2016.01.24 (Sun)

教則本:THE JAZZ道 アドリブ実践編

 昨年末に池田篤先生の教則本が出まして予約買いしましたがなんだかんだでやっと練習し始められたのでご紹介。

 THE JAZZ道シリーズ、第一弾「アドリブの扉」、第二弾「アドリブの極意」、に続く第三弾「アドリブ実践編」でごさいます。



 目次は詳細はhttp://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTW01090907
の通りで、説明されている理論もですが、何をおいてもすばらしいのは、池田篤先生による模範演奏と、そのバッキングの演奏のすばらしさであります。模範演奏のアドリブのフレーズは基本的に全部譜面に書いてあります。そんなに難しくない、初心者でも練習すればできるし中級者以上なら初見で吹けるレベルの楽譜でありながら、どこを切り出してもジャズが薫る極上フレーズであるというところが特筆です。このシリーズはこの点共通なので、ジャズを1曲吹けるようになりたいけど難しいアドリブコピーなんかとてもできない、自分ではうまくアドリブなんかできない、という方にはこのシリーズ絶対的におすすめであります。特に第一弾の「アドリブの扉」は、ほんとうに初心者でもできるレベルのむずかしくない記譜でありながら、なおかつかっこいいという希に見る教材兼曲集であります。

 もっとも譜面をなぞって吹くだけなら簡単なんですが、それをしっかりジャズな吹き方で表現しなくちゃいけないところが難しいんですが。その点は模範演奏をワンフレーズづつ繰り返しなぞって真似て吹くことで身体に染み込ませるしかないですねぇ。とにかくそれをいっしょうけんめいやれば入門者であっても1曲「聴かせられる」ようになると思います。

 そんな感じでこの教則本収録曲を、なるべく模範演奏のアーティキュレーションで演奏してみました。
一応こういうサイトですのでウインドシンセで。WX5と、音源はVL70-mでプリセット音色「Air Sax」を少しいじったものです。



・・・まぁどうしても自分のアーティキュレーションのクセが混ざってしまっていますけれども。


 というわけでしつこいですがこの教本シリーズはおすすめです。なんかジャズを1曲吹けるようになりたい!というかたはこのシリーズはイチオシであります。アルトサックスの他にもテナー、トランペット、トロンボーン、フルートなど別楽器での模範演奏収録バージョンがあるものもあります。

・ヤマハミュージックメディア検索結果(一部試聴可能)
http://www.ymm.co.jp/p/result_f/fw_p/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E9%81%93

  

タグ : WX5 動画 録音してみた VL70-m 教則本

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2012.09.29 (Sat)

エレクトリック・カラフル(CD & 教則本)同時発売

2012年の9月5日に発売されておりましたが紹介が遅れました

全曲EWI吹奏というCDと、それの楽譜集+教則です。

きちんと紹介していないのは大きいでしょうが、このBlogのアフィリエイト経由ではひとつも売れてません。前のMASTER BOOKは飛ぶように、Maniaxも結構なもの、だったんですが。まあ、私自身も買ってはいないのですが。
それはさておき、CDのリンク先(Amazon)で試聴できますのでまずは聴いてみて下さい。

CD
エレクトリック・カラフルエレクトリック・カラフル
カラフル

キングレコード 2012-09-05
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教則本(連動楽譜集)
エレクトリック・カラフル EWI カラオケCD付 アンサンブル曲集エレクトリック・カラフル EWI カラオケCD付 アンサンブル曲集
COLORFUL

アルソ出版 2012-09-05
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CD発売元(キングレコード)のプロモビデオ



公式Blog イベント出演情報他あり。
http://ameblo.jp/colorfulcl/

連動教則本(楽譜集)は、CDに収録の曲の大半の曲のカラオケと楽譜を掲載+主に初心者向けのEWIのコツがかかれたものになっています。アルソ出版の公式ページからは、使用されたEWI4000Sの音色がダウンロードできます。詳細は
http://www.alsoj.net/meets-ewi/magazine/view/99/172.html
をどうぞ。

タグ : EWI CD 教則本

12:08  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2011.12.14 (Wed)

EWI BEST MANIAX!発売

アルソ出版よりEWIのカラオケつき曲集・解説本が発売されました。

EWI BEST MANIAX! EWI BESTシリーズ EWI CD付き楽譜
EWI BEST MANIAX! EWI BESTシリーズ EWI CD付き楽譜古谷 光広

アルソ出版 2011-12-13
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12/14時点でamazonでは売り切れですが
12/17時点でamazon在庫有り。
rakutenのショップでもいくつか扱いありますね。送料無料のとこもあり。


アルソ出版の公式ページはこちら。曲目や中身をちょっと見れたりできます。
http://www.alsoj.net/store/view/ALEWIS2.html
この本に連動したアルソ出版のWEBページもオープン中。
http://www.alsoj.net/meets-ewi/index.html
楽譜で使用されたEWI4000s用の音色ファイルのダウンロードができるようになっています。
http://www.alsoj.net/meets-ewi/magazine/view/73/92.html


私は注文はしましたがまだ届いてないのでレビューは週末かなーーー。
**12/18追記**
あまりじっくり読む時間がとれてませんが全曲入門者にもかなり易しい内容になってます。中級以上の方も、記載されているベンドやグライドの指示を実際にやりながら聴きながら真似る、ことで、自分に無かったテクニックに気づいたりできると思います。アップベンドやグライドが割と多用されてますので、これらがあまり得意でない方は練習になるのではないでしょうか。また全曲、推薦のEWI4000sのプリセット音色番号記載、EWIUSBの場合はこの音色で、というお薦めも記載されてます。EWI4000sの音色エディターの詳しい解説も嬉しいです。

タグ : EWI 教則本

22:05  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(1)  |  Top↑

2010.09.11 (Sat)

秋 Autumun 祭 第一弾

EWI MASTER BOOK(以降EMBと略。一応公式略称のようですEMB<関係者談。) 収録曲より

Autumn、録音↓してみました。

Autumn_WX5ARIA.mp3

コントローラーはWX5、音源はARIA(EWIUSB)です。
録音用にiMac+GarageBand9を使用。
伴奏はEMB収録カラオケです。(なおこのカラオケのTuningはA=440Hzのようです。)

前回書きました、mixiのEMBコミュの、Autumn祭りにもエントリしています。

最初EWIUSB+ARIAで練習していたんですが、どうにも自分のEWIの限界を感じてしまい結局WX5で録音しました。
他の方のEWIの上手な使いこなし方を聴いていると正直くやしい。結構EWIもがんばって練習してるんだけどなあ。

ちなみに使っているARIAの音色は、
メロディ部
XT Melodies -2db
Micron Lucky -9db

アドリブ部
XT Melodies -2db
Micron Lucky -9db
Xpander Brazz -5db, Trans+12

です。リバーブは全て80%、さらにGarageBand9でリバーブを軽くかけてます。
正確には、XT Melodiesはレゾンナンスをちょっと増強した改変をしてますし、(参考)
Xpander Brazzはマルチトリガー化改変してます(参考)が、微妙な差なので気にしなくても良い範囲だと思います。


いろんな方のAutumnを聴いてますが、音色もアプローチも解釈もほんとに人それぞれなんですね、あらためてウインドシンセって個性が出る楽器だなあと思いました。


あとは、WX5+VL70mでも録音すべくただいま練習中です。



タグ : 教則本 EWIUSB WX 録音してみた

11:30  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2010.09.09 (Thu)

EWI MASTER BOOK 現況

ちょっとしつこいですが、EWI MASTER BOOK。

それなりにミスプリや記載洩れなどもあるようですが、
対処も早く、アルソ出版のWEBに訂正箇所がアップされています。
特にEWI4000sの音色パラメータの一部にヌケがあったところについてはPDFが配布されています。
http://www.alsoj.com/SHOP/EWI01.html
の最下部、「お詫びと訂正」。

なお某所からの情報によりますと、増刷がかかるようで、多少時間はかかるようですが、予約すればかならず入手はできそうです。ただし少しでも早く、というかたは、現在在庫がある楽器店や書店を探したほうが良いと思われます。通販であれば、楽天で在庫がある店を探すとか。

また制作協力者よし○○氏が、mixi内にEWI MASTER BOOKのコミュ二ティを立ち上げました。
特に制限無くだれでも参加できますのでまずはのぞいてみてはいかがでしょう。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=5223462

(なおmixi未登録の方は、mixiのトップページから登録することで参加できます(第三者からの紹介は不要になりました))

現在、
オーメンズ祭【デモ演】OMENS OF LOVEうp会場【初心者歓迎】



Autumn祭【デモ演】Autumn祭会場【うp】

が開催中。EWI MASTER BOOKのカラオケを使ってみんなで演奏しよう!という企画です。
私も参加すべく、たーだーいま練習中。

タグ : 教則本

23:58  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2010.09.02 (Thu)

