2017.03.26 (Sun)

iPadとThorでウインドシンセしてみた

iOSでウインドシンセするためのアプリとして、このブログではそれなりの数試してきましたが
なんだかんだでいままで”Magellan”を良くつかっておりました。
理由としては
・基本的なアナログシンセ知識だけで音がつくれる
・ウインドシンセ的にはブレスをフィルターに割り付けるだけ(実用性を考えるとそれくらいしかできないので逆に音づくりがシンプル)
・フィルター開閉の際のデジタルノイズが比較的少ない
・多数のエフェクト内蔵で他のソフトとの連携不要
・1クリックでランダムに音を作ってくれる機能があって、これでできた音をウインド向け少し修正すると簡単に自分の想像力以上の音がつくれる
・比較的低価格。iPhone用のMagellan Jr.(これもかなり低価格)と音色共有できる

でして、今でもMagellanはとてもお薦めなのですが

より複雑で自由度の高い音づくりができるものとしては

Thor がイチオシであります。価格も2017年3月時点で1800円、iOS用シンセソフトとしては高くない。
↓iTunes App Storeへのリンク


基本的には、3VCO、3VCFのシンセですがVCOはアナログの他、FMやWAVESTATIONの波形でモーフィングなども使えてかなり複雑なことがシンプルにできる印象。ただシンセ的音色限定で生楽器音色はほとんどありません。ピアノくらいでしょうか。ウインドシンセ的には、ブレスをほぼ全てのパラメーターに任意の数、任意の幅で割り付けて掛け算・足し算もできること。下の画面がRoutingという画面ですが、自由度高くいろんな設定ができます。
Thor Routing

詳しく知りたい方はマニュアルをどうぞ。
https://www.propellerheads.se/products/thor/manual/

ウインドシンセ用としては既に下記のようなサイトで有料パッチが販売されています。
http://www.berniekenerson.com/sound_design/

http://www.patchmanmusic.com/all_propellerhead_banks.html

どちらも良い音だし、ウインドシンセとして全く問題なく自然だし、複雑な音色変化もしてますね。どちらもリンク先でデモが聞けます。

前者の方はそんなに高くなかったので私も買ってみましたが、エグイ音色あるし、普通に使いやすい音色もあって良い感じです。

で、それはそれとして、オリジナルの音色づくりにも挑戦してましていろいろいじってます。
こーいうのは自分でつくるのが楽しい面も多いですからね!

ということでさっきの画面の音色でテスト録音。
自分でイチから音色つくってやってみました。当初の予想よりうまくできたかなと思ったので思わずアップしてしましました




フィルター開閉やブレスで動かすオシレーターシンクのデジタルノイズは多少出るけど充分実用範囲!

伴奏とのバランス悪いし音色の作りこみはまだまだ甘いし、演奏そのものの練習もまだまだ必要なのでひっそり練習公開ですけどもっと再現度高めてそのうちきちんと公開したい!

なお、Thorの多少不満なところは、内蔵エフェクトがディレイとコーラスしかないので、他のソフトと連携してエフェクトをかけないといけないこと。今回はAudiobus経由でJamUpというソフトでリバーブかけてます。
あとは自由度が高すぎるので音色づくりにもやたらと時間がかかってしまうこと。まあそれはそれで楽しいんですけどね。

タグ : 録音してみた WX5 iPad ソフトシンセ Thor

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2014.04.13 (Sun)

EWIUSBでiPadを演奏

結構前から、EWIUSBでパソコンや外部電源無しでiPadやiPhone上のシンセアプリを演奏できる、ということが話題になっておりましたので、遅ればせながらやってみました。

下記のサイトなどを参考にさせていただきました(感謝)
http://youtu.be/6ZWKm9CaIQE
http://mark6502.at.webry.info/201212/article_1.html

