをやっと今日聴きました。

良かったっす。

僕かなりJazz系サクソフォンアンサンブル好きでWorld Saxophone Quartet(WSQ)はもちろん他のバンドも企画盤も含めCD屋で見かけるたびに買ってて結構持ってるほうだと思うんですが
Rovaだけは名前は知ってたけど聴いたことなかったんですがかなり気に入りました。
クラシック的風味が強いWSQって感じでしょうか。作曲・アレンジとインプロビゼーションのバランスがとれてるなと思いました。

公式サイトのディスコグラフィー[→Link]で曲名クリックで何曲か試聴できますので興味がある方は是非どうぞ
(ブラウザによってはエラーで聴けない場合があるのでそのときは
http://www.rova.org/soundclips/
からどうぞ)

もっともこのジャンル、受け付けない方は全然だめなのはわかってるんですけどね。万人にはお奨めできない。好きな人だけ聴いてくれい!

でも、Session505の再放送が2/11にありますのでとりあえず聴いてみては如何でしょう。

とりあえずかなり気に入ったので、最新盤の
An Alligator in Your Wallet
An Alligator in Your Wallet




Freedom in Fragments
Freedom in Fragments


を注文してみました。
結構納期かかるみたいだけど、はやく来ると良いな~

このBlogでサックスアンサンブル特集でもやろうかな・・・?

タグ : サックスCD

00:13  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑
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