EWI MASTER BOOK 読みました

というわけで昨日届きまして、先ほどひととおり読みましたEWI MASTER BOOK。

(たぶん)20年振りのEWI教則本。
これだけ詳しい内容が載っている本に限れば史上初で唯一のEWI教則本でございます。

EWI MASTER BOOK CD付EWI MASTER BOOK CD付
宮崎隆睦

アルソ出版 2010-08-31
売り上げランキング : 412

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現在amazonでは一時的に品切れになってます。amzonでは予約開始直後は音楽書籍部門でランキング1位とったようですし、現在でもおおよそ3位以内あたりを維持してます。すごいなあ。当サイトのアフィリエイト経由だけでもおかげさまで楽天とamazon合計で50冊くらい(推定値)お買い上げいただいてます。これも圧倒的新記録。すごいわあ。

amazon売りきれなので楽天各ショップで在庫を探す場合はコチラ。在庫ある店もちらほらありますね。

もしくはアルソオンライン直販↓で。
http://www.alsoj.com/SHOP/EWI01.html
目次や詳しい内容もここから確認できます。


また、教則本発売にあわせて、山野楽器、石橋楽器で宮崎さんのEWIイベントが開催されます。都合のつく方は是非行ってみましょう(私は残念ながら両日とも行けませんが・・・・)

2010年9月4日 銀座山野楽器「EWI体験会&ワンポイントレッスン」
http://www.yamano-music.co.jp/docs/hard/ginza5w/saxfair.html

2010年10月9日 J-POP CAFE SHIBUYA (イシバシ楽器渋谷店ビル7F)
http://www.ishibashi.co.jp/sale-event/1009_miyazaki/

両日とも、行きたい方は早めに予約されたほうがよろしいかと。




さて本題の、本の中身ですが。
EWI4000s初心者には無条件でおすすめ。わからないところをWEBとかで質問する前に、とりあえずこれ読んでください、って感じです。
管楽器としての、息の使いかた、EWI独特のタンギングの入れ方、ベンドの使い方など「吹奏」に関する部分はかなり充実してる印象です。初心者にはもうそのまま参考になりますし、上級者であっても、公式ガイドブックの(宮崎氏の)やり方と自分のやり方を比較して、安心したり、気づいたり、といった点で大いに参考になります。

吹奏テクニックの面で旧型のEWI、あるいはEWIUSBを吹いている方にも充分すぎるくらい参考になります。

ただしEWI4000sの「シンセサイザーとしての設定や音作り」という部分については弱いです。またEWI1000、3000、3020、3030の音作りについては全く触れられていません。そういった面では続編に期待したいですね。みんなで続編のリクエスト出しましょう!

EWIUSBについては、パソコンの設定やARIAの音色の組み合わせについてもかなりしっかり書かれているので、EWIUSB初心者の方にも無条件でオススメです。

あとちなみにEWIUSBの項、P78の一番下の音色は僕のアイデアが入ってます(制作協力のよし○○さんと、いろいろやりとりしたもののひとつ)間接的にだけど少し役にたてて嬉しいな。

それからP44、ついに”ピロ音”が正式名称として認められました(笑)AKAIが認めた公式ガイドブックに書いてあるんだから間違いない(笑)

話を戻しまして、付属のCDと楽譜もかなり充実してます。CDには譜面に対応したデモ演奏とカラオケが入っていてます。収録曲は多くはないですがOMENS、TRUTHとツボを抑え、宝島は「吹奏楽バージョン」のアレンジとKEYになっていて、マーケティングしてるなぁ!!!
それぞれ詳細な奏法解説や、曲によっては「ドレミ」のフリガナや、音によっては譜面の下に運指表まで書いてあって、特に初心者にはいたれりつくせりです。

Autumnのデモ演奏は宮崎さん参加のユニットA.O.I.のアルバム Mouth to Hands収録の演奏と全く同じものでした。そういった意味でカラオケトラックは貴重ですね。
とりあえず、さっきから、この曲がんばって練習してます。



WX吹きにも、ウインドシンセの吹奏に関する部分とか、付録CDとそれに対応した譜面は充分すぎるくらい役にたつものなので、オススメです。楽器店で見かけたら、是非、一度手にとって見てくださいね!

タグ : EWI EWIUSB 教則本 宮崎隆睦

21:21  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(1)  |  Top↑

2010.08.24 (Tue)

EWI MASTER BOOK やっと公式情報

ようやく出版元アルソ出版に情報↓が載りました。
結構詳しく内容紹介されていますので検討中の方はご一読を。
http://www.alsoj.com/SHOP/EWI01.html
8/31発売です!


かつ、やっとamazonで取り扱い始まりました。
送料無料待ちだった方はレッツ予約!です

EWI MASTER BOOK CD付EWI MASTER BOOK CD付
宮崎隆睦

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タグ : EWI EWIUSB 宮崎隆睦 教則本

20:35  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2010.08.13 (Fri)

EWI MASTER BOOK続報とEWIUSBの(TH)についての小ネタ

待望のEWI MASTER BOOKですが
当初の「8月初旬発売」は届かなかったようで、販売店のサイトでは「8月下旬発売」に訂正されてますね。
amazonの扱いはまだ無し。出版元のアルソオンラインショップにもまだ情報ありません。夏休み明けかなぁ?

楽天各ショップでの価格比較はコチラ↓からどうぞ
♪楽天でEWI MASTER BOOKを探す


具体的な発売日は、一応関係者から伝え聞いたところによると8/23とのことです

-------8/23追記----------
当初8/23発売という話でしたが間に合わずもう少しかかるようです
あと1週間とか2週間くらい?????
まあしょうがないのであせらず待ちましょう
-------追記ここまで-------

また、監修の宮崎隆睦さんによる「EWIクリニック」が9/4に銀座山野楽器で行われます。

http://www.yamano-music.co.jp/docs/hard/ginza5w/saxfair.html

サックスクリニックのおまけでなくてEWIとしてのプロのクリニックなんて、いったい何年振り???
今回のEWI本と連動してることは明らかですが(ということは遅くともそれまでには発売されるでしょうね)、楽しみですね。1回に限らず今後も継続して欲しいなぁ。


なお、さきほどの「関係者」ですが、実はJWSAよしめめ会長がその人であります。
昔からのいろんなところでの地道な活動と必要以上にマニアックな博識(笑)がアルソさんの目にとまったようで本人から聞きましたがEWIUSB関連などの一部記事で作成協力しているそうです(やったね会長!)
EWIUSBについてはよしめめ氏とはいろいろ意見交換したりしたので、実際本を読んでみないとわからないですけど、間接的にでも役に立っていたら私としても嬉しい限りであります。さて、さて。



話は変わりまして、
EWIUSB付属のARIA、あの音色ですが、一部の音色に、最後に(TH)が付いている音色がありますよね。なんでTHか、って理由が不明なんですが、先日、米国のウインドシンセのメーリングリストグループ[windcontroller]のログが溜まってしまったので3カ月分ほどナナメ読みしたら、これについての質問&回答のやりとりがありまして、それによると

「THは、元の音色をカスタマイズした人(Garritan社の人)の名前のイニシャル」

だそうです。(該当ログ(閲覧にはメンバー登録(無料無審査)とログインが必要))

回答された方のプロフィールを私は存じあげないので、信憑性については????が残りますが、
本当だとしたら何とも意外な由来で脱力してしまいました。

僕も今度から自分でカスタマイズした音色にはMKってつけよーっと。

タグ : EWIUSB 教則本

12:21  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2010.07.31 (Sat)

EWI MASTER BOOK情報

待望のEWI本ですが宣伝パンフレットはできてる様子です
石橋楽器さんでも予約始まっています。


上記リンク先の画像クリックで詳しい内容が読めますが、EWIUSB関連も充実している雰囲気ですね。うーん、ますます楽しみ。

タグ : EWI EWIUSB 教則本

11:08  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(2)  |  Top↑

2010.07.25 (Sun)

The Sax Vol.42(2010年9月号) と EWI教則本情報

The Sax Vol.42(2010年9月号)が発売になっています。

THE SAX vol.42 (ザ・サックス) 2010年 9月号 [雑誌]THE SAX vol.42 (ザ・サックス) 2010年 9月号 [雑誌]
ザ・サックス編集部

アルソ出版 2010-07-24
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EWI関連は、連載のEWI 特集「MEETS EWI!」がひきつづき掲載、宮崎隆睦氏がビッグバンドとEWI のコラボレーション、ということですが、EWI的には正直、内容が濃いとは言えないと思いながら読みましたが、その他詳細は
ザ・サックス公式サイト↓をどうぞ。
http://www.alsoj.com/SHOP/S42.html


で、ビッグニュウスなのは、その記事の最後1ページを使って、既に宮崎氏のホームページで「出る」という話だけは知られていたEWI教則本の告知が公式に出ました。

EWIマスターブック 監修:宮崎隆睦 2010年夏発売

詳細はまだアルソ出版のサイトにも出てないですね。そのうち出ると思いますが。
告知記事を見ると内容盛りだくさんで期待大!
THE SAXで連載されていた講座をベースに、EWIの吹き方、使いこなし、うんちく他 書き下ろし多数、
オーメンズ、宝島、Truth、他の模範演奏&カラオケCDも付属とのこと
詳細は後日また記事にすると思いますがEWI吹きのみならずWX吹きも必携の書と思います。期待しましょう!