それによりますと、動作に必要なのは
EWIUSBと、iPadまたはiPhoneは当然としてその他に
・Apple純正のLightning USB Camera Adapter (MD821ZM/A)
・バスパワーハブまたはセルフパワーハブ
のようなので、手持ちになかったUSB Camera Adapterを消費税5%ぎりぎり滑り込みで買いましたw

結論として、問題なく動きました! EWIでの演奏としては初めてyoutubeにUPしてみました

EWIUSB, Camera Adapter, iPad Air, and Magellan "Battle Without Honor or Humanity"
http://youtu.be/Bq1kN1JX_fQ


EWI BEST Maniax!収録の伴奏(MP3ファイル)をmimiCopyというアプリで再生しながら、シンセアプリ(Magellan)を演奏。


上記動画での動作環境は
・EWIUSB:初期に買ったもの(2009年2月=新発売後3ヶ月のもの)
・iPad Air (2013,64GB,MD790J/A), iOS 7.1
・USBケーブル:EWIUSB付属でない汎用のもの
・Apple純正Lightning USB Camera Adapter (MD821ZM/A)
・4ポートバスパワーハブ:ELECOM U2H-CU4BWH

です。動くか動かないかのキモの一つはUSBハブの機種によるようで動作検証としては
・ハブを使わないでUSB Camera AdapterにEWIUSBのUSBケーブル直結では電圧不足の警告が出て使えない
・USB延長ケーブルを挟んでも同様に電圧不足の警告が出て使えない
・バスパワーのハブを挟むと、警告は出ずすんなり使える。ただし、警告が出て使えないものもあった。でも、試した範囲では、使えないものは手持ちの5個中最も古い1つだけだった
●使えたもの(Good):ELECOM U2H-CU4BWH、ELECOM U2H-MS4BRD、ELECOM U2H R4BSV、SANWA SUPPLY USB-HUB2335V
●使えなかったもの(NG):ELECOM U2H-Y2BBK

というわけで、ACアダプター等が必要なセルフパワーのハブを挟めば使えることは初期から報告されていましたが、外部電源不要のバスパワーハブでも多くの場合問題ない結果となりました。「動かない」場合の原因としては、すみませんソースを失念しましたが、ハブの消費電力が大きい、iOSのバージョンが古い、などの仮説をどこかで読んだ記憶がありますが、そこまでは私は検証できていません。まあ、iPad or iPhoneの最新機種で最新環境であれば大丈夫なのでは?と思います。
とはいいつう私もカメラアダプターをわざわざ買って使えなかったらどうしようとドキドキしましたが使えてホッとしてます。
どーでもいいですがウチにELECOMのハブがやたら多いのは、エレコムわけありショップで良く買い物をするのが理由だったりするwww

  →エレコムわけありショップでUSBバスパワーハブを探す

ちなみに、EWIUSBのかわりにUSB接続のMIDIコントローラー(KORG microKEY, AKAI LPD8))を繋いでもきちんと動作しました。ただしEWIUSBとMIDIコントローラーの2台同時接続はさすがに「電圧不足」の警告が出て使えませんでした。

なお、動画ような演奏条件で2時間くらい連続で演奏しても、致命的な誤作動などの問題はおきませんでした。たまに、EWIUSBのベンド感度が落ちたり、Bite CC2の出力がゼロに戻らなくなったりしましたが、コネクタを接続しなおしたり、iPadに接続したままでEWIUSBのリセットボタンを押せば復帰しました。少なくとも練習に使うには問題ないですね。本番でも長丁場で使わなければ問題無いかと。
結構、電池の減りは速いです。フル充電ならそれなりに持つけど、50%充電くらいだとあっというまになくなる感覚です。購入4ヶ月のiPad Airを一晩充電して100%充電にして、動画のような使い方をして、80分で79%まで減りました。