7/27追記-----
とりあえずコチラのショップで
簡単な目次が見れるようになっていました。

タグ : EWI 雑誌 宮崎隆睦 教則本

18:37  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2010.06.13 (Sun)

WX5とARIAでFluteでBachしてみた

もうしばらく本業中心の生活で楽器練習の時間は最小限が続く昨今の管理人でありますが、そんな中で最近は指の練習を兼ねてバッハの無伴奏曲を練習してます。音の跳躍とかやたら難しくて練習になりますが、難しいために難しいわけでなくて非常に美しく音楽的なので難しくても吹きながら感動できるのが良いです。

楽譜としては前にも紹介した無伴奏チェロ組曲のサックス編曲版と、
(そういえばその後日本語版が出ました。)


それから、その後買った

から何曲か練習してます。後者の楽譜ですがバッハの無伴奏曲から何曲かセレクトしてサックスorオーボエで吹けるように編曲したものでして
・フルートパルティータ(BWV 1013)
・チェロ組曲 (BWV1007、1008、1009、1010)
・バイオリンソナタとパルティータ(BWV 1001、1003、1004、1006)
を収録、一応スラーやブレスの位置が書いてあってアーティキュレーションの参考になります。あ、でもチェロ組曲は最初に紹介したATNの日本語版のほうが難しくない調で書いてあって吹きやすいのでATN版をおすすめしますが、
フルートとバイオリンは普通に吹きやすいです
出版社のサイトで詳しい収録曲と楽譜のサンプルが見れます
http://melbay.com/samples.asp?ProductID=96528


中でもフルートパルティータはもう何ヶ月も結構がんばって練習してるんですが難しい・・・・・・ま、完成度を求めるとキリがないので、とりあえず現段階の記録ということで思い切って録音してみました。きちんとこの曲を習っている方が聴いたらアーティキュレーションとか噴飯モノだと思いますスミマセン

Partita for Flute (Allemande) Bach BWV1013 (WX5 + ARIA) (MP3 2.4MB)

一応サイトの趣旨上ウインドシンセで演奏してまして、コントローラにWX5、音源はEWIUSB付属のARIAで音色はFlute、録音後に別のソフトでリバーブを少しかけてます。
音色の設定は特にしてませんが、WX5はベンドをオフにしてます。
WX5とVL70-mの笛系の音色でも練習してるんですが、なんつーか、VL70-mはARIAより息に対するレスポンスが良いようで、逆に自分の息の量のコントロールのムラ・下手さが目立ってしまうのでした。そんなわけで、その辺が「ごまかせる」ARIAを音源に使ってます。ほんとはもうちっと"音色変化を伴う深くて速い息によるビブラート"をかけたかったですが、そこらへんはARIAは苦手みたいです。でもおかげで下手さは目立ちにくいので、上の録音もそのおかげでだいぶ助かってます。そのうちWX5とVL70-mでも上手く聞こえるようもっと練習せねば!!

ちなみに同曲のホントの演奏はYoutubeとかにいっぱい出てますが例えば
http://www.youtube.com/watch?v=lhYNwODAkBQ

またとりあえずこの曲の楽譜を見てみたいという場合は
http://www.free-scores.com/download-sheet-music.php?pdf=11597
とかもあります。練習にどうでしょうか? (もちろん売譜のほうがしっかりしてますが・・・)

タグ : WX5 録音してみた 教則本

01:54  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2010.05.15 (Sat)

バンドスコア/ T-SQUARE/BEST COLLECTION [復刻版]

掲示板のほうにHitoさんから情報いただきました(感謝)
ちょっと遅くなりましたがご紹介
SQUAREのバンドスコアが復刻発売されています。

バンドスコア 復刻版 T-SQUARE ベストコレクション

      

"THE"時代の名曲も多く入っています。スクエアのバンドスコアはオークションでなかなか高値がつくこともあるようなので持っていない方には嬉しい復刻ですね。譜面の中身については私は未確認なのでなんともいえませんが、全29曲収録、曲名は

楽天の↓コチラのショップか、


出版社の公式ページで検索してご確認ください。


それでもってT-SQUAREのニューアルバムが5/26に発売なのであわせてご紹介



SonuMusicのサイトで試聴できます
試聴したかぎりでは1曲目にEWIの音がでてきました。




タグ : 教則本 CD

19:36  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2010.04.04 (Sun)

Theジャズ道をオススメしつつ吹き込みの強さについて考えてみた

先日紹介しました教則本「ザ・ジャズ道・アドリブの極意」ですがamazonさんの集計結果はとても好調でしてほんとに皆様ありがとうございます。その影響もあると思いますが入門編の「ザ・ジャズ道・アドリブの扉」も再び好調になっております。

そんなこともありまして、「扉」のほうをもう一度やってみましたら、やっぱりいいですねぇ。ジャズの吹き方・アドリブの入門教則本としても良いですが、それに加えてもうひとつ、
「入門者がみんなにスタンダードジャズ曲演奏を披露するときのカラオケ&楽譜の最高峰」
だとあらためて思いました。なぜかといえば

・伴奏がすばらしい(最高峰の伴奏者がオーソドックスなキメなども交えつつしっかり演奏している)
・誰でも知ってる曲が多い
・1曲が長すぎない
・アドリブパートがきちんと書いてある。
・アドリブ部分は初心者でもできるくらい簡単な楽譜だけど、玄人が聴いてもかっこいい譜面になっている
・変に凝ったアレンジではないので、自分の好きなようにメロディーフェイクやアドリブすることもできる

というわけでしつこいですけど、おすすめなのですが、久しぶりに練習してた勢いで録音してみました。付属の伴奏カラオケを使って、10曲目のバラードです。メロディーもアドリブ部分も、「書いてある」譜面通りに演奏してます。(ところどころ自分のクセのアーティキュレーションが出てしまってますが)一応WX5のサイトなので、演奏にはWX5、音源はEWIUSB付属のARIA、使用音色はプリセットのままの「XT Melodies」です。

♪ When I -

収録されている池田さんのデモ吹奏はこの10000倍くらい素晴らしいんですが、伴奏のすばらしさと、譜面のすばらしさはわかっていただけるかと思います。






・・・ところでですが、上の演奏では、WX5をつなげているVL70-mのブレスカーブを「ゼロ(=まんなか)」くらいにしつつ、かなり「そーっと」吹いてます。具体的にはVL70-m画面に出る、ブレス量を表示するゲージがだいたい50%くらいの位置の息の強さ(EWIUSB-ARIAの画面では、Breath量表示のダイヤル50%くらいの位置)です。

 ちなみに、同じ曲を、同じ音色で、同じ設定で吹いても、息の吹き込みが強めよりだと、こんなかんじになります

♪When I - 息強め

(VL70-m画面のブレス量表示およびEWIUSB-ARIAのブレス量表示は80-100%付近の息の強さ)

 同じ設定なのに全然違う音色に聞こえますよね。ここらへんがウインドシンセの特徴でしょうか。どっちが好みかはともかくとして、あんまり吹きすぎない「ブレス量が少ないところの音色」をうまくつかいこなすと、表現の幅が広がるのではないかと思うのです。まあ「少ない息を揺れずにキープする」のはうまく腹式呼吸で支えてやらないと難しいですけど(僕もあんまりできてないですが)。練習法としては例えば、

・50%くらいのブレス量でロングトーンする
・息だけでビブラートする練習をしてみる
・ブレス感度設定も再考してみる

息だけでビブラートする、ってのは、フルートのビブラートと同じですが、同じ音でタンギングをせずに、腹式呼吸を意識して息だけでビブラートをかけるというかんじです。

♪息でビブラートの例

 上の例では前半がブレス量最大50%前後、後半がブレス量最大90%前後で息だけで音を揺らしてます。前半の感じがうまくコントロールできるようになるとよろしいのではないかと思います。うまくお腹を使いましょう。
 ちなみにこの息ビブラートはサックスの時も使えますよ(というかジャズサックスのビブラートは息がメインだと思う)

タグ : WX5 録音してみた 教則本

16:46  |  この記事のみ表示  |  Windsynth  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2010.03.06 (Sat)

教則本/ザ・ジャズ道・アドリブの極意

 以前のエントリーで紹介しました教則本「ザ・ジャズ道・アドリブの扉」
ですが、記事に対する[拍手]も多く、著者の池田篤さんを崇拝する私としては大変嬉しい限りなのですが、先日1年ぶりにその続編が刊行されました。当然買いましたよ!!!

アルトサックス ザジャズ道 CD付 アドリブの極意アルトサックス ザジャズ道 CD付 アドリブの極意
池田 篤

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収録曲などは出版社サイト参照
http://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTW01085130


前作「扉」の次はいきなり「極意」ですよ!太っ腹ですね(?)

基本構成は前作と一緒で、スタンドナンバー全10曲のメロディーとそんなに難しくないアドリブが譜面に書いてあって、その譜面通りのデモ演奏トラックと伴奏のみのトラックが収録されているというものです。アルト用、テナー用は池田さんの吹奏、トランペット用が岡崎好朗さんの吹奏。ピアノトリオ(P石井彰、B上村信、Ds高橋徹)の伴奏も前作同様すばらしいです。

 テナー用、トランペット用はこちら


前作が「楽譜見てメロディーは吹けるけどジャズっぽい吹き方とかアドリブっていったいどこをとっかかりにしたらいいの?」というジャズ入門者対象であればこの続編はもう少しレベルが高くて、「セッションとか、ジャズ用カラオケ教材にあわせて一応ジャズっぽいメロディーは吹けて、なんとなくテキトーにアドリブっぽいこともやってみてるんだけど、もう少しきちんとしたアドリブができるようになるためにはどこから手をつけたらいいの?」という感じの初中級者対象といったところでしょうか。

誤解を恐れずに乱暴に内容を一言でまとめると、「いくつかの基本スケールと分散和音(テトラコード)を覚えて、それをうまく組み合わせればアドリブできるんです」ってことになりまして、
その最低限必要なスケールと分散和音の練習の仕方、実際に曲の中での組み合わせ方、の原則が書いてあります。

スケールとか理論とか言うとそれだけ拒否反応起こす人もいるかもしれませんが、この教則本は全てのスケールとか理論とかは網羅せず、一番実践に必要なところを優先的に切り出して集中的に練習する形になってますので、「アドリブの作り方の第一歩目の原則を身につける」には非常に効率的に役に立つものになってます。

実は、私自身、数年前に十数回(期間にして1年半)ほど池田さんに個人レッスンをしていただいていたことがありまして、10数年ずっと独学でやってきてきちんと先生に習うのは初めてだったこともあり「とにかく初めの一歩から教えてください」とお願いしたのですが、この本の内容はまさにそのレッスンの内容半分くらいにそのまま相当してます。私自身そのレッスンでは毎回、目から鱗が落ちまくった経験がありますので、この本も本当にお薦めデス。

例えば、伴奏なしのサックス1本だけでアドリブしてもその曲がなんだかわかるような演奏(コード進行を感じさせるようなアドリブ)をするときはどうしたら良いか、とか。

これに対するヒントが、教則本第4章に「ハーモニーを感じさせるメロディーの作り方には、ある大原則が存在します」
の一文につづいて、わずか4行、で説明されています。
これ、非常に単純なことですが、他のどのアドリブ教則本でもこういうふうに書いてあるものを読んだことないんですよね。もしかしたらあまりにも当たり前すぎることだからなのかもしれませんが、知ってると知らないでは大違いの重要なことだと思うのですが。



というわけで、オススメですっ!


なお、前作「アドリブの扉」はアルト、テナー、トランペット、トロンボーン、フルート用の5種類が揃っています。

タグ : ジャズ サックス 教則本

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2009.04.26 (Sun)

Bob Mintzer クリニック聴講記

 去る2009年3月24日にBob Mintzerのクリニックを見に行ってきましたのでその内容をちょっとだけご紹介。一言で言えば、サックスにも「ADSR」を、というお話です。

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 平日の真っ昼間、しかも野球のWBC決勝戦まっただ中、にもかかわらず、満員に埋まった石森管楽器の地下室で、Yellowjacketsの公演で来日中だったBob Mintzerのクリニックを見てきました。

 概要は石森管楽器スタッフブログ
http://blog.goo.ne.jp/ishimori-since1951/e/00cac14974543bb1b0cec4d8ad90ec05
に記事がありますので、そちらを見ていただければと思います。

 (なお、今月号(2009年5月号)のJazz Life誌 (ジャズライフ) にもこのクリニックの模様が1ページ記事が掲載されています。)


 以前にも同氏のクリニックは一回見に行ったのですが、そのときと重なる内容は思ったより少なくて、いろいろ勉強になったクリニックでした。今回サックスセクションクリニックということで、(永年社会人ビッグバンドをやっている身として)ビッグバンド的に勉強になる部分も多かったのですが、全部書くととてつもない分量になってしまうのでそこは割愛しまして、一つだけ、管楽器の「音の出し方の考え方」について、永年のモヤモヤが解消された点がありましたので、ご紹介したいと思います。サックスに限らず、ウインドシンセ含む管楽器全体に適用できると思います。

 なお、以下はあくまで「Mintzer氏のクリニックの内容を大幅に引用しつつKirinoが自分の考えをまとめたもの」ですので本当のところは内容が間違っていたりするところがあってもそれはKirinoの責任ですのでご了承ください。


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●サックス(およびウインドシンセ含む全ての管楽器)の、一音一音の出し方の考え方

 要するに一つ一つの音を、棒吹きでなく、シンセでいうところの「ADSR」をつけましょう、というお話。
(シンセのADSRについては例えば http://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Seminar/MS2000/05/ を参照)

 ただしMinzer氏が実際に言っていたのは、シンセで一般的なA(Attack)、D(Decay)、S(Sustain)、R(Release)、ではなく、

「A、S、D、」の3種類なんですが、(DがシンセでいうところのRに相当)

つまり、

・音の出だしから終わりまで、まったく音量の変化しない吹奏は変。おかしい。のっぺりしている。(いわゆる棒吹きに相当)

ので、

・一音一音それぞれに、AttackとSustainとDecay(以下ASD)がある吹奏をすること。
 ◎Attack 音の最初。アタック。タンギングをしっかり。極端に言えばスフォルツァンドのフォルテで。
 ◎Sustain アタックのあとの真ん中の音。持続音。例えば全音符をのばしているときの部分。アタックの音より少しソフトに。
 ◎Decay 音を消す最後の部分。減衰音。速いデクレシェンドのように、小さい音量で消えるように。


 実例としてMintzer氏は、「My One And Only Love」の冒頭のフレーズを実際に吹いて示してくれました。それをウインドシンセを使って無理矢理Kirinoが再現したのが次になりますが、
(WX5、音源:ARIA(EWIUSB)、 音色:Sax Tenor - Band)

悪い例、ASDがない音の出し方だと、

MyOne01-Boubuki.mp3

この音声ファイルの冒頭10個音の波形は

Hakei-noADS.gif

で、ひとつひとつの音がカマボコのような、平坦な音量になっていまして、いかにも棒吹きといったかんじ。


これに対し、(一応)良い例としてASDをつけると、

MyOne02-ASD.mp3

同様にこの音声ファイルの冒頭10個音の波形は
Hakei-ASD.gif

で、ひとつひとつの音が、アタックのあと音量が小さくなって、持続して、再度小さくなって消える、というのがわかるかと思います。
 要は、音楽的な演奏をするには、こういう波形のイメージで、一音一音、音量などをコントロールする、のが大切だと。
で、これはこれを聞いててKirinoが思ったことなのですが、こういうASDな音の出し方の練習としては、ウッドベースの4ビートのウォーキングベースラインを、「ウッドベースの音の出方(ASD)のイメージで吹く」といいかな、と思いました。

 で、あと、Mintzer氏は、ASDの他に、ベンドとか、装飾音とか、クレッシェンドとか、その他いろいろなアーティキュレーションも大切だよと、おっしゃってまして、耳コピなどするときも、そういう細かい部分にも気をつけようね、というお話でありました。
つまりは必要に応じて、Attackにベンドをつけたり、SustainやDecayのときにビブラートをかけたり、ベンドをしたり、ということでしょう。ついでなので、同じフレーズで、ベンドなどつけるとこんな感じ(うーん、我ながらあんまり上手くないな・・・)
MyOne03-ASD-BEND.mp3


---------------

 まあ、私自身、特に意識はせずともきちんとASDのある吹き方はしてましたし、また、多くの方がすでにやっていることだとは思います。ただ、僕も時々初心者の方にサックスを教える機会があったりするんですが、初心者だと結構「棒吹き」の方はいらっしゃるんですよね。そういう方を教えるときに、「棒吹きでなくてもう少し歌って、表情つけて」とか、「そのフレーズは、「ダーダ」じゃなくて、「ダゥーダ」で吹いて」なんていうことが多かったんですが、いまいち根本的なところを言えてないな、どういうふうに表現したらわかりやすいのかなぁーとずっと思っていたのですが、この「ASD」の考え方はまさにそんなモヤモヤを解決する考え方でありました。

棒吹きに悩んでいる方にもし参考になれば幸いなのですが・・・・・どうでしょうね?

-------

 ふと思って、手持ちのサックス、クラリネット、フルート、トランペット、の奏法教本あわせて10冊くらいを見てもこういう考え方って(1冊を除き)載ってないんですね。むしろジャズ向け含むほとんどの教本で、タンギングとロングトーンの練習のとこで、「音量が(A、S、D通じて)一定のカマボコになるようコントロールしてタンギングとロングトーンしましょう」、という練習が出てきます。もちろんこれは「吹奏をコントロールする基礎技術」として絶対な必要な練習なんですけど、これと「音楽的な演奏における実際に用いる吹奏方法」というのは別だということなんですね。ジャズ向けの教本だと、その部分を「タータじゃなくてディーダで」、とか、「いろんなアーティキュレーションで」の一言で片付けているものが多いですけど、そもそもカマボコ吹きしかしたことのない初心者にいきなり「ドゥーダ」で吹けっていったって、イメージ湧きにくいと思うので、その間のステップとして「ASD」な考えの練習をするっていうのは、良いのかなと思いました。

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 蛇足ですがMintzer氏には「Playing The Saxophone」という1994年出版のサックス教則本があるのですが、これにはASD的に考えは書いてありませんでした。比較的最近のアイデアなんでしょうかね。それは置いておいても結構勉強になる教則本ではあるのですが。
 僕が持っている本のなかで唯一ASD的考えが載っていたのはリーブマンの「サクソフォーン上達法」で、「第8章 ニュアンス表現のテクニック」の冒頭ですが、今回紹介したASDより、さらに広い意味で書かれてますね。、いやー、今回読み直してみて、やっときちんとこの部分の意味がわかりました。この教則本、本当に奥が深いので、初心者以上のサックス吹きを目指す方には、あらためておすすめです。
サクソフォーン上達法 デビッドリーブマン 著/川里安輝子 訳/土岐英史 監修
土岐 英史 川里 安輝子
411548621X

タグ : サックス Mintzer 教則本 録音してみた

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2009.03.02 (Mon)

教則本/ザ・ジャズ道・アドリブの扉

なんと私が崇拝する池田篤さんの教則本が出ました。当然買いましたよ!!!