で、長くなりますがここからは、動画のシンセアプリの設定についてのメモ。
今回はiPad用のMagellanを使用しました。これまでyoutube等にupしたのはsaw波にフィルターかけただけのシンプルなものだったので少しだけ凝ってみようということで、EWIの代表的な音色、いわゆる「Judd系」を想定。これをなるべくシンプルにやろうとすると、Saw波を2つ使って、片方を少しデチューンしつつ、マルチトリガーで、音のアタックに極短時間のピッチEGをつける、というのが基本かと思うのでそのように設定。OSC1 とOSC2の波形をSawにして、OSC2のSENTS=+5。
ここでMagellanにはEGでピッチを変える機能が無いみたいだったので、1 shotのLFOを代わりに使用。具体的には
LFO波形= RVRS SAW, SHOT, RAYE=1(最速), PHASE=0, DELAY=0, AMP=約0.2、DESTS(デスティネーション)をOsc2, Filterにすることで、なんとなくそれっぽくなった。
アタックが強すぎる違和感の緩和に全体(AMP)のADSRのATTKをごく僅かプラス(遅く)に調節。
FilterのFreqを息でコントロール。Resonanceを若干プラス。Filterの種類はLPだけど、いくつかタイプがあるので、このタイプ選択と、その下のTRACKというスライダで、息に対する音色変化のカーブや感度を自分の好みに調整。
あとあんまり影響はないけど、OSC2のVolumeを息でコントロールできるようにしてみた。
あとMagellan内蔵のエフェクターで、若干真空管アンプシミュレータを通しつつショートディレイとリバーブをかけてます。

EWIUSBと、MegellanのMIDI Learnの設定は次の通り。

EWIUSB's Breath CC1 = CC2, to Magellan's Filter1 frequency
Breath CC2 = CC3, to OSC2 volume
Bite CC1 = Pitchbend up-down, to PB
Bite CC2 = CC5, to Glide
Pitchbend UP/Down = PB UP/Down, to PB

音量コントロールは基本的にFilterだけです。息が無い状態だとFilter全閉=無音。
Bite CC2にCC5(グライド)を設定しているのがちょっとしたネタでしょうか。マウスピースをグイッと曲げながら音を変えればグライドがかかります。繊細なグライド時間のコントロールは難しいけど、ここぞというときのロンググライドができます。(ちなみにこのネタはMIDI Learnが出来るソフトシンセならPC用でも使えます)
あと動画の最後の部分では、Magellanのコード機能をONにしてハモりをのせています。

しずかーなバラードとかでは、Magellanはフィルター開閉時のザラツキが若干気になりますが、激しい曲だと全然わからないですね。iOSでも普通にウインドシンセできてしまう感じです。

それから、最初伴奏のMP3を、iOS純正のMusicアプリ(iPodアプリ)でバックグラウンド再生していたのですが、これだと、Magellanのバッファーサイズ(HW BUFFER SIZE)が強制的に1024に変更されてしまう仕様になっていました(そういう警告表示も出る)CPU負荷を減らす=誤動作防止の措置と思われますが、1024だと、慣れれば演奏できるけど、若干レイテンシーを感じてしまうので、これが変わらないようなファイル再生アプリを探して、結果として耳コピアプリのmimiCopyというのを使いました。これだとバッファーサイズ変わらず128のままで演奏できます。GaragebandでもOKでしたが、純正musicアプリ、SoundCloud、Amazon Cloud Player, Groove、あたりはNG。ファイル再生ソフトではないけど、iReal Pro、Yamaha Mobile SeqはOKでした。


まあともかく、うまくいくのはわかったので満足してます。もっともiPhoneくらい小さくなればともかく、iPadの大きさを考えれば、Macbook Air + EWIUSB+ Mainstage + IFW とかのほうが、たいして重さも大きさもかわらずよっぽど安心して本番に使えるので個人的にはあんまり実用性は感じませんが、まあ実験とblogのネタのひとつとして(笑)。

タグ : EWIUSB iPad アプリ 録音してみた youtube

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