4636840305アルトサックス ザ・ジャズ道 CD付 アドリブの扉
池田 篤

ヤマハミュージックメディア 2009-02-19
売り上げランキング : 49063

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収録曲などは出版元のページ↓を参照。
http://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTW01084030

上記はアルトサックス用ですが、
テナー用、トランペット用も同時に出ています。収録曲は同じでデモ演奏違いです。
付属のCDは収録曲のカラオケ演奏とデモ演奏です。アルトとテナー用は池田さんの演奏、トランペットバージョンは岡崎好朗さんの演奏です。カラオケはピアノトリオ。内容としては、ジャズサックス入門者向けであります。全10曲とも、シンプルなメロディー吹奏と、ごくごくシンプルで譜面的にはすごく簡単なアドリブ演奏(メロディー、アドリブともデモ演奏通りの譜面つき、1曲3分程度)からなっておりますので、1年以上吹奏楽でサックスをやったくらいの方が、ジャズサックスやってみたい、アドリブしてみたい、けど、どこから手をつけていいのか全然わからない、というときの第一歩、まさしくタイトル通り「アドリブの扉」にうってつけの本だと思います。ジャズの吹き方(アーティキュレーション)の基本や、ごくごく初歩のジャズ理論も非常にわかりやすくとっつきやすく書かれていますので、そちら方面の「扉」にもなります。
この系統の教則本だと、ATNから出ている「イージージャズコンセプション」シリーズがありますが、それをさらにわかりやすくとっつきやすくした感じ。初心者向けですので「書いてある」内容は中級者以上には正直物足りないものではありますが、中級者以上に参考になる一番のポイントは、「池田さんのシンプルな吹奏」がじっくり聴けるというところ。とにかくこの池田さんのスピード感がありながら余裕と優しさと暖かさを感じる音、息づかい、ビブラート、微妙なアーティキュレーション、これを聴き取りやすいシンプルな演奏でじっくり聴けるところは初心者から上級者まで参考になると思います。最後のデモ曲の「When I Fall In Love」は特に絶品です。難しいメロディーフェイク、アドリブを入れないという初心者向け教則本の制約の中でも、音色と歌い方だけでこれだけ感動的な演奏ができてしまうという最高の例であります。あと、バッキングカラオケのピアノトリオ(p石井彰、B上村信、Ds高橋徹)がまたすばらしく、他の教則本と一線を画しているところでもあります。
ちなみに巻末に「宿題」としてコードの1度2度3度5度の4つの音で練習しましょうというのが載っていますので、もしかしたら続編もあるのかなあ・・・と期待しております。おすすめっ!

タグ : 教則本

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2008.08.17 (Sun)

The Sax 2008年9月号、超絶アルト・サックス

どちらもだいぶ前に発売になってましたがやっと実物を見て内容が確認できたのでご紹介。

まずThe Sax の9月号
B001C5QI5SThe SAX (ザ・サックス) 2008年 09月号 [雑誌]

アルソ出版 2008-07-25
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今号からEWI特集「MEETS EWI!」が始まっています。
AKAIのショールームにて、ご存じ宮崎隆睦氏がトルヴェール・クヮルテットのアルトサックス奏者、彦坂眞一郎氏にEWI4000sをレクチャーする形式になっています。全4ページ。公式サイトには「驚愕の事実を聞きます」なんて煽り文句が出てきますが、そんなに驚愕でもないのでネタバレしてしまいますが、彦坂氏、今は使っていないものの、実はEWI1000を持ってるそうです。入手のいきさつとかその他は本を読んで欲しいですが、そんなこともありEWI4000s初体験にもかかわらずいきなりかなりスムーズに吹きこなしてしまったそうです。なので、質問する内容もレクチャーする宮崎氏の内容も、EWIの音源がどーだとかの入門レベルはすっとばして、いきなり換え指運指とかの中級~裏技レベルの内容になっています。
というわけでこれはEWIプレイヤーは立ち読みでも良いので必読であります。
この「MEETS EWI!」特集ですが全6回の予定ということで、これは今後に非常に期待が持てますね。
なおThe Sax9月号の公式ページは↓です。
http://www.alsoj.com/SHOP/S30.html

----------------

次に
超絶アルト・サックス(多田誠司 著)

4845615800サックス&ブラス・マガジン 超絶アルト・サックス(CD付き) (リットーミュージック・ムック) (リットーミュージック・ムック)
多田 誠司

リットーミュージック 2008-07-28
売り上げランキング : 9591

Amazonで詳しく見る
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目次等詳しい内容は公式サイト
http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/sax_data/08217202.html
でみれますが(試聴可能)
≪29個の超絶フレーズと7個の大技小技!≫
っていうのがうたい文句になってます。曲のいろんな場面における、定番フレーズ、あるいはフレーズの組み立て方、リズムの崩し方の考え方のコンセプト、フレーズ中でのファズやベンドなどの奏法の活かし方、を模範演奏付きで一言アドバイス、ってな感じでしょうか。
セッションに行って演奏後プロの方に一言アドバイスをもらったらこんな感じ、かな???

確かに入門者には難しい内容だと思いますが、だからといって「超絶」というほどレベルの高いものではありません。初中級者向けでしょう。「うまくなりたいと思って自分でいろんな曲をきいたり耳コピしたりして考えながら工夫しながら演奏するよう日々心がけている」ひとであれば本書の内容はすでに独学で研究して身につけている、すでに実践しているものが多いと思います。
だからと言って本書が役に立たないというわけではなくて、すでに実践している技であれば「多田誠司さんも俺と同じやり方だ!」ということで安心できますし、なんとなく頭で整理しきれずにしてきたことが本書で明示されるかもしれませんし、あるいはこの曲のこの部分どうやるのかどうしてもわかんなかったんだけど、こうやるんだー、というのがあるかもしれません。本書の全内容が役立つことはないでしょうが、新たに気づく項目が2つくらいあればこの価格はモトがとれるんではないでしょうか。
逆に普段受け身でサックスを習っている人にはあまり役立たないでしょうね。自分で考えたり研究したことがないから何が書いてあるのか実感が伴って理解できないという。

初心者向けの本が多い中でこういった少しレベルが高い本が出てくるのは嬉しいですね。もっと増えて欲しいです。著者をいろいろ変えてシリーズ化できたらおもしろいでしょうね。

タグ : EWI 雑誌 教則本 サックス

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2007.04.05 (Thu)

JAZZ HORN マイケル・ブレッカー特集号 & 耳コピ本

JazzLife増刊ムック「JAZZ HORN」が今年も3/31に発売されました
今回は追悼ということで「マイケル・ブレッカー特集号」です。

『JAZZ HORN マイケル・ブレッカー特集号』
本体価格:1800円(本体1714円+税)/2007年 3月31日発売


詳細は出版社三栄書房の当該ページも参照

追悼特集ということで、個人的には創刊以来のJAZZ LIFEのマイケル記事全てを再収録!とかを期待していたのですが、全てではなくていくつかを再収録だけにとどまっていましたね。個人的には勝手にそういう資料的価値を期待していたのでちょっと残念。

個人的には1988年以降のJAZZ LIFEは全部じゃないけどかなりの数、揃えているので、この際マイケルのEWI関連の知見だけでも抜粋してこのBlogにメモ書きしていこうかな・・・・・・

で、この本のほうはEWI関連では1ページだけ、EWIが目立つアルバムを集中的に紹介するページがあったけど(ちなみに隣にはEWI4000sの紹介記事)内容的には既にウチのサイトに載せているものより特に新しい知見はなかったので個人的にはちょっと残念。




ところで、マイケルブレッカーのソロのコピー集としては、正規のものとしては2冊出ていますが、そのうち比較的入手が困難だった
「The Michael Brecker Collection」
が、amazonの取り扱いが復活していました。しかも結構安い。


楽器店等ではおそらく3000~4000円程度しますので、興味のある方は取り扱いのあるうちにどうぞ。
収録曲は
http://www.atn-inc.jp/7133.htm
参照。EWIな曲も数曲あります。

※4月6日追記
取り扱いのあるうちに~ なんて書いたら今日現在あっというまに取り扱いが無くなってマーケットプレイスの高価格品だけになってしまいました。残念。記事を書いたときは2224円だったのですが。



ちなみにamazon他楽器店でも在庫が潤沢で比較的入手が容易なほうは
コレ↓

です。収録曲は
http://www.atn-inc.jp/7133.htm
参照。こちらもEWI曲がかなり含まれてます。

・・・・・・・

ちなみに、、、他ににマイケルの譜面が欲しい場合は
http://www.ibrecker.com/solos.html
・・・とかも。。。

タグ : Brecker 雑誌 教則本

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2007.03.18 (Sun)

近況。

最近の練習。
サックスレッスンで教わったんですが、12keyでのいわゆる「1-2-3-5」の練習。
こんな譜面です(pdfファイル)
1-2-3-5とか5-3-2-1とかの短いパターンで、コードを半音上昇/下降やらツーファイブ進行でとか、スタンダード曲の進行にあわせてとか。
有名なこの本↓
-------------------------------------


参考:ジェリーバーガンジのインサイドインプロヴィゼイションシリーズの
・amazon検索結果
・出版元ATNの紹介ページ
-------------------------------------
この本の内容を抜粋した感じのもので良く知られた基本的練習ではありますが
自分には絶対的にメカニカルな練習が足りないと感じているので今更ながらではありますがやっております。

主に夜中WX5で。
本当はサックスでやりたいんですけどね。
最近サックス吹く絶対量が不足しており、ライブ中にへばっちゃって安定した音がつづけらんなくなってしまいかなり焦ってます。
e-Saxかおうかなあ。。。そうすれば休日の昼間は自宅で練習できる・・・(夜中はe-Saxでも無理な住居環境なもので・・・・

というのも今日の昼間は少し時間があったものでそんなことを考えたのですが
そのかわりというか、昨年新しいiMacを買ってからやろうやろうと思っていた「宅録」まがいのことを初めてやってみました。

といっても入門の入門なので、とりあえずiMac付属ソフトのGarageBandで WX5/VL70-mの音を多重録音してみる程度ですが。
とりあえず1時間程度、適当にいじってみた結果が
Greensleeves.mp3 460kb MP3 約30秒
アレンジはサックスの入門教本に載ってたサックス4重奏。
音はWX5/VL70-m、サックス系の音色4種、プリセットのまま(ただしエフェクトは全部カット)
GarageBandで多重録音して、適当にPanを振って全体にリバーブかけてMP3で保存。

難しいっすね・・・・・・


タグ : サックス 教則本 WX ソフトウェア 録音してみた

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2006.11.16 (Thu)

やさしいデジタルホーンの吹き方(教則本)

古本屋で偶然、デジタルホーンの教則本をみつけましたので紹介してみます。


(画像クリックで拡大)
いろいろな楽器がすぐ楽しめる!
やさしいデジタルホーンの吹き方
-基本的な指使い、奏法からポピュラー、クラシックの名曲まで-
編著者=玉生雅男 / 企画=田中健次
協力=カシオ計算機株式会社
出版社:龍吟社/リズム・エコーズ
1990年11月初版  100ページ
本体定価1800円 


いやー、こんなのあったんですね。今までデジホン関係の記事で「教則本は出ていません」なんてことを書いてしまっていたような気がしますのでおわびして訂正します。アマゾンでも扱ってたんですね。重ね重ね失礼しました。
残念ながら現在絶版のようで、入手はかなり難しそうですが。。。。

目次から大項目を抜粋しますと、

1 各部の名称と説明
2 楽典の基礎
3 楽器の構え方と発音
4 レッスン&プレイ
  (運指表、ロングトーン、タンギング、オクターブキーの練習、アーティキュレーションの付け方、かえ指、スケール練習、等)
5 特殊な機能
  (ポルタメントキーの練習、トランスポーズ、音色切換
6 MIDIの接続

となってます。4、5の項は、いろいろ簡単な曲(クラシック曲の一部とか、西洋民謡とかが多い)の楽譜が載っています。
なお対象機種はデジタルホーン全機種(DH-100,200,280,800,500)です。
内容的には、とりたてて特別なことは書いてありませんで、1、5、6、の項は製品付属の取り扱い説明書に書いてある範囲の内容ですし、2~4の項は他の楽器の教則本(リコーダーまたはサックス)を利用して代用できる内容でした。ですので入手困難の現在、無理に入手しなくとも良いといえば良い本ではあります。
とはいえ運現在中古で出回っているデジタルホーンは取り扱い説明書がついていないものも多いですから、やはり運指表と機能確認くらいはできるように、カシオさん取説だけでもWEBに載せてくれないものでしょうかねぇ。

タグ : デジタルホーン 教則本

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2006.11.14 (Tue)

Bob Mintzerの教則本 その2

少し前に予告しました通り、Bob Mintzerの教則本について詳しく書いてみたいと思います。まずは1994年の第一作目の教則本から。

14 Jazz & Funk Etudes


(上記はamazon C楽器用へのリンクです)

楽器の調にあわせて、
C Instruments (Flute, Guitar, Keyboard)
B-Flat Instruments (Tenor Sax, Soprano Sax, Clarinet)
B-Flat Trumpet
E-Flat Instruments (Alto Sax, Baritone Sax)
Bass Clef Instruments (Trombone, Electric Bass, String Bass, Tuba)
の5種類の譜面が出ています。自分の希望のKeyの本を選び間違えないようにしましょう。

日本のamazonには特定のKeyの取り扱いがない場合もありますので、米国のamazonから買うとか、国内のMSJPとかアムレスとかの輸入販売業者さんから買う手もあります。関東圏では渋谷ヤマハに(たぶん)全てKeyの在庫がりますので中身を確認して買うことが出来ます。なお出版元は現在
http://alfred.com/
になっています。「Search Complete Catalog」から「14 Jazz & Funk Etudes」で検索すると製品番号その他がわかりますので、注文するときの参考になると思います。

いろいろ探しましたらとりあえずコチラにて、中身が1ページだけですが確認できます(1曲目の、Bb Tp用の楽譜)

とまあ、こんな具合の譜面と曲ごとの解説と、CDが一枚付属していて、カラオケ演奏と、そのカラオケにBob Mintzerがテナーサックスで譜面通り吹いたデモ演奏とが収められています。伴奏のメンバーはPhil Markowits(p)、Jhon Riley(Ds)、James Genus (Bass)。なお、 どの調の譜面も付属のCDは同じで、デモ演奏はMintzerのテナーサックスによるものです。でね、このデモ演奏が良いんですよ。この本の譜面は、アドリブ部分も含めいろいろなアドリブのアイデアを盛りこんであらかじめ書かれたものなんで、デモ演奏もさすがにちょっと「書きソロ吹いてます」的なところもあるんですけど、それでもやっぱり"どこを切ってもミンツァー"なフレーズ&演奏なんで、教則本を超えて充分鑑賞に耐えます。曲そのものも良い曲が多くて、実際9曲目はMintzer自身が自分の他のCD作品でレコーディングしてたりします。しかも演奏と完全に一致した譜面がついてるんですから、ミンツァーファンだったら一粒で何度も美味しい本ですよ。

曲は題名通り14曲。(以下説明中のKeyは全てコンサートキー。)

♪1 Start With The Blues
 4ビートのFのブルース。テーマそのものがかなりかっこよくミンツァー的。ブルースの枠内でコーラス毎にコード進行がいろいろかわって、コルトレーンチェンジを入れてみたり、ペダルでひっぱったりと、さすがに最初の教則本の最初の曲だけあってよく考えられた曲だと思います。

♪2 A Scale For All Occasions
 対称型のスケールが1つ例示してあって、それがいろんなコードの上で使えますよーというアイデアの練習。

♪3 A Funky State
 やや遅めのエイト系ファンク。ミンツァーがよくやる、小節の最初で低音でベースノートを吹いてそのあと上の方の音でフレーズをやる、というアイデアの練習。解説によると、最初バスクラで吹いてそれを自分で採譜してつくった曲とのこと。確かにバスクラで吹いたらきっともっとミンツァーっぽいだろうなあこの曲は。音づかいはペンタトニック主体。

♪4 Fourthright
 速めの4ビート。4度ずらしてつくったメカニカルなフレーズを使うアイデア。

♪5 Over The Bar Line
 遅め3拍子。バッハのチェロ組曲にインスパイアされた曲だとか。3拍子の上に、8分音符5音のフレーズを並べるアイデアの練習。速く演奏するとミンツァー得意の小節またぎというかポリリズムというかそんな感じになります。

♪6 All The Things You Could Play
 4ビート。All The Things You Are進行の上でいろんなアイデアを試す曲。

♪7 Slowly
 スロー3拍子。速いフレーズは皆無。バラードをレガートで美しくプレイしましょうというテーマの曲。

♪8 Syncopated Accents
 遅め16ビート。16分音符のアクセントの位置でグルーブする練習。

♪9 Rythm Changes - What's The Word?
 軽快なBbリズムチェンジ。バップからコルトレーンチェンジまでいろんなアイデアが入ってます。私この曲はテーマもコーダもシンプルで粋な感じで好きです。Mintzer自身結構お気に入りなのか、自己名義のCD(後述)でもこの曲を録音してます。

♪10 Abstract
 ややスロー。伴奏はドラムのみ。特にキーを設定しないフリーなソロの例かな?

♪11 Five-Four
 ミディアムの5拍子。5曲目と同じくバッハ的+小節またぎフレーズの連続で、全然5拍子に聴こえない。でもすごく歌ってるんだよなー。こういうのが自由にできるとYellowjacketsみたいにできるんだろうなー。でもアマチュアレベルでこの曲の勉強を役立てる機会は無いような気がする。

♪12 Make It Funky Again
メディアムのファンク。3曲目と同じコンセプトでそのバリエーション。

♪13 Swingin' - No Changes
 速い4ビートでドラムとのコード進行を特に定めないDuoの例。

♪14 Fast!
 とにかく速いテンポで演奏する練習。カラオケ・デモともこの曲は2バ-ジョン収録されていて、最初が速いバージョン、次が超速いバージョン。あのね、この速さで吹けたらプロになれますって。。。


・・・・というわけで、正直、教則本としては結構難易度高いですこの本。アマ中級以上向けですね。でも、譜面見ながらデモ演奏聴くだけでも充分楽しめるかも。


ちなみに9曲目と同じ曲が演奏されているCDは
LongingLonging
Bob Mintzer Gil Goldstein

曲名リスト
1. Overlap
2. Jaco
3. Angelique & Ellen {Themes from the film Radio Inside}
4. Comotion
5. Longing
6. Your Story
7. What's the Word
8. Two to Tango
9. Three Little Initials
10. Everything Happens to Me

Amazonで詳しく見る

の7曲目。このアルバムは、全曲ギル・ゴールドスタインとのDuo作品でして、
この曲はテナーとピアノのDuoです。他の曲ではバスクラ吹いたり、ギルもアコーディオン弾いたりしてます。
iTunes Storeにもあります

Bob Mintzer & Gil Goldstein - Longing - What's The Word
(クリックで試聴。要iTunes。)

さらに!
11月末にMintzerのNew Albumが発売されますが!
これの6曲目にも入ってます。こちらはバスクラ+ピアノトリオでの演奏。
http://www.artofliferecords.com/inthemoment.html
で詳細&試聴可能。

タグ : Mintzer 教則本 サックス CD

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2006.10.30 (Mon)

バッハ無伴奏チェロ組曲for Saxophone

前回書いた通り都心に出たついでに譜面屋さんを物色、ヤマハ渋谷店で探していたものをゲットしました。

Classics for Saxophone
J.S. Bach Six Suites for Violoncello Solo
(tanscribed and edited for saxophone by Trent Kynaston



バッハの無伴奏チェロ組曲1~6全てをサックスで吹くのに最適に移調して、見やすい譜面にしたものです。輸入譜。

この曲は清水靖晃氏がテナーサックスで演奏したもの(CELLO SUITE 1.2.3.)がTV-CMにもなったりして非常に有名ですが、僕もそれを聞いて好きになったクチですがサックスの基礎練習にもなるなぁーと思ってそのころからやってみたかったのですが
(実際に前にウインドシンセでやったのは公開したりしてますが(ここのNo.12です。へたです。)

この前Bob Mintzerのクリニックに行ったらMintzerも今バッハの曲を練習して演奏にも活かしている(実際言われてみると確かにYellowjacketsでの演奏でバッハ的なアプローチをしてるソロがあった)なんてことを聞いたら一層この曲をやりたくなっちゃって、でもチェロの譜面はヘ音符だし音域もサックスに合わないし、移調して自分で書き直すのも大変だし・・・と思って楽譜を探してみたら、まさにぴったりのがあったという感じ。

ちょっとだけ練習してみましたが、原曲の実音から移調してしまっているのはやむを得ないところですが音域はサックスの正規運指内にぎりぎりきれいにおさまっていますし、アーティキュレーションの指定やサックスに最適なかえ指の指定もありますし、1曲が必ず見開きページで終わるようにきれいに譜面が書かれていて実際に演奏するにも大変便利で感心してしまいました(演奏中にページをめくらなくても良い)。ちなみにアルトやテナーの区別はありません。全サックス同じ譜面になります。

ヤマハ渋谷では税込み4305円で、少し高いぞーと思いつつ潔く買ってきました。
帰ってきてWEBで調べてみたらATNで取り扱ってました。
http://www.atn-inc.co.jp/8049.htm
税抜き2400円。ちょっとショック(笑)。まあ、しょうがない。
クラリネット用もあるみたいです。
http://www.atn-inc.co.jp/2043.htm

出版はは米国のadvance musicですが
http://www.advancemusic.com/
ちょっとのぞいてみたら、他にも良い譜面いっぱいありそう。

そのうち何曲か録音してみたいなあ・・・・(いつになるやら)

タグ : サックス 教則本

20:05  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  Comment(0)  |  Top↑

2006.10.12 (Thu)

Bob Mintzerの教則本 その1

先月はBob Mintzerクリニックがあり行ってきたという話題は既に書いたとおりです。Mintzer氏は何冊か教則本を書いていますが、クリニックでもちらっと「具体的な練習方法とか詳しくは自分の教則本にかいてあるからよろしくね」なんてことも言ってました。そんなこともありちょっと話題遅れではありますがBob Mintzerの関わった教則本についてご紹介してみたいと思います。

教則本の著作は4作。いずれもテナーサックスによるデモ演奏とカラオケ収録したCDがついていて、演奏を採譜した譜面、およびその解説からなる教則本です。
ますは処女作。コンテンポラリー系プロ奏者からも評判の定番の本ですね。
14 Jazz & Funk Etudes

(上記はC楽器用へのリンク)

処女作と同じコンセプトで、より8、16ビート系に力を入れた第2作目
14 Blues & Funk Etudes

(上記はC楽器用へのリンク)

前2作は初心者には難しすぎるーーーということで、クラリネットを始めたばかりの息子の練習にあうように作ったという、ジャズ入門者用
15 Easy Jazz, Blues & Funk Etudes

(上記はBbサックス用へのリンク)

過去3作はいずれも「書きソロ」による譜面とデモ演奏&カラオケCDが付属しているのですが、この作品では書きソロでなく「その場で本当にアドリブ」したソロを後から採譜する、という形で書かれており、教則本というよりはよりライブ感のあるソロが練習できる
12 Contemporary Jazz Etudes

(上記はBbサックス用へのリンク)

以上4作が出版されています。これらは全てC、Bb、Eb、Bass用の譜面が別々に売られているので、ご自分の希望のKeyの本を選び間違えないようにしましょう。日本のamazonには特定のKeyの取り扱いがない場合もありますので、米国のamazonから買うとか、国内のMSJPとかアムレスとかの輸入販売業者さんから買う手もあります。関東圏では渋谷ヤマハに(たぶん)全てKeyの在庫がりますので中身を確認して買うことが出来ます。

それから教則本というよりは、Mintzerの演奏したCDから採譜したいわゆるコピー集として
The Music of Bob Mintzer

が出ています。
これはMintzerの過去のアルバム(Mintzerビッグバンド、ソロリーダー作、イエロージャケッツ作品)から12曲セレクトし、テーマのリードシートと、アドリブソロ
が採譜収録されています。アドリブは曲によってはソロの前半部分だけだったりするのはちょっと残念ですが、CDが付録でついていて、この本の著者のインタビューに答える形でMintzer自身が作曲やアドリブについての解説をしゃべってくれます。(もちろん英語で翻訳はありませんが)アドリブだけというよりは作曲も含めたMintzerの音楽全体にせまろうという本ですね。

それから教則本ではありませんが、Mintzerが関わったクリニックのDVD。
The Hudson Project Live in New York City」という題名で、Abercrombie, Erskine, Mintzer, PatitucciのカルテットによるセッションがCD化されていますが、
それの映像版(DVD)が出ています。


これ、CDでは演奏だけなのですが、もともとはクリニックの一環として行われたコンサートなので、DVDでは、演奏のほか、クリニックの模様も収録されています。具体的にはコンサートの聴衆から、何らかの質問があり、それに演奏者が回答するというものです。(英語。字幕なし)なんか興味深そうなことは言ってるんですが何せ英語なので(字幕もなし)アレですが。演奏自体はすばらしいです。
amazonではリージョン1になってますが、出版元サイトではリージョンフリーになってますので、たぶん普通に見れます。(僕はVHSビデオ版を持っているので実際にDVDを確認してはいません)

あとはオマケ情報になりますが

Bob Mintzer Big Bandの譜面が各出版社からたくさん出版されているのは皆さんご存じの通り。日本ではMSJPとかアムレスとかの業者さんから買えます。また関東圏では、ヤマハ渋谷店にビッグバンドの譜面の在庫が結構な数あるので、実際の譜面をちょっと確認することもできます。
Big Bandの他にはサックスアンサンブルの譜面を書いていまして、いくつか出版もされています。CD化されているものは
Saxology featuring Bob Mintzer
http://www.atn-inc.jp/8057.htm
等が確認ずみ。譜面も先の日本の業者さんから買えます。

またPDFのダウンロード販売としてcomposersworks.comってとこで譜面PDFが買えますね。このページなにげにMintzer Big Bandの動画が置いてあったりしますのでとりあえず興味ある人チェック!(ちなみに曲名はGently)


とりあえず今日は簡単にタイトルだけご紹介ということで次回以降、最初に紹介した教則本群については個別に詳しく書くつもりです。
以下、続く・・・・。

タグ : Mintzer 教則本 DVD

23:42  |  この記事のみ表示  |  ジャズ  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2006.04.23 (Sun)

Charlie Parker 10 Cd Wallet Box (CD10枚組1500円)

前回のエントリの通り、独国www.membran.netが出している廉価CDセットをいくつか買ったわけですが
その中からチャーリーパーカーのセットについて詳しくご紹介。
bird10.jpg
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1477884
1枚目がビッグバンド含む最初期の演奏、2~5枚目がSAVOY、DIAL、Verve期とりまぜたコンボでのスタジオ録音、6・7枚目がライブ録音、8枚目がラテン曲集、9枚目はVerve中心にいろいろ、10枚目が有名なwithストリングス集。というわけで、収録日別というよりはタイプ別になっていて、聴きやすくなっています。
まったくもって収録曲の贅沢なこと。とりあえず、これだけおさえとけばパーカー一応聴いたことあります、って言ってOKだと思います。


ところでサックス吹き限らずアマチュアでジャズでビバップやろうとするならば、とりあえずチャーリーパーカー何曲かコピーするのは必修課程ですが(断言!(笑))、そんなときやはり役に立つのは「チャーリーパーカーオムニブック」、パーカーのオリジナル曲の名演60曲が完コピ収録された本です。
洋 チャーリーパーカーのオムニブック アルトサックス用(E-flat)
(amazonではアルト用在庫切れの為、上記画像は楽天へのリンクです。有名な本なので普通の楽器屋さんにも売ってることは多いと思いますが、もし在庫があればamazonが一番安いです。amazonへのリンクはコチラ
持ってる&やろうとしてる方も多いとは思いますがもともと譜面に書けないノリの部分が多いパーカーですから実際の演奏聴きながらでないとどうにもならないわけです。

で、このCD10枚セットですが、この1500円のセットだけで実にオムニブック60曲中の、39曲の演奏が入手できます。曲目的にもこの39曲でパーカーの必修曲はほぼ網羅していまして、唯一洩れているのは「コンファメーション」と「Verve版のナウズザタイム」くらいですが、でもこれらはもう一枚オリジナル盤の「ナウズザタイム」に入ってましてこれ買えばプラス6曲、計45曲が約3000円で揃えられます。なんてお買い得!。


その他オムニブックに入ってない曲としては、「チュニジア」の一番有名なバージョンを始め、Lover man、Embraceble You、Bird Of Paradice、一連のストリングスもの等、主要なところは押さえてます。(贅沢を言えばBird Of Paradiceあたりはバージョン違いも欲しかったところですが)
音質的には、従来のコンプリートボックス等で顕著だったオリジナルテープ由来の「ジリジリパチパチ」ノイズがマスタリング処理でほぼ完全に消されており、非常に聴きやすい音
になっています。おそらくジャズ入門者用、初心者用であろうと思われるこのボックスセットの主旨を鑑みると、明らかに耳障りなパチパチノイズを無くしたマスタリングは理解できます。もっともそのため高音域が少し丸くなっているのでピアノのきらびやかさは少し抑えられていますし、パーカーのリードミス音も弱くなったりしています。ここらへんは好みでしょう。

ということで、既にコンプリートボックスを揃えて持っている私であっても買って得したと思わせるこのセット、パーカー入門に最適です。是非どうぞ。

テーマ : JAZZ ジャンル : 音楽

タグ : ジャズ サックス 教則本 CD

18:38  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(2)  |  Top↑

2005.11.05 (Sat)

Kenny Garrettコピー本

前にもご紹介したKenny Garrettのトランスクライブ集ですが、
久しく「現在お取り扱いできません」だったのが
やっと日アマゾンで買えるようになりました。
しかも安い。
0634074415The Kenny Garrett Collection
Kenny Garrett


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


あのね、大ショックですよ。
実は、どうしても欲しかったので、
当分入荷しないだろうと思って、先月米国アマゾンへ注文してしまったのですよ。
最初納期が「来年1月初旬」なんて出てたんですけど、今見たら「もうすぐ出荷」になってて、キャンセルできないんですよ。
定価+米国からの送料ですよ。
他に3つ、一緒に注文してるんで多少は送料割安になってますが、どう安く計算しても3000円超えるんですよ。それが15%OFFで2060円で送料無料ってなによ。
ちくしょーくやしー。

ちなみに、残りの注文ってのは、Bob Mintzerのジャズ教本なんですが、確認したら日本ではまだ在庫切れだった。ちょっとほっとした。
(本当は日本から買えるようになっては欲しいんだけどね)

タグ : サックス 教則本

01:03  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(0)  |  Top↑

2005.07.11 (Mon)

Kenny Garrettのコピー譜

大好きなサックスミュージシャンの一人がKenny Garrettでして
一時期聴きまくって、耳コピも結構な数しましたがその度に、「あーめんどくせーソロコピー譜出ないかなーーー、ギャレットってかなりミュージシャンズ・ミュージシャンだからそれなりに需要あると思うんだけど何故出ない~」
と思ってましたら、出てました昨年末に。嬉しい!まさに待望。

0634074415The Kenny Garrett Collection
Kenny Garrett


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

収録曲は
http://www.halleonard.com/item_detail.jsp?itemid=672530

amazon原価割れ安っ!!!!(US$19.95なのに)

と思ったらamazon在庫切れじゃん。
ちくしょうamazonではマメに"Kenny Garrett"で検索してたのに何故気が付かなかった・・・・
検索したら国内で他に取り扱いあるとこもあるけどかなり高い(amazonの倍近い)ですね・・・・・
しばらくamazon様子見するか・・・・

いや、耳コピするのが一番勉強になるのはわかってるんですが・・・そこは金で時間を買う社会人アマチュアプレイヤーということで。。。。。
----------------------------------------

そんなこんなでついでに譜面をいろいろ検索してたらなんと「The Real Book」がHal Leonardから正式出版になってるのを発見。全然しらなかったー。しかも、安いじゃん!!!
Vol.3まで出るみたいですが現在Vol.2まで出てますね。
Vol.1はC譜の他にBb,Eb,Bassも出てますね。Vol.2はまだC譜のみ。
amazon.co.jpではVol.1とVol.2のいずれもC譜のみ買えますね。

Vol.1 (in C)は
The Real Book
0634060384Hal Leonard Publishing Corporation


おすすめ平均 star
star遂に合法のリアルブックが!

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曲名リストは
http://www.halleonard.com/item_toc.jsp?itemid=240221

Vol.2(in C)は
The Real Book (Real Books (Hal Leonard))
063406021X

おすすめ平均 star
starぜひとも3巻そろえたい!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


曲名リストは
http://www.halleonard.com/item_toc.jsp?itemid=240222

US$25なのに、為替を考えると定価割れでしかも送料無料・・・
検索すると他のHal LeonardのFake Bookなんかも軒並み定価以下だし・・・
こりゃあ輸入楽譜屋さんはやってられないなあ・・・
恐るべしamazon・・・

タグ : サックス ジャズ 教則本

23:13  |  この記事のみ表示  |  サックス  |  TB(0)  |  Comment(2)  |  Top↑

2005.05.12 (Thu)

マーク・レヴィン / ザ・ジャズ・セオリー

私のような一般サラリーマンにとっての数少ない楽しみでありますゴールデンウィークも終わってしまって久しいですが今年は家族が順番にちょこっと体調をくずしたりしたため大きな外出もできず主に自宅にこもっておりまして、連休のだいぶ前に買ってはいたけどとりかかれなかったジャズの本など読み始めてみたら、これがメッポウおもしろい!というわけでご紹介。

Mark Levine著「The Jazz Theory Book」日本語版(ATN刊)

詳細はhttp://www.atn-inc.jp/3078.htm


496ページと分厚いジャズの理論書ですが、内容は非常にわかりやすいです。ジャズ教材を買い散らかしては満足に読みきらない悪癖のある私ですが、これは最後まで読む気になりました。普通理論書というと、ドリアンやらミクソリディアンやらサイクルオブ5thやら、一通りの説明はされているものの、なぜそういう理論が生まれたかの背景がわからない。そして初心者が一番知りたい、結局それが何の役にたつのか、どう役に立てるかがわからない、ことが多いですが、この本は全く明快にその点が書かれています。説明の形式がまた良いです。全編にわたり口語体で、現場のジャズメンがフッと漏らすツボ、みたいな感じで書いてあるんですね。だから既にわかっている(つもりの)理論であっても現場のジャズメンの実践的切り口で説明されているので新たな発見があったりします。僕の場合そんな新たな発見が3ページに一つくらいあるもんで、楽しくて読むのがやめられない、という感じです。
また有名プレイヤーの有名アルバムからの有名演奏の一部を採譜した譜例が非常に多く、説明されている理論(スケールやコード進行etc..)を実際に自分で弾きながら確認できるのも特徴。(逆に言うとピアノ弾きながら読まないと価値半減の本)。ハンコックのあのハーモニーはこのコードだとか、マイルスのあの名演もただの○○スケールだとか。アウト気味なハーモニーの説明にはモンクやショーターの採譜がやたら多かったり。つまり実際にプレイされた音の心地よさにあとから理屈をつけるという、本来「理論が生まれる」ときの順序にそって説明されるので非常にわかりやすいわけです。
そもそもペンタトニックの説明の前にアウトサイドの演奏について説明されているだけでこの本が一線を画していることを表していると思います。
税込7980円の値段もこの価値からすると決して高くない、むしろ安い、と思いました。まだ1/4くらいしか読んでませんがなんとか最後までやれそう。(おかげで昨年買ったはいいけどあんまり弾かなかった電子ピアノが大活躍でよかったよかった)
楽器店でみかけたらまずは一度立ち読みでもしてみてくださいね。


目次はアマゾンに掲載されてます。
4754930789マークレヴィン ザ・ジャズ・セオリー


Amazonで詳しく見る


アマゾンでは現在在庫なしですが、ATNによれば現在重版中ということでもう少しすれば在庫されるのではないかと思います。

もちろんATNのサイトでも注文できます。
http://www.atn-inc.jp/3078.htm

私もATNのサイトで注文しました。注文翌日発送翌々日着でした。ちなみに決済は代引、玄関でのクレジットカード払いでした。送料・手数料も無料で定価の7980円だけで入手できます。
僕が買ったのは初版で、2、3カ所誤植や譜面の簡単な間違いがあり、修正された別刷りページが挟まってました。重版ではその点は訂正されているはずです。というわけで、通販でなく店頭で買われる方は、初版でないことを確認してから買われるほことをオススメします。不安な方はATNのサイトから買うのがベター。

タグ : ジャズ 教則本

21:29  |  この記事のみ表示  |  ジャズ  |  TB(0)  |  Comment(2)  |  Top↑
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